金曜日のドラマ 『ラブ シャッフル』 『歌のおにいさん』

『ラブ シャッフル』第9話



啓(玉木宏)と愛瑠(香里奈)、諭吉(DAIGO)と芽衣貫地谷しほり)、
正人(谷原章介)と旺次郎(松田翔太)、3組ともキスはしなかった…。
海里(吉高由里子)が突然、旺次郎(松田翔太)の部屋からいなくなってしまい、
啓と愛瑠は、海里の行方が分からず徐々に様子がおかしくなる旺次郎を心配する。
しかし、正人(谷原章介)だけは冷静な態度で旺次郎に甲斐甲斐しく世話をしていた。
そんな正人の態度に、愛瑠は楽しそうね!ワザと旺次郎の心を壊してそこに入り込もう
としているんじゃない?と正人を非難する。
信じがたい啓は愛瑠の発言を諌めるが、正人は愛瑠の糾弾発言を肯定。
そんな正人は、レベルの低い君たちとの会話は苦痛だった…と2人に微笑む。
啓と愛瑠は正人の開き直った態度に愕然となる。


その後、愛瑠は玲子(小島聖)を呼び出し旺次郎のことを相談する。
すると玲子は、海里は正人の部屋に遺体となって隠されているのではと言い出した。
一方、啓は諭吉にも海里の捜索を依頼する。諭吉は探偵を雇って海里を捜索すると
快く引き受けた。だが、啓は頼み事ばかりしていることに心を痛める。
そんな啓に諭吉はタラちゃんズなのに水臭い…と励まし、いつものように啓と諭吉は
言葉のかけ合いをするが、諭吉は本調子に乗れない。
すると諭吉にも啓にお願いしたいことがあると切り出した。
それは、芽衣を自分に譲って欲しいというものだった。
諭吉は、芽衣さんの気になる人は、僕の事なんですといい、
その上で芽衣を譲って欲しいと啓に土下座する。
しかし、啓は諭吉の申し出を取り合わず、その場を後にした。
その日の夜、芽衣と会う啓は、2人が結婚することに不安を抱き、
芽衣の心の中が気になっていた。


翌日、啓は落ち込む旺次郎を公園へ散歩に連れ出して励ますが、旺次郎の姿に居た堪れなく
なった啓は、旺次郎を置き去りにして1人で帰宅。
そんな啓を責めつつも玲子の発言に触発された愛瑠は啓と共にマンション内を捜し回るが、
海里は見つからなかった。
そんな矢先、正人はマンションに戻ってくる。愛瑠は、海里を殺したの?と正人を問い質す。
正人は、だとしたら…と曖昧に返した。すると、愛瑠はあたしの好きな正人ではない、
怪物よと泣きながら正人を引っ叩いた。そんな愛瑠を制す啓は正人を信じると正人を見つめる。
すると正人は、海里は生きていると2人に微笑みながら打ち明ける。
海里は普段、駅前のネットカフェにいて食料は正人が届けていた。
そんな海里は今は旺次郎のいる公園にいるという。
本当の海里の誕生日は来週だった。
だが、正人は海里の自殺を食い止めるために海里を1度消して、後の世界を現実に海里に
見させようと考えていたのだ。
それは、亡くなった海里を想う旺次郎の変わり果てた姿を海里に見させて自殺を踏みとどまらせる
というものだった。
正人は亡くなった恋人の想いを重ねて、自分の苦しんだ姿を恋人に見せたら恋人も死なないでいた
かもしれないという祈りからこの方法を編み出したのだ。
そんな正人は、心を痛めている旺次郎には悪いことしたが、医者として海里を死なせることは
出来ないと啓と愛瑠に告げた。
啓と愛瑠は正人と分かち合い、3人は海里にその祈りが届くように祈る。
そして、全てを2人に明かした正人は、もう1つ頼みがあるという。
旺次郎の立ち直った姿も海里に見せたいというのだ。
人間らしい感情がタナトスからエロスに繋がる細い糸。
つまり、海里に愛=ジェラシーという感情を持たせようとしていた。
その頃、芽衣は呼び出した諭吉に気になっている人のことを明かしたことを問い質す。
すると、諭吉は、啓に芽衣を譲ってほしいとお願いしたと言い出し、
結婚式直前に控えている芽衣は、混乱。
そんな芽衣に諭吉は、大好きです、愛してますと告白。
芽衣は、幸せを妨害するの?と身勝手な発言をする諭吉を非難する。
だが、諭吉は、愛することにプライドはないと言い放つ。
そんな諭吉に芽衣は、気になる人が諭吉なのは確か。でも勘違いだった。
もう2人で会うのは最後にしようと別れを告げた。


