土曜日のドラマ 『赤い糸』 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』

『赤い糸』第8話



芽衣が赤ちゃんの頃。
マチ子(山口紗弥加)は、ベビーカーに芽衣南沢奈央)を乗せて幸子(渡辺典子)と歩いていた。
マチ子と幼なじみの幸子は、駆け落ち同然で家を飛び出して春生(浜田学)と結婚したマチ子を
心配していた。
幸子に春生の様子を聞かれたマチ子は、保護司の人に会いに行っている状況で、芽衣
生まれてから変わった話していた。
そんな中、2人は、ベビーカーに敦史(溝端淳平)を乗せて歩いていた夏実(山本未来
と出会う。マチ子に紹介された夏実と幸子は初対面の挨拶をする。
マチ子と夏実はアパートの部屋が隣同士で、夜働く夏実はマチ子に敦史の面倒を見て
もらっていた。その頃から、敦史と芽衣は仲良しだった。
ある日の夜、夏実の働くCLUBに訪れた村越(松田賢二)から夏実にしか頼めないことが
あると話される。


敦史は夏実のリハビリが順調であることを以前、お世話になった太田医師(鈴木浩介)に話した。
太田は、依存症を治すのは時間がかかると説明し、患者の家族としてまだまだこれからだよと
敦史を諭す。
一方、芽衣は、陸(木村了)と付き合い始め、昼間の高校に通う芽衣は、
陸の夜間高校の授業が始まる前に毎日会うことを約束する。
だが、ある日、芽衣は毎日会うのは止めないかと陸に提案する。
すると、芽衣は陸に頬を引っ叩かれてしまった。
家に帰ってきた芽衣の様子がおかしいことに、春菜(岩田さゆり)が気づく。
春菜の問いかけに、芽衣は、友人のことと前置きしてから陸の暴力を話す。
春菜は、そんな彼氏は最低だと非難するのだった。


登校した芽衣が陸からの謝罪メールを読んでいると、泣きそうな顔をした美亜(岡本玲
がやって来て、充(田島亮)と別れたと言う。充が他の人を好きになってしまった。
充から美亜は友達として好きなのと彼女として好きなのは違うと話され、
ショックを受けていた。
始業のチャイムが鳴ると、芽衣は美亜を励ましつつも、詳しい話は後で聞くと
教室に向かった。
放課後、芽衣は落ち込んでいる美亜の話を聞くから今日は会えないと陸にメールを送るが、
陸も大事な話がある!こっちを優先にして!と返信する。
そこで、いつものように会いに行くと陸の大事な話とは、日曜の予定だった。
そんな陸に、芽衣は明日こそは美亜と会いたいと告げる。
すると陸は、俺より美亜の方が大事なんだな。毎日会うって約束したのに、
守れないなら約束するなと芽衣を突き飛ばして暴れだしてしまう。
陸は、芽衣のことを信じたいのに信じさせてくれないと苛立っていた。


一方、今日は会えないとの芽衣からのメールが届いた美亜に、ミヤビ(平田薫)が
声をかけてきた。ミヤビに誘われた美亜は、村越のいる怪しい店に連れて行かれる。
そこでは、みんながドラッグをしていて、美亜は不安になる。
そんな時、美亜はミヤビにエクスタシーを渡される。愁(若葉竜也)のおごりだし、
エクスタシーをやれば、嫌なことも忘れることができる。
人生楽しく生きるためにも生き抜きが必要…一緒にやろうとミヤビたちに誘われる。


次の日、美亜は学校を休んだ。美亜と連絡が取れない芽衣は、夏樹(柳下大)や
優梨(鈴木かすみ)に相談。仲間たちは、ハンバーガー店に集まる。
そこに、敦史が麻美(石橋杏奈)と一緒に現れた。
中学時代の友人を心配する仲間たちを麻美が羨ましがっていると、芽衣がやって来た。
敦史の存在に驚きながらも芽衣は、コータ(山田ジルソン)から以前、美亜が充と
来ていて深刻そうに話していたことを聞く。しかし、芽衣と敦史は何も話さなかった。


