土曜日のドラマ 『赤い糸』 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』

『赤い糸』第6話



14年前、熱を出している敦史(溝端淳平)が託児所にいた。
熱がなかなか下がらない敦史の面倒を見るマチ子(山口紗弥加)は、
何度も夏実(山本未来)に連絡するが、水商売をしていた夏実は仕事で
抜け出せなかった。
深夜遅くに敦史を心配して迎えに来た夏実を安心させたのがマチ子。
そこで、2人は出合う。
そんな2人は、敦史と手を繋いで一緒に眠っている女の子を見て喜ぶ。
その女の子はマチ子の子供・芽衣だった。


夏休みの最終日、敦史は夏実を他の医療センターに移すための手続きをしていた。
書類に必要なハンコを取りに引き出しを開けると、アルバムを見つける。
その中の写真は幼い頃の敦史と夏実との2ショット写真。
懐かしい思い出で嬉しくなる敦史は次から次へと写真を見ていく。
すると、夏実と敦史そして隣には女の子とその子の母親の4人が写っている写真
を目にした敦史。そんな写真に疑問を抱く中、敦史は更に次の写真を見る…。
すると、敦史が女の子と手を繋いで一緒に眠っている赤ちゃんの頃の写真。
そこで敦史は、芽衣もこの写真を持っていたことを思い出す。
その写真の裏には“アッくん1才、めいちゃんと”と書かれていた。
それを見た敦史は、幸子(渡辺典子)や村越(松田賢二)から聞いたことを
思い出し疑惑を抱くのだった。
一方、芽衣の部屋には、残った宿題を片付けるため山岸美亜(岡本玲)と
中西優梨(鈴木かすみ)が来ていた。
芽衣は夏休み中、敦史と連絡もとらず、会っていなかった。
そんな芽衣の携帯電話に、人殺し、学校くんなよ、お前が死ねば…と嫌がらせの
非通知の電話が入る。


翌朝、芽衣は大叶神社に立ち寄ってから学校に向かう。
沙良(桜庭ななみ)の早期退院と夏実の回復を願う絵馬をかける芽衣
森崎孝道(小木茂光)が見ていた。
一方、敦史は医療センターに移るためマンションの引っ越しの準備。
荷物の整理を麻美(石橋杏奈)に手伝ってもらっていた。
そんな中、敦史は、ゴミを出しに部屋を出ると、敦史の電話が鳴り、その相手は
芽衣だった。そこにいた麻美は電話にはでず、電源を切ってしまうのだった。


学校に着いた芽衣には、嫌がらせが始まる。
芽衣の靴箱には上履きが入っていなかった。
芽衣は上履きを探すと、その上履きが汚されてゴミ箱に捨てられているのを発見。
そんな中、授業が始まり、担任の井上隼作(矢柴俊博)は沙良が退院したと
生徒たちに報告。
だが、家庭の事情でこのまま大阪の学校に転校すると話すのだった。
その後、学校が終わると、芽衣と美亜、優梨、高橋陸(木村了)は沙良の家に
向かった。
家に着くと、沙良は大阪に行こうとしていた時で、玄関から出ていた。
芽衣は、修学旅行での出来事を謝ろうとするのだが、沙良には通じない。
なんと、沙良は事故の後遺症で記憶喪失になっていた。
芽衣たちは、沙良の母親から沙良は事故のことは覚えていないから、
娘のことは忘れて欲しいと言われ、落ち込む芽衣
その帰り道、美亜たちは芽衣を心配しながらも別れる。
その後、1人で落ち込む芽衣のところに、陸が追って来た。
芽衣は自分が沙良の大事な思い出を全部消してしまったことを話し、
涙を流すのだった。


その頃、敦史は神社にいる森崎にお世話になったことを感謝しにやってくる。
そんな敦史に、森崎は芽衣が敦史の心配してをして絵馬にお祈りをしに神社に
来ていたことを話す。
そして、森崎は芽衣に何も告げずにいなくなるつもりかと、敦史を諭した。
敦史は、動揺して涙を浮かべるのだった。


ある日、教室に芽衣が入って行くと、美亜たちの様子がおかしく、
クラスメートたちからは、冷ややかな視線。
そんな様子に気づく芽衣が黒板を見ると、芽衣への誹謗することが落書きされていた。
その上、悪質なメールも盛り沢山送られ続けるという嫌がらせを受けるのだった。
そこに後から来た陸は、責めるのなら自分を責めろとみんなに言うが、
反応は冷ややか。
陸は、その状況に戸惑って何もできずにいる美亜たちに、友達じゃないのか?と
問いかけ、我にかえった美亜たちは慌ててみんなで、黒板に書かれてあることを消す。
クラスメートたちからは芽衣を庇う陸たちを貶し、陸や芽衣に沙良にした行為を責める。
あげくの果てに、クラスメートから死を要求される芽衣
すると芽衣は、全ては自分のせいだと語りだす。
沙良に許してもらえなくても、せめて沙良には自分がしたことを覚えていて
欲しかったという。
そして、沙良を忘れないためにも死ねない、それしか沙良にすることはできない
芽衣は沙良に対しての強い意志を示した。


