火曜日のドラマ 『トライアングル』 『神の雫』 『メイちゃんの執事』 の豪華な3本立て

『トライアングル』第9話



25年前の事件現場の河原に立つ亮二(江口洋介)の前に信造(北大路欣也)が現れた。
亮二は、佐智絵と志摩野(堺雅人)の殺害に信造と均(大杉漣)が関与しているのでは
ないかと迫るが、信造に確実な証拠がない限り、真実とは言えないと突き放される。
一方、丸山(小日向文世)も亮二を救うために捜査に乗り出す。
丸山は、自分の名前を使って偽造パスポートで上海に渡り、志摩野を殺害したのは、おそらく
均である。それに信造が関与しているのではないかと亮二の考えを舜(稲垣吾郎)に明かす。
そして、25年前の事件の記憶に苦しみ続け、人を信じる力をなくした亮二を早く、
楽にしてやりたいと舜に話す。


犯行の証拠を掴もうと動き始めた亮二は、均の会社で聞き込み捜査をするが、けんもほろろ
追い返されてしまう。仕事で上海にいる均ではなく誰かが社員に箝口令を敷いたらしい。
丸山によれば、亮二が上海にいたころ、日本の取引先で均に会った者は誰もいなかった。
つまり、志摩野が殺害された時、均が日本にいなかった可能性が出てきたという。
だが、亮二は、それだけでは証拠が弱い。確実な証拠がない限り、真実と呼べない。
均が上海から戻って来る前に、もっと確かなものを見つけて、徹底的に追い込むと丸山に
いうのだった。
均に対する疑いを深めた亮二は、早速、佐智絵の殺害時の均のアリバイを清子(風吹ジュン)に
尋ねる。清子は、佐智絵が自分の子なのかと疑っていた均の言葉を思い出し、
まさか主人が佐智絵を?血の繋がらないサチ(広末涼子)にも優しいのに考えられないと動揺する。
そして亮二は、均への疑念をサチに明かす。均が佐智絵を新藤(宅麻伸)の子だと
思っていたとすれば、新藤への憎悪が佐智絵に向かい、新藤を犯人に仕立て上げ、
殺したとも考えられる。亮二の話に取り乱すサチに、亮二は、君は佐智絵ではない、サチとして
真実を受け止めよう。俺も一緒に受け止める…。
そんな矢先、丸山から連絡を受けた亮二とサチは、均の愛人のマンションへ向かった。
亮二とサチは、管理人から鍵を借りてきた丸山と一緒に留守中の部屋に入り、
亮二と丸山は捜査を開始する。
そんな中、亮二が薬品らしきものを発見。志摩野殺害に使った毒物かもしれないと怪しむ丸山は、
早速、鑑識に持って行く。


その頃、唯衣は、呼び出した舜と会っていた。
舜に信造と何を話したのかと問われた唯衣は、何も言わなかった。
だが、唯衣は、あなたのお父さんは犯人をどうして捕まえなかったの?
25年前に解決出来なかったの?だから兄は疑っているのでは?と舜に問い返し、その場を去った。
その後、舜は、信造の元へ向かい、親父が宮部(浅野和之)に電話をかけさせたのでは?
すると、信造は、自分であることを認め、事実だけを見つめろ!と15年前に起こった火災事件の
資料を舜に渡す。それには、八ヶ岳で別荘が全焼し、家族のうち3人が亡くなった事件の犠牲者が
亮二の両親と兄だったことが記されていた。
早速、舜が唯衣(相武紗季)にこのことを尋ねると、唯衣は信造にも同じことを
聞かれたと言い、亮二が事件について何も語りたがらないことを明かす。
舜は、その事件が気になり、捜査開始。


鑑識の結果、愛人宅の薬品は志摩野殺害に使われた毒物だと判明。上海から帰国する均に事情を
聞きに行くと言う亮二を幼い頃、均と清子に連れられて来た水族館に誘うサチ。
そして、佐智絵としてではなく、自分の人生を生きると決意したサチは、25年前の真相も
もうすぐ明らかになる。これがあなたと過ごす最後の時間と告げ、亮二とパリで初めて会った時の
ように思い出の場所で亮二と楽しいひとときを過ごすサチだった。
その頃、綾子(片岡サチ)と25年前のことを話していた秋本(佐々木蔵之介)は、
忘れていた当時の出来事をふと思い出す。
秋本はある人物と接触していたことを…。
亮二は、上海から帰国した均と会う約束を取り付ける。丸山は自分も同行すると言うが、
亮二はこれで最後にすると丸山に告げ、1人で均のもとへ向かう。
しかし、丸山は、目の前に犯人がいたら殺すと言っていた亮二が心配になり、同行しようと決意。
ロッカーで支度をする丸山は、何かに気づき呆然。
サチに慌てた様子の丸山から電話が入った。ロッカーから丸山の拳銃が消えていたというのだ。
亮二が均と決着をつけるために持ち出したに違いないと言う丸山は、サチから2人が会う場所を
聞き出して急行。サチも心配になり、現場へ急ぐ。


亮二からの呼び出しを信造に報告した均は、決着は私がつけます!と告げて待ち合わせた場所へ
向かった。均に歩み寄った亮二は、愛人宅で見つけた毒物をポケットから取り出して見せようと
する。それを拳銃だと思ったサチは、亮二を止めようと飛び出した。
その瞬間、一発の銃声が響き渡る。撃たれたのはサチだった。
均は、呆然として立ち尽くしていた。
亮二は、倒れこむサチを抱きかかえながら、大丈夫か?しっかりしろ!と必死に呼びかける。
すると、サチは、亮二さんが無事で…良かった…と微かな笑みを見せ、
亮二の腕の中で静かに目を閉じ…。そんなサチに亮二は、サチ〜と連呼して呼びかけるのだった。



第9話でしたが、サチがせっかく、自分の人生を生きようとした矢先に、撃たれてしまった。
25年前の真実を知りたがる亮二を殺そうとする均は、やっぱり全ての事件に関与しているの
かな??そして、信造も…。
次回も楽しみ…♪