木曜日のドラマ 『特命係長・只野仁』 『ありふれた奇跡』 『リセット』

特命係長・只野仁』第3話



只野(高橋克典)は、黒川(梅宮辰夫)に呼び出されている。
この半年間で、企業スパイによって電王堂のプロジェクトの情報が
外部に漏れ、コンペに落ちるという不祥事が立て続けに3件も
起こっていることを説明。
今度、第1企画部でUV化粧品の新製品を売り出す企画を
コンペに出そうとしているが、コンピューターで情報を盗まれ
そうになったという。
しかし、2重にブロックしていたため未然に防げた。
アクセスパスワードは、総責任者のやり手の美人、第1企画部の部長
一の瀬香(鈴木砂羽)しか知らない。
万が一コンペに落ちると、電王堂が多額の損失となり、顧客の信用
もなくすと状況を話す。
黒川は只野に第1企画部へ異動し、企画の漏えいを防ぐと共に、
社内スパイを探り出し捕まえるよう特命!!


総務2課に戻ると只野は早速、第1企画部への異動の準備をしている。
そんな姿を見て、佐川(田山涼成)、一恵(蛯原友里)たちは
さみしそう。
佐川は仕事が務まるのか心配し、すぐ戻ってこれるように頼むという。
社員の女子たちは一の瀬のことを、美人アラフォーの仕事人間と
言い放題。
そんな中、只野は第1企画部へ異動。
すると、一の瀬は部下からも慕われていて、いい雰囲気だった。
さりげなく一の瀬を見ている只野。そんな時、一の瀬に1本の
電話が入り、怪しいと思った只野は森脇(永井大)と後を追う。
一の瀬は資料を見ながら歩いていると、足がつまずき資料を
ばらまいてしまう。
そこへ、拾うのを手伝う霧島翔太(川野直輝)。
森脇はそれを見て只野に、電王堂王子と呼ばれ、女子社員から
1番人気の男だと教える。
その場にいた只野たちは、一の瀬に霧島が告っているのを聞き、
2人の関係を知る。


翌日、只野は企画部に異動になって仕事でいっぱいいっぱいの中、
森脇と調査ミーティング。
一の瀬を恨んでいる平川部長補佐(内藤典彦)の名前があがる。
一の瀬と同期の平川は部長の職を競り合って一の瀬に負け、
平川は女を武器に出世したと噂を流すほど荒れているという。
しかし、ファッキングして情報を盗もうとした形跡が平川の
パソコンからは見つからなかったという。
そして、霧島は半年前電王堂に、途中入社と報告する森脇。
只野は霧島が気になり、森脇に詳しく調査を依頼する。
その後、只野は第1企画部に戻り、平川の様子をチラリズム
しながら調査している。
そんな時、一の瀬から声をかけられ歓迎会の話をされる只野。
そこへ只野を心配して見に来ていた佐川だが少し残念そうな面
を出しつつも安心する。


調査していた森脇によると、霧島は公私ともに評判がよく、
その甘いルックスとは裏腹にたくさんの女性からの誘いにも
軽々しく応じないと只野に報告する。
その頃、霧島は一の瀬に差し入れ。一の瀬は年齢や立場も違うと断るが、
霧島は男と女には違いないといいながら、身体の心配していた。
そんな時、一の瀬のパソコンに嫌がらせメールが送られ、
動揺する一の瀬に霧島は強引なアプローチをかける。
そして、一の瀬を諦めないと言い切った。
その頃、マヤ(はるな愛)のバーで只野と森脇は霧島を怪しんでいた。
人気のある霧島が、何故、一の瀬に近づくのか疑惑を抱く。
そんな時、只野が持っていた霧島の写真を見たマヤが、
以前40過ぎの女性がこの男と
婚約したけど結婚できるか・・・という話をしたことがあるという。
しかし霧島には、女の噂は全くない。
すると、熟年のキャリアウーマンだったから隠していた
のでは・・とマヤはいう。
只野は一の瀬かと思い、マヤに写真を見せるが、一の瀬ではなく
他の女性と判明。
新たな情報を入手し、森脇は飛び出して行った。


翌日、調査不足だった森脇は、改めて霧島を調査し、半年で3人の
女性と付き合っていたことを只野にいう。
しかも、交際していた女性3人とも、熟女で情報洩れの
プロジェクト関係者だったことが発覚。
3人の写真を見た只野は1枚の写真を手にして確かめようと
調査を開始。
只野は霧島の交際していた宮崎ヤヨイに近づき、
男と女の関係に・・。
そこで、只野は20代の男性と婚約していたことの話しを聞く。
宮崎が付き合っていた時、極秘のプロジェクトを担当して、
その男性に手伝ってもらっていたという。
でも、プロジェクトの情報が洩れて失敗。
それで、その男が失敗したのは自分のせいと責任を感じて、
サヨナラ・・。
プロジェクトが始まると同時に恋も進行し、それが終わると
同時に恋もサヨナラ。
只野は霧島クサイと気がづく。


