土曜日のドラマ 『赤い糸』 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』

『赤い糸』第5話


6年前、学校が終わると、夏実(山本未来)とハンバーグを作る約束を
していた敦史(沢木ルカ)は友達からの誘いも断り、
お腹を空かせて急いでアパートに帰ってくる。
部屋に入った敦史は散らかり放題の部屋に戸惑いながら夏実のところ
に行くが、夏実の様子がおかしいと気づき心配していた。
そんな時、呼び鈴がなり夏実は急いで玄関に向かうと、
村越(松田賢二)が薬を夏実に渡していた。
その様子をこっそり覗いていた敦史。
夏実はその薬を貰うと、突然慌ただしく動きまくり、薬をやるのに
邪魔になった敦史をちょっと外に遊びに行ってきて!と追い出す。
村越にこの後仕事がある夏実にやり過ぎんなよ!と声をかけ、
敦史がいなくなると急いで薬に手を出す夏実。
そんな中、薬の量が増えている田所が慌てて夏実のアパートに訪れ、
部屋に入っていった。
外にいた敦史はそんな様子を見て不安になる。
敦史がふと後ろを振り返ると、額に怪我している麻美が不安そうに
立っている姿を目撃。
その後、敦史と目が合う麻美は走り去ってしまう。


修学旅行での自由行動の日、一緒に出かける予定だった
敦史(溝端淳平)が急遽、ケガをした夏実(山本未来)の入院する
医療センターに向かったため、芽衣は1人で行動しようとしていたが、
陸(木村了)が追ってきて、結果2人で過ごす。
しかし、陸に想いを寄せる沙良(桜庭ななみ)は2人を目撃。
前日の夜、芽衣に陸のことが好きと明かしていた沙良は、芽衣
裏切られたと思い込み、ホテルの屋上から飛び降りてしまう。
芽衣南沢奈央)の楽しい思い出となるはずの修学旅行が、暗転した。
一方、修学旅行の途中で帰ってきた敦史を医療センターで迎えた夏実は
気まずそうに謝っていた。
入院している夏実が医療センターを抜け出そうとして駅前で交通事故に
遭ったと知った敦史。
薬止めるために医療センターにいるんじゃないの?と夏実を責めていると、
そこに通りがかった太田医師(鈴木浩介)に止められ、
敦史は夏実を弱い人間だと思っているの?と問われる。
太田は薬物依存症を病気として考えていて、薬物を相手にして強い人間
など存在しないと話し、資料を渡された敦史。
環境を整えることが夏実にとって良いから他のリハビリセンターに
入れた方が良いと勧められた。


敦史が神社に帰ると、敦史に頼みがあって幸子(渡辺典子)が訪れていた。
敦史は幸子から、芽衣と付き合うのは止めてほしいと頼まれ、
以前敦史と会った時、夏実を知っていることを勘違いと言ったけど、
本当は夏実を知っていると明かす。
昔、幸子の幼なじみ・マチ子(山口紗弥加)は亡くなったが
夏実と親友でマチ子から夏実のことを聞いていた幸子。
幸子は昔から今現在も薬物をやっているのを知っていたという。
夏実の子供の敦史が悪いわけではないが、親として芽衣
心配だから、敦史も芽衣を本当に想ってくれるなら別れてほしいと頼む。
一方、芽衣たちは沙良の搬送された病院で心配しながら
待機していると、沙良の両親、そして幸子と寿久(甲本雅裕)が
学校から状況説明の連絡をもらい駆けつけて来た。
寿久はこうなった原因を問い詰めるが、芽衣は泣きながら
謝ることしかできなかった。


修学旅行から帰ってきた芽衣のクラスメートたちは、
長崎で沙良に何が起こったのか心配していた。
担任の井上準作(矢柴俊博)は沙良が事故に遭い長崎で入院して
いて東京に戻るのにはしばらく時間がかかると話すと、
クラス中の生徒たちが沙良を心配しざわめき始める。
更に、女子生徒から沙良が屋上から飛び降りたというのは本当?
と質問した途端、クラスのみんなは騒然。
そんな時、井上は、沙良が戻って来るのを待とう!とその場をなごまし、
その瞬間、チャイムが鳴る。
クラスには芽衣と敦史の姿はなかった。