一方、夜の街を歩いていた旺次郎は、たちの悪そうな男たちに絡まれ、殴られるが、
落ち込む旺次郎は、何も抵抗せず、道路に倒れこんでいた。
すると、そんな旺次郎の前に海里が現れる。
傷だらけでフラフラになりながらマンションに戻った旺次郎は、啓、愛瑠、正人に
海里の幻覚を見たと苦痛を訴えた。
しかし、正人の考えを聞いている啓と愛瑠は、疲れているから、気のせいとしか旺次郎に返せない。
そんな啓は、旺次郎を励まそうと変顔を見せ旺次郎を笑わせるが、啓は旺次郎の姿に心を痛める。


正人の元へやってきた玲子は、離婚しようと決意を固めていた。
玲子の夫・上条(尾美としのり)には、長い間、若い愛人がいたことが発覚。
玲子は上条に浮気を指摘したが、上条は悪びれた様子もなく認め、
自分を愛していなかったことを知った玲子は離婚を切り出したのだ。
夫婦でいる意味がなくなったが、玲子の父の地盤を継いで選挙に立候補する上条は、
その選挙が終わるまで離婚はしないといった。
玲子は、上条の名前を利用されるだけ利用して、その後なら離婚してもいいという
上条を許せなかった。
だが、調停離婚に持ち込んだら、誰の子かも分からない子を妊娠している玲子の方が圧倒的に
不利だった。
玲子は、あんなにほしがっていた子供なのに皮肉よねと残念そうにいう。
そんな玲子は、上条を愛していた。
そして、子供をおろす決心した玲子は、知り合いの病院を教えてほしいと涙を浮かべながら
正人に頼むのだった。
だが、玲子の本心ではないことに気づいていた正人は、手術の件もう1度考え直したら?
と玲子にいう。
そして、正人は過去の恋人がある女性を好きになり、自分が責めて自殺してしまったのかも
と推測。そんな正人は自分の絶望と孤独を明かした。
一方、旺次郎は、海里の言葉を思い出して復活。
カメラと向き合って写真を撮り始めた。海里は、そんな旺次郎の姿を側で見つめる。
旺次郎は、この前絡まれたたちの悪い男たちを待ち伏せし、リベンジ。
男たちを殴り返した旺次郎は、倒れこんだ男たちまでカメラで撮るのだった。
愛瑠は、五郎(袴田吉彦)に姉・美恵(梅宮万紗子)を紹介され、3人で食事する。
その別れ際に、愛瑠は、無理に構おうとしなくていいよと吾郎にいう。
愛瑠が、例えば…好きなのと話した内容は、啓のことだった。
その頃、啓は芽衣に旺次郎のことや海里のことを打ち明ける。
正人の言葉を受けた啓は、自分が消えたら、自分のことを心が壊れるくらい想ってくれる人が
いるのか?と不安になる。
そんな啓に芽衣は何言ってるの?私達、結婚するんだよと啓の不安を断ち切った。
その別れ際に啓は、思ったことを口に出してほしいと芽衣にいう。
啓が、例えば…嫌いじゃないと話した内容は、愛瑠のことだったのだ。
帰り道に海里と出会った諭吉。
海里は、旺次郎の前に姿を現せないことで、諭吉は、親友の啓、愛する芽衣を1度に
失ったことで涙を流す。そんな2人は氷をガリガリボリボリ。


愛情に飢えている啓は、恋人でも友達でも誰でもいい、たった1人でもいいから
自分のことを想ってくれる人に会いたい…と願うのだった。




第9話でしたが、啓は、芽衣ではなく愛瑠に気持ちがある?そして、愛瑠も啓へ…。
海里は、生きてましたねっ。良かった…。
でも、海里を想う旺次郎だけ、海里のことを何も知らず残酷。
徐徐に復活してきた旺次郎だけど、海里は、旺次郎に刺激を受けて生きる道へ?
ラブシャーに参加した8名は、どういう展開になるんだろう??
いよいよ、最終回…。