翌日、電王堂では、一の瀬が霧島からの差し入れで感謝していた。
拒んでいた一の瀬も霧島に心を許し始める。
現場を目撃していた只野と森脇は危機感を持つ。
その後森脇は、メールボーイとして社内を歩き、一の瀬のデスクの
手帳に盗聴器を仕掛け、様子を窺うことに。
一方、只野も霧島に接近。そして、宮崎の話を振ると、
さわやかな笑顔の裏に隠された彼の恐るべき素顔をのぞき、
本性を知った只野は、疑惑を深める。
そして只野は賭けに出た。
裏の只野に変身して、一の瀬に接触。そこで霧島がUV化粧品の
プロジェクトをファッキングして盗もうとした事実がわかったという。
すると、一の瀬は動揺しながらも自分が責任を持って解決すると
いってきたのだ。
その後突然、霧島の部屋に一の瀬は訪れ、自ら身体を張った賭けに出た。
そこでパソコンのパスワードの話しを持ち出し、今までは好きだった
人の名前だったけど、今は変更したことを霧島に教えるのだ。


翌日、一の瀬は出勤すると同時に気になったパソコンをダッシュ
確認し、ショックを受けていた。
その後、霧島を呼び出し、一の瀬のパソコンを開けたことを問いただす。
そして、自分意外が開けるとわかるようになっていることを伝える。
動揺する霧島がごまかそうとするが、スパイと知った一の瀬は、
霧島が求めているものは銀行の金庫に預けているという。
霧島ならやり直せるから辞表を出しなさいと告げる。
その状況を盗聴器で把握する只野と森脇。
社内スパイは霧島であると確信するが、只野は何かさえない表情。


そんな矢先に、一の瀬は不審な男たちにファイル目的で襲われかける。
そこへ、霧島登場!!
不審な男たちは霧島の仲間にも関われず、一の瀬をかばい、助けだす。
そして、これまで自分がやってきたことに後悔していると
反省のいろを見せる霧島。
ファイルは絶対に渡すなという。
そんな時、その男たちに見つかり、霧島によくも裏切ってくれたな〜と
襲いかかる。
霧島は殴られながらも、一の瀬を逃がす。
すると、霧島から電話がかかってきて、でてみるが、
霧島ではなくその男から。
ファイルと交換に霧島を助けるという脅しの電話だった。
渡せないとはいったもの、指定された場所にファイルを持って行く。
そして、男たちに渡す・・・。
その瞬間、霧島の様子がコロッと変わり、その男たちとはグルで
騙されたことに気づく。
一の瀬は必死にファイルを取り返そうとするが、
取り押さえられてしまう。
仕舞いには、霧島の正体を知った一の瀬、男たちから刃物を
向けられ絶対絶命。
その瞬間、只野と森脇登場!!
一の瀬が純愛路線に弱いと見せかけ罠をかけたと煽る只野に
霧島カッチーン。
只野を襲いかかる男たち、しかし、ひょひょいのひょーいとやっける。
最後に鉄パイプで襲ってくる霧島に一発キックでやっけた。
特命は無事終了!!


その後、一の瀬は自分を守るために、罠をかけたと偽ってくれた
只野に気づく。
そして、仕事オンリーだった一の瀬の心の隙間に、霧島が現れ、
心がなびいてしまい、ファイルを渡したことを後悔する。

翌日、特命捜査が終わり、総務2課に戻った只野。一恵たちは大喜び。
一方、責任を感じた一の瀬は辞表願を黒川に提出していた。
一の瀬が会社を去ろうとした時、只野と出会い、
あなた、私の・・・・最後の部下だったのねっ。頑張って!!
と声をかけられ、その去っていく一の瀬を見てジーンと
感じていた只野でした。



第3話でしたが、只野は女心をわかっているからもてるんだろうな〜。
一の瀬のプライドを守った優しさがカッコイイもん。
今回は、20代男性のスパイがファイルのために美人アラフォーを
騙す話でしたが、なんか途中で犯人もわかっちゃって、
その後も残念ながらパッとしなかった・・・。
今回は、★★の面白さでした〜。
次回に、期待・・・。