放課後、クラスに残った美亜たち5人は芽衣を心配しながら
修学旅行での予想外の出来事に戸惑っていた。
美亜(岡本玲)や優梨(鈴木かすみ)でさえ、芽衣とメールのみの連絡。
そんな時、充(田島亮)が、芽衣と陸の2人の行動を責める。
芽衣芽衣だよ、敦史と2人で決めたコースだから1人で行くと
いっていたのに、と充が愚痴ってると、芽衣をかばう陸は充を殴り
ケンカになってしまった。そんな2人のケンカを止めさせようと、
夏樹(柳下大)は陸を押さえつけ、美亜は充を引っ叩く。
そして美亜は、自分を責めている芽衣自身が1番辛いと訴え、
2人はケンカを止める。陸たちは考えさせられていた。


その日の夜、芽衣は夕飯も口にせず引きこもり。
そんな芽衣を心配する両親を春菜(岩田さゆり)は大丈夫、
芽衣は芯の強い子で、私の妹だからと励ましていた。
しばらくすると、春菜でさえ芽衣の心配をしていたのに、
事故直後にも関わらず、芽衣の心配より、問い詰めてしまったことを
後悔していた寿久。
そんな寿久を動揺していたからと庇う幸子だが、
動揺していたわけではない、もし、あれが…
芽衣ではなく、春菜だったら…と思わず口に出してしまう寿久。
幸子は、止めて!芽衣も春菜も私達の子供に変わりはないといっていた。
部屋にこもっている芽衣はデジカメで撮った写真を見ている。
それは、修学旅行で沙良との2ショット写真。
沙良のことで辛い思いをしている芽衣は、涙に暮れる。
一方、敦史は医療センターに行き、幸子から言われたことを
夏実に問いただすが、夏実は動揺しながら、知らない!と叫び、
病室を出てってしまう。


その日の夕方、敦史に会いに神社に訪れてきた麻美(石橋杏奈)。
幼少時代、森崎にお世話になっていた麻美は、藤崎と久しぶりの再会。
しかし、敦史は神社にまだ戻ってなく、森崎(小木茂光)に麻美は
敦史との出会いや初めて神社に来たことを話しながら夕飯の準備を
して敦史の帰りを待っていた。
麻美は自分の父が急に会社に行かなくなり、心配になった麻美は
父の後を追うと、そこが敦史のアパートだった。
そして、2人は遭遇したという。
父に暴力を受けていた麻美を敦史が助けてくれて、
必死に逃げて辿り着いたのが神社だからよく覚えていると話す麻美。
ドラッグをやっていた父に戸惑っていた麻美は、父にドラッグを
やる理由を聞きたかったが、父が亡くなり、聞けず仕舞い。
父が亡くなってからドラッグをする父を理解できていたらよかった、
どんな父親でも生きててほしかったと後悔していた。
すると、森崎はドラッグをしている麻美の父のそばに
麻美がいてくれて嬉しかったと思うと話すのだった。
その話が終わると立ち聞きしていた敦史が、ただいま!
と部屋に入り、麻美の様子を窺いながら夕飯を一緒に食べる。
一方、部屋にいる芽衣は敦史に沙良との出来事をメールに打つが
送ることができずにいた。
そんな時、春菜から友達が来たと報告を受ける芽衣
敦史?と思いながら急いで玄関に行くが、陸だった。
陸は、学校を休む芽衣が心配で訪れ、外に芽衣を呼び出した。


外に出た2人が歩いていると、陸から沙良の意識が戻ったことを
教えてもらい、安心する芽衣
陸は自分が余計なことをしたせいで沙良が事故を起こしてしまった
芽衣に謝り、沙良のためにも学校にいこうと誘う。
すると、芽衣はうなずき、笑顔で陸に感謝するのだった。
その頃、敦史と麻美は夕食も食べ終わり、夏実の容態を麻美に話す。
夏実はまだ入院していているが、担当の先生からの勧めもあり、
薬を止めるために地方のリハビリセンターに移った方が夏実にとって
1番良いと話す。
でも、芽衣のこともあって夏実と一緒に行こうか迷っている敦史。
そんな敦史の気持ちを察した麻美。
敦史に芽衣が薬物で入院している夏実のことを知っているの?と尋ね、
敦史→いやぁ…。
すると、麻美は、学校の友達に薬物で自殺した父のことを隠して、
父が病気で亡くなったと嘘をついていると話す。
大切な家族がいることを幸せだと気づいていない人たちとは、
生きる世界が違うと思う麻美。
麻美の気持ちがわかるわけがないと感じ、父のことが言えずにいた。
それを聞いた敦史は困惑した表情で麻美を送る。
一方、歩きながら芽衣の悩みを何でも打ち明けてと話す陸。
そんな時、敦史と麻美が一緒にいる姿を芽衣と陸が目撃。
陸は、敦史に声をかけなくて良いのかと尋ねるが、芽衣は大丈夫だと言う。
すると、陸から芽衣は敦史も修学旅行以来登校していないことを教えてもらう。
修学旅行以来、芽衣は敦史との連絡が途絶えていため、
そのことを知らなかった芽衣は驚いていた。


