日曜日のドラマ 『本日も晴れ。異状なし』

本日も晴れ。異状なし』第5話



ある日、遼はパトロールしながら、節子(大森暁美)の自宅にやってくる。
元気いっぱいな節子は久し振りにサーターアンダギーを作って
遼のことを待っていた。節子は痴呆症の疑いがありながらも、
自分から何でも進んで思い出そうとしていた。
節子の手作りのサーターアンダギーを駐在所に持って帰った遼は
星太(丸山歩夢)に食べさせていた。
そこに来た美波(夏未エレナ)にも遼は勧めるがいらないといわれる。
美波はお小遣いを頼みに遼のところに来ていたが、
理由を聞いても言わない美波に納得いかない遼。
結局、美波は諦めてその場を去っていく。
その後、美波はうらら(松下奈緒)の寮を訪ねていた。


翌日、学校に行く途中に美波のことを発見した靖之(太賀)が声をかけようと
すると、へちま荘から桃彦(中村靖日)が丁度出てきて、美波に世間話を
してくる。そこに急に割り込んで入ってきた靖之に、ご立腹の美波。
そんな中、桃彦は遼とうまくやっているの?と尋ねると、
うまくやっていく気はないといい、美波は1人学校に向かった。
そして遼のことが気になった靖之は、人事交流で来ている遼が那瑠美島に
いるのは2年と桃彦から教えてもらい、思い悩む靖之。
一方、遼は駐在所で洗濯物を干していた。
そんな時、授業の合間にうららが訪れ、昨日の夕方、美波が生理用品が
なくなって来たことを報告。
父親代わりを自認する遼は、美波の気持ちに気づかなかったことで
うららに必死で謝っていた。
その後、遼の文句を言い放題にいってうららは学校に戻ると、
靖之は仙吉(近藤芳正)と高校受験の話をしていた。
その話が終わると、仙吉は靖之が石垣島の高校に決まったら家族全員で
引っ越すことになるから、梨絵(山城侑里佳)もこの学校からいなくなり、
生徒が減ってしまうと話す。
そして、決定したことではないが、そうなった場合この学校の廃校も
考えられ、職場がなくなる可能性が高くなると日名子(中塚みの)や
うららに明かす。


駐在所に帰ってきた美波は立花和美宛の手紙を目にする。
そこに、遼が洗濯物を取り込んで部屋に入ると、思春期の美波は
一緒に洗わないで!と激怒。
そんな中、遼は高校受験の話を美波にすると、美波はお金を稼ぎたいから
高校には行かずに就職するという。
そんな時、遼はお小遣いの理由を聞いたことを謝り、うららから聞いて知った
ことを話すと、美波は探りを入れたと思い激怒。
美波は自分の部屋に入ると、遼が書いた立花和美宛の手紙が、気になっていた。


日曜日、苦悩の表情を浮かべた遼が、ポストにその手紙を出している姿を
目撃するうらら。遼がうららに気づき声をかけると、突然うららから
この島の先生でいられなくなるかもという意味深な発言に戸惑う遼。
そこに、靖之が靖之の母・ゆかり(金城いづみ)に追われ、
親子喧嘩をしながら、やってくる。
そんな状況を見たうららはゆかりに事情を尋ねると、うららに泣きついてきた。
遼は靖之に事情を聞くと、靖之が進学せずに島で働くと言い出した。
すると、ゆかりは、はたまた号泣。


その後、靖之とゆかりと遼、うらら、キヌ(前田美波里)、仙吉(近藤芳正
とうららの寮で話していると、久(本間剛)が春生(藤木勇人)に相談したせいで
瞬く間に靖之の噂が広まり、公平(半海一晃)など島民の人たちが集まってきた。
そんな中、靖之は目的もなくお金を出してもらって高校に行くよりも
働きたいと話す。
すると、久は靖之が高校に合格したら家族で石垣島に引っ越せるように
転勤願を出したことを明かし、島民の人たちは、大騒ぎ。
そんな矢先、靖之がこの島の消費化と高齢化を心配して未来のために
この島に残って働こうと固い決意をしていたことがわかった。
靖之を理解したキヌは、光生(青木崇高)のサトウキビ農園を
手伝ってみるよう取り計らう。
そんな状況に戸惑うゆかりにキヌは子供が本気で決意したなら、
その思いを支えるのがこの島の大人の務めと教えた。


後日、光生と共にサトウキビ畑で働きだした靖之。
その頃、遼は、お年頃の美波の気持ちが理解できずうららに美波の
本当の気持ちを聞いてほしいと相談しにやってきていた。
一方、スナックナオミに訪れていた梶井(宇梶剛士)は
ナオミ(青山倫子)にこのお店をたたんで、子供達も含め
石垣島で一緒に暮らそうと誘っていた。しかし、この島をでることが
できないと断っていた。
そんな時、学校帰りの美波は中学卒業したらスナックナオミで雇って
ほしいとナオミに頼みに来る。するとナオミはOK。
梶井は事情も聞かず、気軽に引き受けたナオミを注意するが、
ナオミは飲み屋に働きに来る人は訳ありと話す。
そこに、うららがやってきた。