翌日、芽衣は友人から美亜が評判の悪い愁と一緒だったらしいと聞く。
放課後、芽衣は陸との約束も忘れて美亜を探しまくる。
最初に美亜を見つけたのは敦史だった。
ミヤビたちと一緒にいた美亜から声をかけてきたのだ。
敦史は、美亜の不安定な様子や瞳孔の開きっぷり、そしてミヤビたちの存在で、
すぐさまドラッグの使用を疑う。
そこに芽衣も現れ、敦史と芽衣が美亜を説得し、美亜は、もうドラッグは絶対やらないと約束
するが、敦史はどうせまたやるよと決めつける。
そこに陸が現れ、陸は芽衣の事情も聞かずに引っ叩き、殴りつける。
帰りかけた敦史が、陸の声を聞いて引き止めに戻って来た。
敦史には関係ないと言う陸だが、敦史は放っておけるわけないだろと陸を殴りつけた。
すると芽衣は、陸を庇いながら敦史には関係ない。みんなに責められて1人でいる時、
側にいてくてたのは陸だった。私を助けてくれたのは敦史ではない。陸だよ。
今更、勝手なこと言わないでよ!!と怒鳴りつけた。
ショックを受けて帰る敦史を見つけた麻美は、敦史の様子に気づき、
何があっても敦史の気持ちを分かってあげられると言う。
そんな麻美は、私、本気だからと敦史を後ろから抱きしめた。


芽衣に暴力を振るってしまい、自己嫌悪に陥った陸を芽衣が訪ねて来た。
私達ずっと一緒にいようって約束したんだよ。だから、私を信じて欲しい。
私は陸のことを信じてるよと訴える芽衣に、陸は目が覚める。
そして、去って行く芽衣に大叶神社の祭りに浴衣着て来るようにと誘った。
祭りの日、陸は呼び出した敦史と神社で会っていた。
陸は、芽衣と別れたの理由を敦史に聞く。好きじゃなくなったら別れるだろうと敦史は返すが、
陸は敦史の嘘に気づいていた。
そんな陸は、芽衣と敦史の間には、目には見えない運命の赤い糸がある。
芽衣のことを幸せに出来るのは敦史だけだと告げる。
だが、敦史は、好きでもどうしょもないことがあるんだと言い捨て、陸と別れるが、
神社に芽衣が来ることを知り、ひそかに神社の木に隠れて芽衣を待っていた。
1人になった陸は、芽衣に電話しながらそのまま神社から立ち去る…。
神社には、陸に呼ばれた芽衣も来ていたが、芽衣は陸にも敦史にも会えないでいた。
そんな時、けたたましいプレーキ音が聞こえ、高校生が事故に遭ったと神社に来ていた
人たちが響めく。芽衣、そして敦史は慌てて事故現場に向かうと、
そこには…陸のカバンが落ちていた。


病院に運ばれた陸に、芽衣と敦史は付き添い、敦史は、陸から連絡が来て
神社に呼ばれていたことや自分と芽衣を会わせようとしていたことを芽衣に話す。
そこへ、連絡を聞いた美亜たちも駆けつける。
その直後、陸の手術?も終わり、手術室?から出てきた忠明(林和義)が陸の報告。
仲間たちの願いも虚しく陸は帰らぬ人となってしまった。
芽衣たちは、沈痛な面持ちで涙に暮れる。
そんな中、ふと気づいた芽衣は、携帯電話を取り出す。
すると、陸からの留守電が入っていた。
芽衣は、陸から残された最後のメッセージを聞く。
芽衣、今までゴメンな。自分に自身が持てなくて、自己中だった。
芽衣を苦しめてゴメンな。今、芽衣が会って話さなければいけないのは、
俺ではなく敦史だよ。俺、芽衣と一緒にいられて嬉しかったし、幸せだった。
でも、芽衣を幸せにできるのは、俺じゃない。
芽衣、俺のこと好きになろうとしてくれてありがとう。
これからは、中学の頃のように、普通に戻ろう。
苦しめたことを詫びる陸の声に、芽衣は号泣するのだった。




第8話でしたが、陸は芽衣のことが本当に好きだったんですねっ。
芽衣の心には、敦史の存在がいることも知っていた陸は、不安でいっぱい。
戸惑う陸は、芽衣を束縛、そして暴力というカタチになってしまった。
でも、芽衣と敦史には、絆・赤い糸で結ばれていて、
陸は、芽衣を思って、身を引いたって感じですねっ。
そんな陸が、事故でこの世を去るなんて…切ない…。
今後、芽衣と敦史はどんな感じに???