翌日、不安ながらも学校に行く決意をした芽衣は、食卓に顔を出すと、
久々に学校に行く芽衣の姿に安心した幸子たちは嬉しそうにしていた。
芽衣が学校に向かうと学校の近辺で陸が待っていてくれて、一緒に登校。
美亜たちにも遭遇し芽衣の復帰を喜ぶのだが、芽衣と同じクラスの
他のクラスメートからの視線は冷ややか。
そして、沙良の事故の原因が芽衣と陸が関わっていると疑惑を膨らませ、
芽衣を敬遠。
そんな中、教室に向かう芽衣たち6人。
充は陸とケンカして気まずかったが、充は陸に謝り仲直りする2人。
そんな2人を見て、他のみんなも笑顔になり和気藹々。


敦史は、夏実のリハビリセンターに移転のことで夏実と太田に会っていた。
しかし、夏実自身は移転を拒む。
すると、太田は敦史が薬物を光陰して運ばれてから6年も経っているのに
夏実は何も変わっていないと話し始める。
何年経っても生き方を変えず、薬物を売る人とも縁を切れない夏実を、
本気で依存症を治す意思がないと受け取る太田。
医師は患者を治すのが仕事だがそんな夏実を患者だと思いたくないと、
思わず、声を張り上げて話すのだった。夏実は衝撃を受け涙に暮れる。
その後、敦史は薬物を流していた村越を訪ねると、ミヤビ(平田薫)と
愁(若葉竜也)もいた。愁に薬物をさしだされるが、
敦史は傲慢な態度で断る。
そんな敦史の態度に頭にきた愁は遣り合おうとするが、村越が止めに入り、
その場を凌ぐ。
そして、敦史は引っ越そうと思うからこれ以上夏実とは関わらないでほしい
と村越に頼む。すると、村越は勘違いしていないか?と言い出した。
夏実には薬物をしないと駄目な理由があると話し、夏実の親友が自殺したことに
罪悪感を持った夏実は傷を負ってしまい、ドラッグで忘れようとしていたと
敦史に教えた。
幸子から聞いた過去の事実を始め、いろんなことが重なってしまい、
思い悩む敦史。


その日の夜、芽衣が自宅に向かっている途中、敦史から電話がくる。
久し振りの敦史の声に喜ぶ芽衣
2人で長崎でデートした楽しかった思い出を携帯で話しながら、
芽衣は神社の前を通りがかる。そこで、芽衣は敦史と遭遇。
芽衣は今日が終業式で明日から夏休みになると敦史に報告し、
一緒にエンジョイしようと誘うが、曖昧な返事をする敦史。
そんな中、夏実が病気で入院していると告げる。
芽衣に夏実の真実を打ち明けようと試みるが言葉に詰まってしまい、
言葉を濁してごまかす。
そして病気の時ぐらいは傍にいたいと話した敦史。
芽衣も沙良との出来事を話そうとするが、敦史に話しを中断され、
そのまま敦史は、夏休み中は会えなくなり、連絡も出来なくなると
話すのだった。それを聞いた芽衣は戸惑いながらもうなずく。
2人の別れ際、芽衣は敦史のこと信じて良いんだよね?と尋ね、
笑顔でうん!と答える敦史。
芽衣はそれを聞いて安心し、嬉しそうにして帰っていくのだった。




第5話でしたが、敦史と芽衣はお互い好きだけれど、
お互い言いたい事も言えず、お互い違うことで悩み
2人の距離に危機を感じてきましたねっ!!
敦史は、芽衣のために幸子の頼みを受け止めるのかなー?
複雑になってきましたが、このドラマせつない…。