木曜日のドラマ 『ありふれた奇跡』 『リセット』 『特命係長・只野仁』

ありふれた奇跡』第9話



加奈(仲間由紀恵)は、四郎(井川比佐志)に翔太(加瀬亮)との結婚は許可できないと
言われたことや、それが原因で静江(八千草薫) が貧血を起こしたことで気持ちが混乱。
そんな加奈は、翔太への想いがわからなくなり、翔太からの謝罪メールにも返事が
できずにいた。


昨晩、組の所長のところに行っていた四郎は、翌朝、翔太や幸作(松重豊)に
取引先のビルが倒産し、引継ぐ摂取が見つかるまで工事をしばらく中断すると報告。
四郎は、それまでの仕事先を幸作に見つけ、公共工事の応援に行くようにいう。
しかし、左官見習いの翔太には他の仕事が見つからなかった。
翔太は、仕事の話ではなく、加奈に言ったことで四郎を責めるが、四郎の意思は変わらな
かった。そんな四郎に苛立つ翔太は、今の世の中は少子化だと幸作に訴える。
加奈からのメールの返事がこない翔太は、加奈に会う勇気が持てないでいた。
そんな翔太に藤本誠(陣内孝則) は、将来より今を大事にして、今はとにかく加奈に
会うべきだとアドバイスをおくる。
誠の言葉に賛同する加奈は、心配ごとはすべて忘れて、今だけを生きよう。
お互い家族のことや仕事も忘れて、お互いの今だけで会おう。
いろいろなことが重なって自分を見失っているのかもしれない。
何も知らない初めて会った者同士として会おうと翔太にメールで提案する。


休日、加奈と翔太は公園で初対面の振りをして会うことになった。ぎこちなさがありつつも、
初対面を装ってそれぞれ架空の自分や家族を作り出して会話やデートを楽しむ2人。
すると、加奈が突然、ホテルを予約してあるの。行こうと言い出した。
驚きしばらく沈黙した翔太は、それを断った。
加奈がこれを最後にもう会わないつもりであることを察したのだ。
翔太は、そんなのは嫌だとその場を去った。
田崎家に戻ると事務所にいた四郎の元へ行き、改めて結婚の意思を告げる翔太だが、
四郎も反対の意見は変えない。そこへボストンバッグを持った重夫(風間杜夫) が現れ、
翔太に連絡先のメモを渡すと家を出て行った。
連絡先の住所に戸惑う翔太に四郎は、律子(キムラ緑子)のところだと明かした。
律子のことを快く思っていない四郎は、今更、律子を田崎家に戻せないと重夫に
いっていたのだ。
その頃、桂(戸田恵子)は、突然、加奈に呼び出されホテルへ来ていた。
翔太との関係を聞く桂に加奈は別れたことを告げる。
桂は、翔太を批判しながら、もっと大人で子供なんて眼中にない男性はいくらでもいると
加奈を励ます。
そんな中、桂は、妊娠して外国で中絶して子供を産めなくなって、
親より大人の経験をして苦しんでいる加奈に戸惑っていると明かした。
一方、中城家にいる静江と朋也(岸部一徳)も加奈の事実を受け止めつつも、
加奈に対してどう対応していいのか戸惑っていた。


翌朝、桂は自分の過去の不倫を告白した。
そんな桂は、ご清潔な母親が娘の不始末を見下して、何か言ってるんじゃないと言いたかった。
あったことは消えないけど、自分を責めすぎないで元気だそう。誰かいい人見つけようと
加奈を励ました。
翔太がスーパーから田崎家に戻ると、誠が訪ねてきていた。
上機嫌で相手をしていた四郎だが、誠が加奈とのことを応援すると発した一言で態度が一変する。
そんな四郎を必死に制する翔太。
とりあえず、翔太と誠は近所の飲食店に場所を移し、話をする。
誠は、子供がいるのといないのとでは全然違うから四郎の気持ちもわかるという。
そんな誠に、翔太は自分の気持ちを素直にぶつけた。
その後、翔太はそのまま2人の関係が終わるのが怖くて逃げたと加奈に謝罪メールを送ると、
加奈からは、子供はいらないと翔太が何度言っても不安が残って駄目なの。その不安が治まるまで
会わないでいようと返事がきた。
重夫に呼ばれ、居酒屋に来た翔太。威勢のいい声が聞こえ厨房を見ると、そこで元気よく律子が
働いていた。翔太は、そんな律子の姿に驚きながら重夫を見つめる。重夫は、そんな目で父親を見るな
といいながら笑い出す。すると、翔太も笑みを浮かべ、笑い合う2人。
一方、加奈は、いつも通りに働いていた…



第9話でしたが、大人の恋愛って複雑ですね。
加奈は桂に翔太と別れたと告げ、翔太に会わないでいようと言ったけど、翔太は?
そんな2人の関係は終わってしまうの??