その頃、幸子(渡辺典子)を敦史が訪ねてきた。
敦史は自分が転校することを告げ、夏実が持っていた写真を示して過去の出来事を問う。
すると幸子は、そこに写っているのは芽衣と言って、
自分と芽衣の繋がりや、芽衣の本当の母親はマチ子であることを明かす。
そして、自分とマチ子の関係やマチ子の旦那が薬物所持で警察に捕まったこと、
その頃から夏実もドラックの売買に関わっていていたこと、
マチ子の身近に2人も薬物に関わっていて現実に耐えられなくなってしまったマチ子が
自殺してしまった…と真実を語り、芽衣に近づかないでほしいと言うのだった。
敦史は過去の真実を知った上で、幸子に芽衣との出会いを運命…と告げ、
自分が芽衣に対する気持ちを正直に話す。そして、芽衣とは別れると約束するのだった。


引っ越し前日、神社に来ていた敦史は芽衣の絵馬を見ながら思い悩んでいた。
そんな時、芽衣から電話がかかってくるが、芽衣と別れる決心をした敦史は、
心を痛めながらも電話に出ず、切るのだった。
その後、敦史は森崎と転校の手続きをしに学校へ来ていた。
敦史は担任の井上に、みんなには転校した理由を知られたくないから転校することを
まだ伝えないでほしいと頼むのだった。
そんな敦史が学校を去ろうとする時、サッカーの練習をしていた夏樹(柳下大
が学校に来ない敦史を心配して声をかけるが、敦史は大人の事情…と言って
ごまかして去るのだった。


その日の夜、芽衣は部屋で敦史の好きなチョコを眺めていると、敦史からメールで
呼び出される。
久し振りに連絡が来て嬉しさ100倍。
芽衣は修学旅行で敦史に作ったびいどろを持って慌てて飛び出ると、家の前で敦史が
待っていた。そんな敦史に驚きながらも連絡がなかったことを心配する芽衣
そんな中、敦史は付き合うことに冷めてしまったと芽衣に別れを告げるのだった。
敦史からいきなり別れ話をされ、戸惑う芽衣は理由を問うと、
敦史は転校することになったことも話し、芽衣にウザイ…と言い、
芽衣を突き放して去って行ってしまった。
そんな芽衣は、びいどろを渡すどころじゃなく、ただ落ち込むのみ。
部屋に戻った芽衣は1人で泣き続けるのだった。
一方、敦史も夏実の病院に向かう中、落ち込んでいた。
そんな敦史が夏実の病院に行くと、その様子を察した夏実。
敦史は、転校の手続きをしてきた話をする。
すると、夏実は敦史にひたすら謝り、涙するのだった。


次の日の学校の帰り道、陸が今日も敦史が学校に来なかった…と言うと、
芽衣は、みんなに敦史が転校することや、敦史と別れたことを明かす。
そんな時、陸は、2人が決めたことならいいんじゃないの?
そんな簡単に別れられるってことは本当に好きじゃなかったんだよ。
本当に好きだったら別れないと芽衣にいうのだった。
その後、1人で家に向かう芽衣は陸から言われたことで、
自分の気持ちに正直になり、敦史のいる神社へ向かう。
しかし、そこには敦史と、引越しを手伝う麻美がいた。
敦史は芽衣の姿に気づき、わざと麻美に気があるように見せる。
すると、芽衣は敦史が麻美を好きになったのだと誤解。
会えなかった時間の辛さを訴える芽衣は“運命を信じる”なんて簡単に
言わないで欲しいと訴え、敦史にサヨナラ…と言って走り去るのだった。
そして芽衣は、1人で号泣するのでした。





第6話でしたが、芽衣はいろんなことをいっきに背負い込み、
中学生ながら、奮闘していますね。
沙良が記憶喪失になり、学校では、嫌がらせを受け、
大好きな敦史から別れ話。
辛すぎる…。
一方、敦史は芽衣を運命の人と思い、今でも好きだけど、
芽衣のことを思って別れた…。
しかも、敦史はわざと芽衣を突き放そうとしている…。
心が痛い!!痛すぎる。
2人の辛い思いがひしひしと伝わり、感動のドラマ。
次回、離れ離れになった2人はどーなるんだろっ!?
このドラマでどんだけ号泣するんだろぉ〜??