火曜日のドラマ『トライアングル』『神の雫』『メイちゃんの執事』の豪華な3本立て

『トライアングル』第８話

亮二（江口洋介）は２５年前、事件現場で体験したことをサチ（広末涼子）に明かす。
あの日の下校途中、亮二は河原の近くを通り、佐智絵の姿を見かけた。
秋本（佐々木蔵之介）と遊ぶ約束をしていた亮二は一度、家に戻り、再びその場所を通った。
１人でそこにいた佐智絵が気になった亮二は、周辺を見渡すが佐智絵の姿は見当たらなかった。
何処に行ったのかと思った亮二は、土手を降りて佐智絵を探していると…佐智絵の遺体を発見。
背後に気配を感じた亮二が後ろを振り向こうとした瞬間、動くな!後ろを振り向けばお前も殺す!
という犯人らしき男の声に恐ろしくなって佐智絵を置き去りにして逃げ出していたのだ。
亮二は男の声しか聞いていないが、男は亮二の姿を見ている。いつか亮二を見つけ出し、
口封じのために殺しに来るかもしれないと怯えながら生きていかなければいけないのか…
亮二を案じた兄の雄一は、黙っていた方がいい。今度は亮二が危ない。殺人事件の時効は１５年だ。
時効が成立するまで見つからなきゃいいと言い聞かせ、その言葉に亮二は従ったのだった。
その正体不明の男が、亮二の存在を知り、口封じのために上海で亮二の命を狙ったに違いない。
そして犯人は、亮二の上海行きを知り得た人物、亮二の身近にいた誰か…。
２５年前の事件の真相を全てを知ったサチは、２５年前の事件のように志摩野（堺雅人）の殺害も
闇に葬られてしまうのではと不安を抱くが、亮二は、そうはさせない。あの頃とは違う。
逃げ出したりはしない。志摩野を殺害した犯人を必ず逮捕すると言い切った。
そんな亮二は、信造（北大路欣也）のアリバイ調査を丸山（小日向文世）に依頼。
さらに、宮部（浅野和之）の店を訪ねて話を聞こうとするが、宮部が信造に電話をかけ、
亮二の訪問を報告していた。
そのことを知った亮二は、あなたが信造と繋がっているなら、あなたは信用できない!と店を出て行く。

大田西署に戻った亮二は、信造の不審な行動を丸山から聞く。上海で事件があった頃、
信造は出席予定だった会合を急遽キャンセルし、姿を見せなかったというのだ。
その間の信造の足取りは自分が調べると言う舜（稲垣吾郎）に、亮二は、俺は誰も信じないよと
言い放つ。
そんな２人に丸山は、上海行きの旅客機の搭乗者名簿を調べようと提案。
亮二たちは名簿の中に信造の名前を探し始める。
そんな中、丸山が乗車名簿から何かを見つけ、一瞬、動きが止まった。
亮二にどうしました？何か見つけたんですか？と問いただされ丸山は、あり得ない…と動揺しながら
必死に乗車名簿を隠す。
亮二は、そんな丸山から乗車名簿を無理やり奪い取り、乗車名簿から見つかったのはなんと
丸山の名前だった。
すると、亮二は、そんな丸山を怪しいと思い犯人扱いして厳しく追及する。
丸山まで疑う亮二を舜は諫めるが、亮二は、誰も信じられない。信じられない!と聞く耳を持たない。
さらに、舜から秋本が均（大杉漣）と繋がっていると聞いた亮二は、さっそく秋本に会い、
均との関係をなぜ隠していたと詰問。誰も信じようとせず、疑いの刃を向ける亮二に秋本は
お前は変わったよな…２５年前のお前は明るくて、元気でいつも笑っていたと冷ややかに告げる。
その直後、亮二は街で信造と一緒にいる唯衣（相武紗季）の姿を見かける。
亮二は、信じていた妹までもが信造と繋がっていたのかとショックを受けた亮二は、
唯衣を厳しく問い詰める。そんな亮二に妹なんだから…私のことを信じてよ!という唯衣だが、
亮二は、信造とは二度と会うな!と怒鳴りつけた。

葛城家を訪れていた真知子（市川実和子）が、志摩野（堺雅人）と均が繋がっていたこと
をサチに明かした。
そんな真知子は、均が志摩野とサチが兄妹だったことを知ってたのではないか？
佐智絵の手紙を燃やすよう志摩野に指示したのは均ではないか？と言うと、
清子（風吹ジュン）は、均がある理由で２５年前の事件から目を背けていると告げる。

大田西署で、亮二は信造のことを調べていた丸山から舜が信造のアリバイを調べた通り、
信造が会合に出席しなかったのは警察上層部の会食に呼ばれていたからということを聞く。
丸山は、貿易関係の仕事をしている均が、偽造パスポート事件に関わったとして、
過去に事情聴取を受けていたことが判明したと話す。
警察上層部を通じて手を回せば、誰かが偽造パスポートで丸山の名を語って出入国すること
も不可能ではない。だから、均と信造が手を組み、丸山と亮二を仲間割れさせようとしたの
ではないかというのだった。
そんな矢先、亮二はサチから均と信造が繋がっていたという連絡が入る。
被害者家族と事件を担当したという刑事という関係だけではない。
均は、偽造パスポート事件に関与していた疑いで警察に呼ばれていた。
その際に、均の疑いを晴らしたのが信造で、以来２人は頻繁に会っているというのだ。
そんな均は仕事で上海に行っていた。

後日、葛城家に訪れた佐智絵の同級生・綾子（片岡サチ）から清子は、２５年前に佐智絵が書いた
大人になったあなたへという手紙をもらう。
佐智絵の手紙の最後の文章には、郷田亮二くんは私の初恋ですと書かれてあった。
その手紙を読んだ清子の目には涙が溢れていた。

２５年前の事故現場に訪れ、河原に立って思いにふける亮二に丸山から連絡が入る。
丸山は、アリバイを証明できる人が見つかっから俺は上海には行っていないという。
すると、亮二は、疑ったりしてすいません。２５年前の事件の時、俺は人を信じる力を
失くしたんですというのだった。
その直後、亮二の前には信造が現れた…。
その頃、舜は宮部から２５年前の事件はまだ終わっていないという電話をかけたのは自分で、
ある人物に頼まれたと告白されていた…。

第８話でしたが、スゴい展開になってきましたねっ!!
信造は色んな人と繋がっている…。
均の名前が浮上してきたけど、一体２５年前の犯人は誰なんだろう？？
亮二の身近にいる人とは…？？
そして、佐智絵と亮二がお互い初恋の相手だったってことは、２人は両思いだった…。
なんかとても切ない初恋っ。
次回も楽しみ…