木曜日のドラマ 『リセット』 『特命係長・只野仁』 『ありふれた奇跡』

『リセット』第10話



陽介(葛山信吾)は千春(愛実)と結婚するが、同じ会社の二股相手だったひろ子
酒井彩名)は、千春と結婚する陽介を納得できなかった。
そんな中、結婚お祝いパーティーを開いてもらった陽介と千春は、祝福されながら
会社の仲間たちと盛り上がる。
だが、幸せな2人に嫉妬するひろ子は、部長の木下(林和義)にお酒を注いでもらい、
陽介を忘れようとやけ酒を飲んでいた。


パーティー後、帰宅した陽介と千春は、ようやく2人きりになる。
陽介が幸せにするよと誓うと、十分、幸せと返す千春。
千春は結婚した途端に壮大な邸宅に住むことができたと新婚生活に満足していた。
だが、陽介はマイホームは親の力だから自分の力で幸せにすると千春に約束した。
その言葉を受けて喜ぶ千春は、陽介に抱きつき、キスをする。
新婚ほやほやの2人がラブラブな雰囲気になっていると、陽介の携帯電話が鳴る。
電話の相手は、ひろ子だった。
助けて…と啜り上げながら訴えるひろ子の声を聞いた陽介は、千春に木下部長が飲みすぎ
て病院に運ばれたと嘘をつき、急いでひろ子の元に向かった。


ひろ子は、木下部長に強引に誘われてラブホテルへ連れて行かれていた。
そんなひろ子はその誘いを拒んだが、ついて来なければ契約社員の契約を切ると脅されたのだ。
陽介が事情を聞いているとシャワーを浴びて出てきた木下部長と対面する。
本当に違うんだと連呼して否定する木下部長に陽介は、気まずそうにしながらひろ子と
部屋を出て行った。


翌日、会社に出社した陽介は木下部長に呼び出され、変な噂を立てたら会社を首にすると
脅される。
その直後に陽介は、お局社員の宇多子(猫背椿)に呼び出されて資料室に行くと、
そこには、ひろ子もいた。
陽介は、昨晩の事情を聞いた宇多子やひろ子から木下部長の行為を会社に告発して欲しいと
頼まれ、常務に部長の行為を報告する。
だが、陽介は上司を告発したことで台湾へ左遷が決まってしまう。


その夜、陽介が帰宅するとひろ子が訪ねてきていた。
ひろ子から木下部長の告発や陽介との交際を聞いた千春は、陽介に別れようと言い出し、
家の権利書を渡す。
そんな千春は、陽介に慰謝料として家の名義を自分の名前にして欲しいと頼み、
契約書にサインしなかったら、ひろ子を殺して自分も死ぬと包丁を手にした。
ひろ子は、やれるものならやってみなさいよ。殺せないくせに…と千春を挑発。
煽られた千春はひろ子と大喧嘩。怒った千春がひろ子を刺そうとすると止めに入った
陽介の太腿に包丁が突き刺さる。倒れ込む陽介が救急車を呼ぼうすると携帯電話が鳴る。
その時、人生をリセットできる謎の人物・アンリ(田中直樹)が登場!!
告発したことを後悔している陽介は、YESを選択。


木下部長を告発する前まで人生をリセットした陽介は、宇多子やひろ子から告発して
欲しいと頼まれるが、断った。
すると、ひろ子は宇多子に陽介と2人にして欲しいと頼み、告発を拒む陽介を必死に説得。
最後の頼みも聞いてくれない陽介が許せなくなったひろ子は、制服のシャツを自ら
引き裂くと助けを呼んだ。
その現場を通りがかった宇多子は心配してひろ子に声をかけるが、ひろ子は泣きながら
その場を走り去った。陽介は宇多子からひろ子に何をしたのと疑われる。


それから数日間、ひろ子は出社せず、連絡も途絶えた。
陽介は、ひろ子のことを気にかけ心配するが、千春は、何も知らず幸せな新婚生活を
送っていた。


そんなある日、陽介が帰宅すると宇多子が訪れていた。
宇多子から聞いた千春は、ひろ子に乱暴した陽介を問い質す。
そんな陽介は、宇多子からひろ子が自殺して亡くなったことを聞く。
宇多子は、自殺現場の写メやひろ子が残した遺書があると話し、
遺書を読み始める。
私は、陽介に捨てられたあげく、会社で辱めを受けました。
もう、生きていけません。
お父さん、お母さん、今までありがとうございました。
陽介、恨みます。さようなら。
読み終えると、宇多子は、警察にも通報していないひろ子の自殺は、自分だけしか知らない。
公になる前に死体を処理してあげると話し、その代わり、サインしてくれる?と
交換条件を出す。それは、離婚届と婚姻届だった。
そんな宇多子は、千春と別れて陽介と一緒になろうと告げる。
すると、千春は、そんなことはさせないと包丁を手にした。
そんな千春は、陽介を永遠に自分のものにするといい、陽介に包丁を向けて刺そうとすると、
止めに入った宇多子の腹部に包丁が突き刺さる。宇多子の死を確認する千春。
こうなった原因は、陽介のせいと罪を押し付けると、千春は、別れようと告げる。
そして、こんな状況にもかかわらず、陽介に慰謝料として家の権利書にサインを頼み、
自分で宇多子の死体を処理する。
陽介が自分のせいでひろ子や宇多子が死んでしまったと後悔していると、携帯電話が鳴り、
アンリ登場!!もう一度人生をリセットできるという。
YES・NO選択に迫られた陽介は、YESを選択。


太腿に包丁が突き刺さるところまで人生をリセットした陽介は、救急車を呼ぼうとするが、
千春とひろ子から家の権利書にサインしてから救急車を呼ぶと携帯電話を取り上げられる。
仕方なく陽介がサインすると、権利書を手に入れた千春は、ひろ子と一緒に喜ぶ。
陽介がそんな2人に疑問を抱くと、ひろ子と千春は暴露する。
陽介に二股をかけられていたことを知っていた2人は、この家をもらおうと結婚する前から
計画していたのだ。千春は、陽介の魅力はお金だけ…と告げる。
2人の罠にかかったことを知った陽介が衝撃を受けていると、そこに宇多子が現れた。
すると、宇多子は2人に相談され、自分が計画を考えたと暴露。
それを聞いた陽介は、1回目のリセットの時、宇多子が刺されたのも芝居だったことに気づき、
リセットすることはなかったことが判明。
そして、木下部長は、千春とひろ子に浮気しようとしつこく迫っていたのだった。
そう暴露した千春たちは、お芝居はもう終わり…、この家は私達のものだから出て行ってと命令。
陽介は、救急車は!!と訴える。
すると、宇多子は、陽介に救急車を呼ぶと言いつつも、婚姻届にサインを求める。
その攻撃に陽介は、助けて〜と叫び、誰かに助けを求めるのだった。



第10話でしたが、二股をかけた陽介も悪いけど、女の恨みは、恐いですね。
陽介は、リセットしてもしなくてもひろ子・千春・宇多子から罠にかけられていたってことだぁ!!
しかも、宇多子の死も嘘。ってことは、1回目のリセットでひろ子の自殺も全て計画…。
ひろ子と千春は、陽介のお金が目的だったけど、宇多子は、陽介と本当に結婚したかったんだろうね。
2人とは、違った恐さがあって面白かった♪