土曜日のドラマ 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』 『赤い糸』

『RESCUE・特別高度救助隊』第7話




青葉区青葉台 土砂崩れ 
現場に到着した徳永(石黒賢)を始め、SRの大地(中丸雄一) たち。
その現場は、再び土砂が崩れ落ちそうな危険な状況だった。
現場にいた救助隊から状況を説明してもらった徳永は、土砂を取り除き車内にいる
要救助者を救助するよう大地たちSRに指示する。
そんな矢先、徳永たちは陣痛が始まっているという妊婦の要救助者がいることを知り、
全力を尽くして大地たちSRは要救助者を捜索する。
大地は車内にいる要救助者を発見し、2名に意識があることを確認。
その要救助者は車の中にいたおかげで助かっていた。
佃(高橋洋)たちが車のドアをこじ開け、五十嵐(田中要次)に指示された不動 (山本裕典) は
車内に進入する。
車内にいる妊婦の田所(来栖あつこ)と 田所の夫(窪寺昭)の無事を確認した不動は
徳永に報告。
そして、不動はお腹の中の子供を心配する妊婦の田所に必ず助けると断言するのだった。
大地たちSRが車内から救出した要救助者の妊婦・田所を担架で運んでいる途中、
五十嵐は、土砂崩れで足元が不安定だったため転んでしまい腕を負傷する。
大地たちは五十嵐を心配しながらも要救助者を救急車まで運ぶ。
田所の容態を診た水野(笛木優子)は、総合病院まで行く時間がないと判断し、
急遽、救急車で子供産むことになる。
その後、田所は無事に出産。
子供の産声と共にあおい(市川由衣)は、母子共に無事であることをみんなに報告。
田所の夫からありがとうございますと感謝された不動は複雑な心境になる。


その後、横浜市共済病院で怪我の治療を受ける五十嵐を心配しながら待つ大地、
豊(増田貴久)、不動。
五十嵐が治療を終えると、自分のせいで五十嵐を負傷させてしまったと責任を
感じる大地は、五十嵐に謝るのだった。
そんな矢先、不動は、不動の兄・忠志 (柏原収史)と久々の再会。
忠志からオマエに救助隊が務まるのか?人の命が救えるのか?と問いただされる不動は、
何も言わずその場を去ってしまう。
忠志の意味深な物言いに戸惑う大地は不動のことが気になり始める。


翌日、五十嵐に招待されて自宅を訪れた大地たちは五十嵐を始め、
妻の恵美(横山めぐみ)、長女の由香(松嶋友貴奈)、次女の千春(近藤里紗)、
三女の未来(遠藤由実)、長男の翔(望月太陽)、四女のサチ(毛利恋子)、
家族全員に歓迎されながら部屋に入ると、そこには佃も訪れていた。
子供達から愛されている五十嵐の家庭の温かさに心を和ます大地たち。
すぐに子供達と打ち解ける大地や豊だが、不動は子供達の扱いに戸惑うのだった。


そんなある日の本部。
突然、徳永から五十嵐が今週中で現役SRを辞め、管理局の日勤に移動に
なったと報告されて愕然とするSRたち。
加納(照英)たちにまだSRを続けることができるといわれる五十嵐は、
体力の限界を感じて決心していた。
五十嵐に育ててもらい尊敬していた佃はその事実と向き合えずショックを受ける。


その日の夜、大地と豊が買出しから本部に戻ると、不動のところに訪ねてきた忠志と
不動が口論している現場を目撃する。
忠志に親父も心配しているから家に戻って病院の仕事を手伝え!
医者じゃなくてもできる仕事はいくらでもあるといわれた不動は、
自分のことは自分で決めると反論。
すると、忠志は、いつまで逃げるつもりだ。この仕事も逃げ出すんじゃないのか?
オマエに救助隊は務まらない。と不動にいうのだった。
すると、大地はそんなことはありません。不動は立派な救助隊員です。と不動を庇う。
忠志に反発する不動は何もいわず、その場を去るのだった。
豊に事情を問われた忠志は、不動も医者を目指していたが、
4年前に全てを投げ出して家を飛び出したという。
不動の実家は代々医者の家系で、忠志も医師として YMAT
(=横浜市が独自に発足させた医師・看護師による救急医療チーム。
多数の重傷者や負傷者が発生した災害現場に消防と共に出場し、
救急のための的確な医療活動を行う) で活躍していた。
そんな忠志は、救助隊の厳しさがわかっていた。
その上で、不動にはSRとして人を救うという仕事が務まるわけがないというのだった。