その後、美波は駐在所に帰るが、うららは心配でついてきていた。
美波が駐在所に戻ると遼にナオミのお店で就職すると報告する。
愕然とする遼は、美波がやりたい仕事なら応援するが、
今までそんな態度も見せなかったのにおかしいと疑惑を抱く。
父親代わりを自認する遼だが、何も打ち明けない美波の行動が
読めず困っていた。
すると、美波は赤の他人の遼に説明する必要はないと話し、
頭にきた遼は思わず赤の他人として暮らしたいならそうする、
家事も星太の心配もしないと言ってしまい、2人は口論となってしまう。


寮に戻ったうららから遼と美波の出来事を聞いたキヌは、
赤の他人が本当の家族になろうという思考がおかしいとうららに話す。
意外な意見を口にしたキヌにうららは驚いていた。


その頃、片岡(遠藤憲一)は立花和美(布施博)にラーメン屋に
きていた。
片岡はラーメン屋の仕事を立花に勧めるが聞き入れず、遼に手紙を
二度と送らないように頼んでほしいと片岡に話し、
立花は握り潰された遼からの手紙を置き去っていく。


翌日の朝、遼は美波と口論したが、美波や星太の朝食も用意していた遼。
しかし、そんなことも知らない美波は自分でオニギリを作り、
星太と外で食べるのだった。
その後、パトロールをしていた遼が、サトウキビ畑で働く靖之の様子が
気になり見に行くと、へっぴり腰で体力もなく光生から叱られてばかり。
遼はもっと優しく教えるよう諭すが、光生は逆に体力は後からでもついてくるが、サトウキビへの愛情を持っていない靖之の心は鍛えようがないと切り捨てる。
そんな靖之に、遼は進学せず島に残る本当の理由があるのでは?と尋ねていた。
すると、靖之は人事交流できている遼がいつまで美波のこと預かってくれるのか
不安で美波のことを思って島に残ると決意していた。
遼は人事交流が終わったとしても一生美波たちの面倒をみると告げが、
靖之は遼と上手くいっていないことで美波の気持ちの心配をしていた。
そんな時、遼は自分から美波を奪って守ろうとしている靖之と体を張って
勝負に挑む。
そして、遼は美波の気持ちはわからないが親父のつもりだから、
柔な靖之には娘を渡せないと豪語。
そんな2人を一部始終見ていた美波とうらら。
美波は遼が自分のことを大事にしてくれ、考えてくれていることを痛いほど
判っていたが、自分の両親を突然亡くしているから遼もいつかいなくなると
不安になり、星太にも辛い思いをさせたくないとうららに明かす。
そして遼が東京に出している立花和美に手紙を書いていることを知っていた
美波は、この島に和美のために遼が来ていると察し、いつか和美のために
東京に帰ってしまうと悲しんでいた。
すると、うららは遼とずっと一緒にいられないと美波がわかっているなら、
遼と過ごす時間を大切にしたほうがいいと話した。
そんな頃、遼はまだ若いのに美波を守ろうとする靖之の根性は認めるが、
美波を守ろうと思うなら高校へ進学し、島を出て、色々な人生経験を
積んでから…。そして美波だけではなくこの島を守れる立派な男になって
帰ってきてほしいと話した。


その日の夜、遼が駐在所に帰ってくると美波が遼のために夕飯を作って
待っていた。
お互い口にはしないが、それぞれ笑みを浮かべ、お互いを理解し合っていた様子。


翌日、高校受験をすることに決めた靖之は、サトウキビ畑で働くのを辞め、
光生にお世話になったことに感謝しにやってきていた。
そんな中、靖之が学校に向かおうとすると美波が現れ、自分のことを心配
してくれたことに感謝する。
一方学校では、靖之が高校受験することになり安心するうららや仙吉たちだが、
生徒が減ることになり廃校の危機が迫ろうとしていた。
仙吉や日名子が廃校になることで悩んでいると、
うららだけ廃校に対して前向きに考えていた。


その日の夜、片岡から立花のことで電話がくる遼。
片岡から立花に手紙などを送っても無駄と言われ、
那瑠美島で一生懸命遼が働いていても、立花から全てを奪った人生は
消えないと告げられる。
その後、遼は苦悩の表情を浮かべていた。




第5話でしたが、美波のことを思って進学を諦めようとしていたってことは、
靖之は美波のことが好きなのかなっ?
でも、遼は覚悟を決めて美波たちのこと一生面倒みようとしていたんですね!!
カッコイイ!!
最終的には美波も遼と良い感じの関係に戻れたし、靖之も進学することに
なって丸く治まったと思ったのですが、
遼の過去が気になるところです。
立花和美と何があったのだろー!?