木曜日のドラマ 『ありふれた奇跡』 『リセット』 『特命係長・只野仁』

ありふれた奇跡』第6話



加奈(仲間由紀恵)から子供が産めないことを告白された翔太(加瀬亮)は、
加奈に呼び出されて誠(陣内孝則)の部屋に訪れた。
誠は加奈から何も聞かされてなく翔太が来て驚き、ぎこちない会話をしながら、
加奈を2人で待っていた。
そこへ加奈がやって来ると、誠は咄嗟に加奈に謝り始め、戸惑う翔太。
誠は、スナック妙で加奈に手を出そうとして以来の再会に翔太に自分を殴るように
言うが加奈はひきずらないように声をかけ、かたをつけることは、かたをつけたい、
そのこともあって誠のところにやってきたという。
そんな加奈は、自殺しようとした理由の詳細を翔太に話すから誠に立ち会って欲しい
と頼んでいて、静かに話し始める。
数年前、付き合っていた男の子供を妊娠した加奈は、その男が別の女性を妊娠させ
中絶させていたことを知り、別の女性と一緒に中絶するのは惨めで悔しかったという。
それを知ってから、加奈はその彼と別れて、妊娠も隠し誰にも気づかれないように
1人でなんとかしようと考えていた。
加奈の大学のサークルの友達に連絡したら、東南アジアのある国で日本の人が中絶を
気軽にしていることを教えてもらい、加奈はそこで中絶した。
しかし、それが原因で過剰掻爬になり妊娠できない体になっていたのだ。
話を終えると、加奈は何も言わないで欲しい、聞いてくれてありがとう!
と部屋を1人出て行く。
誠はゆっくり時間をおいて考えろと翔太に助言するが、
部屋を出た翔太は中城家に向かった。
静江(八千草薫)が応答し、加奈はまだ帰っていないという。
静江は自分の知り合いでもある翔太を歓迎し、翔太は加奈の自宅にお邪魔する。
翔太の自宅前で加奈と田崎家で撮った写真をこっそり見たことを明かす静江は、
翔太と加奈の交際を喜んでいた。
曾孫が見られる日が楽しみだと無邪気に話す静江に翔太は、子供は欲しくない!
持つ気はない!と言い切る。
そこへ帰宅した加奈は翔太がいることに驚く。翔太は、加奈が話したことで
自分の気持ちを伝えようとすると、慌てて家を飛び出す加奈。
翔太はそんな加奈を追い、子供なんかいらない!子供の為に結婚するんじゃない!
と決意を告げる。だが、加奈は子供がほしかった。
加奈はきっぱりとその決意を言う翔太を責め、怒って自宅に走り込むがそれを追う翔太。
加奈は翔太を追い返し部屋に戻ると、その様子を見ていた静江は加奈に声をかけ、
翔太が子供をつくる気がないと発言したことを話す。それを知った加奈は驚いていた。


次の日、メールでやりとりをする加奈と翔太だが、子どもなんかいらない!という
翔太に加奈は、感情に流されることなくゆっくり考えて!と繰り返す。
そんな中、加奈の部屋に朋也(岸部一徳)がやってきて、静江から話を聞き、
翔太を批判する。
加奈はその話には触れず、朋也に桂の症状や朋也自身が何かを隠してないかと問う。
すると、朋也は誰にだって人に言わないことがある、加奈にだってあるだろう!?と
言って部屋を出て行く。
一方、立川(吹越満)とのことをひきずる桂は独り寂しく部屋で泣いていた。
その頃、田崎家で、翔太は親子の存在に疑問を抱き、重夫(風間杜夫)や
四郎(井川比佐志)に自分に子供ができたら嬉しいかと問う。
すると、2人に当たり前だ、嬉しいに決まっていると言われ、思い悩んでいた。


翌日、メールのやりとりをする翔太と加奈。
本気で子供のことを考えてほしいという加奈の意見で、子供のことを真剣に考え、
子供を見ると意識するようになったという翔太。
一方、加奈は親子を見ると子供持つ親が幸せそうに感じ、
子供がいると手間が掛かり大変で苦労するが、子供を持ったら幸せのイメージ
しかない。でも、自分には手の届かなくなった絆という。
その日の夕方、風呂に入っている重夫(風間杜夫)に四郎(井川比佐志)が早く支度を
しろという。翔太がいない時に話があると朋也が訪ねてくるというのだ。
翔太を婿養子に欲しいと言われるのではないかと構えていた四郎だが、
朋也の話は翔太が結婚しても子供はつくらないと発言したことだった。
驚きながらも翔太がそんなことを言うはずがないと否定する重夫と四郎。
静江からその話を聞いたと話した朋也に、四郎は静江をボケていると貶し言いたい放題。
やがて話は家柄のことにまで及び、双方は口論になってしまい、翔太や加奈を渡さない
と発言しあう。
その頃、妙(宮田早苗)の息子が事故で亡くなって以来、開店した妙のスナックに
誠に呼ばれた加奈がそこに訪れると、権藤(塩見三省)もやってきていた。
そんな中、妙の息子の事故に携わった権藤は酔っ払いながら、妙を褒めまくる。
息子を亡くし辛い想いをしている妙が、何も言わず前向きな姿を見せることを褒め、
子供はいいもんだ!いないより、いた方がいい!と発言。
子供の話題を出す権藤に誠は、その話を止めさせようとするが、権藤はひたすら妙を
褒め、母は偉い!というのだった。
そこにいた加奈は、口を閉ざしたまま複雑な心境でうつむいていた。


数日後、翔太の仕事場に律子(キムラ緑子)が訪ねてきた。
律子は、重夫に翔太が子供はいらないと言い出したのは自分のせいだから
会って話すように言われたという。
翔太は、律子のせいではないと言いつつも子供はいらないときっぱりと
言い切る。
そんなことを言う翔太を律子が心配してむきになって意見すると、
翔太は母親の愛を実感するのだった。



第6話でしたが、加奈は中絶のせいで、過剰掻爬になり妊娠できない体に
なってしまい後悔している様子ですねっ!!
加奈としては子供はほしいけど、つくることができない。
そんな加奈を翔太は庇うように子供はいらないと発言したことで、
田崎家や中城家、家族同士の問題にもなってしまい、
加奈や翔太だけの問題ではなくなってしまった。
ゴタゴタしてきましたが、この2人は結婚するのかな?