都筑消防署にいるあおいは救急救命士として任命され、自分の志願していたこと
がやっと叶い喜んでいた。
その頃、先輩SRの五十嵐は新人SRの豊に引継ぎ作業。
豊に耐熱救助工作車は、過去に起きた噴火や火災時に人命救助や消火活動で
活躍していたことを五十嵐は教え、自分と同じでもうすぐ引退だが、
耐熱救助工作車をよろしく頼むと豊に託すしていた。
そんな中、豊にSRを辞めることに悔いはないのかと問われた五十嵐は、オマエたちがSRに
来たから辞めることに悔いはないというのだった。


中区桜木町 労働災害
現場に到着した徳永を始め、大地たちSR。
徳永に状況説明してもらい要救助者の人数と位置の確認するように指示された大地たちSR
は救助に出場する。
その事故現場で不動は忠志と共に出場するのだが、兄に反発する不動はドクターである
忠志の意見を聞かず、救助を優先して救助者を負傷させるという決定的な判断ミスをしてしまう。


SRたちが本部に戻ると、本間(矢島健一)は不動を叱りつけ、厳重に注意。
徳永にも責任をとってもらうという。
徳永は、いつもとならこんな判断ミスをしない不動がミスするのはおかしいと疑念を抱く。
五十嵐はそんな不動を励まし、今後SRとしての活躍に期待していると、
佃は新人SRの不動たちには五十嵐の代わりは務まらないからSRを辞めないでほしいと五十嵐に頼む。
五十嵐が引退を決意したことに納得できない佃は五十嵐と口論となり、
加納(照英)はそんな2人を止めに入るがSRの仲間の雰囲気が悪くなってしまう。
すると、不動は自分に責任がある、SRになる資格がないといい、その場を去っていくのだった。


不動は、徳永に医者である父や兄を見返すために1人でも多くの命を助けよう
としていたことや、自分のために要救助者を救っていることから、
SRとしての資格がないと打ち明ける。
そんな不動はこの仕事に誇りを持つことができない、
オレンジの誇りはないという。
不動が落ち込んでいることを知る大地と豊は、不動をファイヤードラゴンに連れてくる。
すると、そこには、救助隊員時代に一緒に訓練してきた仲間の小日向(大東俊介)、
須崎(山田親太朗)、岸(加治将樹)たちがミスして落ち込む不動を激励しにきていた。
しかも、航空隊へリポートに勤務する省吾(石黒英雄)からも電話で励まされる。
そんな中、大地たちは離れ離れになった小日向や須藤も新しい配属先で悪戦苦闘して
いることを知る。
久々に救助隊の仲間たちと再会した大地たちは仲間と過ごす時間を楽しむのだった。


五十嵐がSRとしての最終日。
火事の事故現場に出場してSRたちが本部に戻ってくると、火事を知って五十嵐を
心配するサチと翔が救急箱を持参してやってくる。
五十嵐は、そんなサチたちに心配かけないように事故現場には行っていないという。
そんな様子を見て、戸惑うSRたち。
その後、五十嵐はSRの仲間に救助隊を危険な仕事であることを理解している
自分の子供に心配させたくない、SRを辞める本当の理由は家族のためだという。
でも、五十嵐自身はSRの仲間と体を張って命をかけてこの仕事を続けたい、
SRを辞めたくなかったことを打ち明けた。
そんな五十嵐は、佃にこんな俺を引き止めてくれてありがとう。
いい仲間に恵まれた。今までお世話になりましたと涙を浮かべていうのだった。
五十嵐の真相を知った佃は五十嵐に誤解していたことを謝る。


徳永は、SRたちに救助隊としての思いと、自分の家族を守りたいという思い
に違いがない。家族を思う五十嵐にもSRとしての誇りは失われていないという。
自分たちができることは、五十嵐の決意に応え、その思いを受け継ぐことだと伝える。
その後、不動が救助した田所から子供と田所たちが幸せそうに写る写真入りのポスト
カードが届く。
そのカードには、不動の言葉に励まされてこの子を産むことができたという不動に
対して感謝する思いが書かれてあった。


