日曜日のドラマ 『本日も晴れ。異状なし』

本日も晴れ。異状なし』第8話


普段と変わらず精力的に、且つ暑苦しく動き回る遼(坂口憲二)。
トロールする中、サトウキビ畑の収穫を珍しくサボっている光生(青木崇高)に声を掛けた。
光生は那瑠美島が幼い頃から何も変わってと思っていたが、片岡(遠藤憲一)に言われた
「この島は死にかけている」という言葉に戸惑っていた。
遼は生粋の島民である光生のこの言葉を喜び、過疎と少子高齢化が進むこの島が生き残る術を
考えようと提案する。
早速、2人はうらら(松下奈緒)にも意見を聞こうと下宿先に訪れ、
光生はその内容をうららに説明をするが、中卒のせいか上手く説明できずにいた。
しかし、それを聞いていた日名子(中塚みの)は、サトウキビ産業を従事してきて、
労働力不足や低コスト化の狭間に悩まされてきた光生の言いたいことを理解し、
その内容をうららに説明した。
そして、うららの意見をヒントに、過疎対策を考え、観光客を獲得するために、
とりあえず、遼たちは「へちま荘」のホームページのリニューアルに取りかかる。
ほどなく、ホームページはうららと日名子の頑張りで見違える出来になった。
すると早速、リニューアルしたホームページの効果が現れ、「へちま荘」に10年振りに
団体客の予約が入る。友子(平栗あつみ)や遼、うららたちは、大喜び。
この島の未来が変わる。大事なのはこれからだと意気込むのだった。


その後、公民館で遼を始め、育江(岡本麗)やナオミ(青山倫子)島民たちは、
観光客の獲得に歓声に沸く。
そこに、公平(半海一晃)と仙吉(近藤芳正)は現れ、光生は、リニューアルした
ホームページで収穫できたと自慢げに報告。
しかし、仙吉は、島全体のことまで考えれるようになった光生を褒めつつも、
人の力では変えれないこともあると告げ、
以前から教育委員会で話し合いになっていたことで生徒数減少により学校が廃校の
危機だと島民たちに打ち明ける。
それを受け、公平を始め島民たちも一気に悲観的な雰囲気になってしまった。
遼は、諦めているから何も変わらない!と熱弁するが、公平は、海とサトウキビと南十字星
だけのこの島に住み続けようとする人は誰もいないと言い放った。
公平のその言葉に島民たちは戸惑い、この島を変えることはできないと諦める。


その後、浜辺で佇む遼たちは、諦めきれずにいた。
そんな遼たちのもとへ、子供たちがやってきた。星太(丸山歩夢)が行逢いぶさを
ハーモニカで吹けるようになったというのだ。その演奏を聴いた遼やうららたちは、
「へちま荘」に来る団体客に向けた演奏会を開こうとやる気を取り戻す。
その後、日名子は友子に料理を教えたり、光生はサトウキビのジュースを用意したりと
その団体客のために精を尽くす。
そんな中、遼も島民の男性陣、久(本間剛)や春生(藤木勇人)たちにも協力してもらおうと
声をかけるが、聞き入れてもらえなかった。


その頃、新宿中央署の片岡は、拳銃の密輸組織の件に関与しているメンバーの1人が那瑠美島
の人であることが判明し、那瑠美島の人を調べることになり、
前科のある那瑠美島出身の立花(布施博)が疑われ、仕方なく取り調べをする。
片岡からその一件を聞いた遼は立花を心配する。
そんな遼は、過去に冤罪だった立花を逮捕したことに責任を感じていた。
遼は、冤罪だったら…これ以上傷つけたら立花は…と片岡に訴えかける。
すると、片岡は、遼だけは立花を信じてやれと告げるのだった。
その直後、キヌは駐在所を訪ねてきた。
遼の頑張りを見て、決心したキヌ(前田美波里)は、遼に自分が過去に犯した過ちを語った。
キヌがこの島に来て間もない新人教師だった頃、母1人子1人という親子に
出会った。やがて、その子供の母親は他界。キヌは、その子供の母親になろうと引き取った。
だが、疑似親子の関係は、壊れてしまった。
キヌは、その子供を最後まで信じることができず、深く傷つけてしまい、
その子供は、キヌ、そしてこの那瑠美島から去っていったのだ。
そのことで苦悩するキヌは、その子供に犯した過ちを償うために、死んでいくこの島に
残って生き続けていこうと決心していた。
この島を蘇らそうとする遼にキヌは、苦痛を泣きながら訴えかけた。
すると、遼は、キヌに立花はそんなことを望んでいないはずだと告げる。
それを聞いたキヌは、立花のことを知っている遼に驚きつつも、遼がこの島に来た理由も
立花のためなんだね…と問いただした。
その瞬間、遼たちは、けたたましい爆発の音を聞く。
遼は慌てて駐在所を飛び出し、その現場に向かうと、燃え上がる炎を見つける。
その現場は、「へちま荘」だった。
そんな中、遼は、「へちま荘」から慌てて脱出してきたうらら、友子、タケル(長嶺賢神)、
桃彦(中村靖日)と遭遇。全員が無事であることを確認する。
うららからオーブンが原因で火災事故が発生したと聞いた遼は、「へちま荘」の火事を
消火しようと試みるが、辺り一面に炎が広がり、「へちま荘」全体に燃え渡っていた。
遼は、その状況に驚きながらも島民たちに呼びかけ、協力し合って消火活動。
無事に火は消し止めたもの「へちま荘」の部屋の中は、丸焼けだった。
この島を変えたいと願う光生だったが、絶望的な状況になってしまった。
友子は、団体客の予約をキャンセルしようと観光客の収穫を諦めるが、
この島の復活が見たい。この島を変えたいと願う遼は諦めきれず、部屋の掃除をする。
島民たちもその願いを叶えようと遼に協力して、「へちま荘」の修理を手掛ける。
そんな中、みんなの協力もあり、「へちま荘」は、見違えるほど綺麗になり、
団体客を無事に迎える準備ができた。


しかし、団体客が来る当日、遼と島民たちは港で団体客を出迎えるが、
ドタキャンの連絡が入る。
落ち込む島民たちに、キヌは、来てもらいたいという気持ちを持っていれば、
また観光客は来てくれると励ます。
心が晴れた島民たちは、遼のおかげで最後まで諦めずにこの島を変えることができたと
感謝するのだった。
そんな矢先、梶井(宇梶剛士)の船に乗って立花が那瑠美島に…。




第8話でしたが、那瑠美島は、遼の活躍でどんどん変わってきてますね。
そして、キヌが過去に過ちを犯した人が立花だった…ってことは、
遼とキヌ2人は立花に償うために那瑠美島にいるってことですね!!
そんな2人のところに立花がやってきたわけですが、どんな展開になるんでしょか??
ん〜楽しみ♪゛