五十嵐がSRとして最後の勤務を終える直前に事故が発生する。


青葉区恩田 トンネル事故
徳永を始めSRの大地たちが現場に到着すると、現場にいた救助隊から任務を引き継ぐ。
徳永は、SRたちにトンネル中の崩落下所と要救助者の捜索するよう指示する。
司令センターの芹沢(石橋凌)から要請されて災害現場にきたYMATのドクターの忠志は、
徳永から状況を説明してもらう。
そんな中、トンネル内の要救助者を捜索するSRたちは多数の要救助者を救助して行くが、
葛城(要潤)は徳永にこれ以上、先に行くことができないと報告する。
そんな矢先、大地は要救助者の小島(斉藤慶太)を発見!!
その要救助者の容態を的確に見極める葛城は、JCS1ケタで腕が瓦礫に挟まれていて
救助できないためYMATのドクターを連れてきてほしいと徳永に報告。
JCS→日本で主に使用される意識レベルの分類。
1ケタ:覚醒している
2ケタ:刺激に応じて一時的に覚醒する
3ケタ:刺激しても覚醒しない
一方、司令センターの奈緒西原亜希)は2次災害の恐れがあると芹沢たちに報告していた。
そんな中、小島(斉藤慶太)のいる現場に駆け付けた忠志。不動は忠志の存在に気づく。
小島を救助しようとするSRたちだが、瓦礫を動かすことが困難で手こずっているた。
その上、小島を診察する忠志は、小島の意識レベルも2ケタになり命の危険が迫っているという。
そんな矢先、2次崩落が起き、葛城たちがいる現場は被害には及ばなかったがそうなるのも
時間の問題だった。
忠志はこれ以上、時間をかけていたら小島の命が危ないため、腕を切断するしかないという。
そんな忠志は小島に事情を説明して腕を切断しようとするが、忠志に待ってくれ!という。
そして、不動は腕を切断せずに必ず助けると小島に断言する。
そんな不動は徳永に瓦礫を引っ張ると報告する。
不動の意見に納得いかない忠志は時間がない、小島の命が危ないと反論。
すると、大地と豊は不動のことを信じ、賛成。SRの先輩たちも不動の協力をするのだった。
SRの仲間たちの結束は固く、要救助者を救助したいという思いを信じる徳永は忠志に
SRたちに5分だけ時間を下さい、その間に要救助者を救出するという。
そして、不動には加納が現場に到着するまで、現場を任せると指示するのだった。
救助活動をする中、実家が寿司屋という小島は後を継ぐ自信がなくて逃げ出したが
家に戻ってやり直したいと思っていたが無理ですね…という。
すると、不動は、俺も同じです。でも本当は家族の期待に応えれなかったから逃げ出した。
でも、勝手に家を出たことを悔やんでいると明かす。
そんな不動は、今からでも遅くない。家に帰ってやりたいことをやってください。
必ず俺たちが助けます!と断言するのだった。
その場に立ち会っていた忠志は、不動の真相を知る。
そんな中、瓦礫を動かすために巻き上げが開始され、SRたちの懸命の救助活動によって、
小島は腕を切断することなく救出された。SRたちも全員無事に。
その後、救出された小島の搬送中、小島に医者ではなく救助隊になったことを
後悔してるんですか?と問われた不動は、後悔していない、この仕事に誇りを持っているという。
そして、忠志は不動にオレンジが似合っているというのだった。


徳永はSRたちに撤収作業を指示。
そんな矢先、トンネル内に取り残されている要救助者がいるという報告を受けた
大地たちは要救助者を発見する。その救助中、トンネル崩落現場での爆発が起きる。
その爆発に巻き込まれた五十嵐は、瓦礫の中から脱出できずにいた。
しかもトンネル内のガス濃度が上昇し、爆発の危険性が増していた。
懸命に五十嵐の救出活動をするSRたちだが、五十嵐は徳永に可燃ガスが漏れている
ためみんなに退避するようにいうのだった。





第7話でしたが、不動は忠志にSRとして認めたみたいですね。
しかし、五十嵐はどうなっちゃうんだろう??
なんか、本当にやばそう…。
もし、五十嵐がいなくなっちゃったらあんな沢山の子供たちは…??
いい家族なのに…。