土曜日のドラマ 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』 『赤い糸』

『RESCUE・特別高度救助隊』第5話


特別高度救助隊・本部。
SRになった大地(中丸雄一)・豊(増田貴久)・不動(山本裕典)だが、
初日から徳永隊長(石黒賢)に指摘され、SRとしての自覚を持つことを
約束する。
そして、与えられたロッカーで大地たちは記念撮影のために指定された
服に着替えるが、何故か赤いスカート姿の3人。
とりあえず、徳永班全員で記念撮影。
豊がこの状況に困惑していると、佃(高橋洋)は新人を歓迎するための
徳永班の伝統行事と説明。
隊長の徳永・防水長の加納(照英)・五十嵐(田中要次)・佃・
葛城(要潤)と3人に自己紹介をした。
徳永隊長は、SRは交代制で24時間の勤務をするが、体よりも心が
もたないからONとOFFの気持ちの切り替えが必要と話した。
その後、大地たちにSRの証である白い飾り紐と白い靴紐を渡し、
純白はいかなるときも揺るがない人命救助の精神を表す物と説明。
3人に徳永は横浜消防の全職員の模範であることを自覚させる。


司令センター。
司令本部長の本間(矢島健一)は大地がSRになったことに不満で
管理官の芹沢(石橋凌)に訴えていた。
芹沢が隊員時代に宮崎(山本耕史)の命と引き換えに大地の命を救った
ことに納得いかない本間は、芹沢にSRを私物化したいのではという。
そして、芹沢が選んだ3人が問題を起こしたら芹沢に責任をとって
もらうと告げる。


救助訓練 背負い救助。
大地・豊・不動は30㌔の人形を背負い厳しい訓練に励んでいた。


中区山下埠頭 コンテナ事故 要救助者1名
あおい(市川由衣)と水野(笛木優子)は救急処置にやってくる。
その直後、大地たちSRが現場に到着し、徳永の指示によりSRたちは、
行動開始。
要救助者の家族は助けてほしいと大地と豊に頼んでくる。
大地→わかりました、安心してください。
豊→大丈夫ですよ、必ず助けますから。
と笑顔で告げ、要救助者を捜索。
しばらくすると、要救助者を発見するが既に手遅れ。
しかし豊は要救助者を助けたい気持ちでいっぱい。
懸命に心臓マッサージをするが、加納に止められる。
その後、豊は要救助者の母親から、約束したのに
助けられなかったと責められてしまい、動揺する豊。
大地と豊はSRの理想と現実のギャップに悩み始める。


その日の夜、大地・豊・不動は先輩SRの五十嵐・加納・佃を
ファイヤードラゴンに連れてくる。
大地たちが元気がない中、五十嵐は自分の子供を自慢し、
親バカ度を見せていた。
そんな時、大地たちがSRになったことを陳(佐藤二朗)が
お祝いの言葉をかけ、先輩SRたちが初来店したことで大興奮している
消防マニアの陳は、サービスでご馳走を持ってきてくれた。
鈴鈴(橋本真実)はSRの凄さがわからずにいると、
全国で18部隊しかいない救助のスペシャリスト集団と説明する陳。
その後、大地たちの様子を察した五十嵐たちは、SRが呼ばれる時は
救助できない時で死と直面することが多いと教える。


翌日、水難訓練。
大地たちの息こらえの限界を計る。
大地、不動と脱落し、豊は最後まで残っていた。
サーキット訓練。
大地や豊があまりの厳しさで潰れていく中、先輩SRたちに不動だけは
潰れずについていってた。
そんな不動に自ら指導したいと徳永に申し出た加納は、不動に喝を
入れ扱きまくる。不動はクタクタ。


訓練後、自分だけ厳しく指導され、不満に思う不動はロッカーで
潰れていた。
そんな時、悩んでいた豊は大地や不動の心の強さを感心し、
2人とは違うという。
コンテナ救助で死と直面し、SRとしてやっていく自信を
失ったと打ち明ける。
そんな矢先、事故が発生!!


青葉区藤が丘 ガス酸欠事故 要救助者1名
豊は不安を抱えたまま徳永班のSRたちと事故現場に到着。
現場の情報を知る徳永は要救助者を救出は葛城・五十嵐・大地・豊、
救出所の搬送準備に加納・佃・不動と指示した。
豊や大地が緊張する中、先輩SRたちと現場に進入する。
そこで大地は要救助者を発見するが、手遅れだった。
またしても死と直面した豊は動揺し、葛城に指示された
ことを慌てて行動、仲間である五十嵐の危険を曝して
しまうというミスをする。


本部に戻った徳永班。
五十嵐は無事だったが万が一を考え、心配して水野とあおいが
訪れていた。
豊は五十嵐に謝罪するが、納得いかない葛城は能力のない新人に
SRの任務を任せるのは止めてほしいと徳永に訴える。
しかし、徳永は技術が足りないからといってSRの任務を
やらなければ、進歩できないと告げる。
葛城は返す言葉もなくその場を去っていった。


その後、葛城のかつての恋人である水野は過去の出来事が原因で
後輩に厳しくしているのではと葛城に訴えかける。
動揺した葛城は、黙れ!と大声を上げてしまうが、すぐ正気に戻り、
水野に謝っていた。
一方、大地は多くの人の死と直面していくSRの職務内容において、
理想と現実のギャップに苦悩する。
人の命を助けるために入ったSRだが、人の死に慣れることなのかと
問い、人の死に慣れたくないと徳永に伝える。
徳永は大地の心がけはいいが、大地の親友である豊の苦悩の痛みを
自分の痛みに感じない限りSR失格と告げる。


その日の夜、大地と豊は奈緒西原亜希)たちとファイヤードラゴン。
苦悩で落ち込んでいる豊は、現場でもミスばかりでSRに向いていないと
話す。
だが、あおいは今は亡き古賀(浅利陽介)やSRになれなかった
省吾(石黒英雄)・小日向(大東俊介)・岸(加治将樹)・須崎(山田親太朗
の気持ちを背負ってSRになった以上、中途半端な気持ちではみんなに悪いと
話していた。


翌日、不動の訓練を厳しく個人指導する加納。
不動は自分の態度が生意気でいじめていると感じイラついていたが、
五十嵐からSRはお互いに限界を知らないと指示も信じることもできないため、
不動の限界を知ろうとしてやっていることだと教えてもらう。
一方、大地はひたすら自主練して鍛え、自分を追い詰めていた。
その頃、徳永は宮崎と大地が重なって見えてしまい宮崎のようなことに
ならないかと大地を心配していて芹沢に相談していた。
一方、思いつめた豊は、SRを辞める覚悟をし、辞表を書いていた。
それを知った大地が豊に愛のムチをかましていると、事故発生!!


中区横浜港大桟橋 船舶火災 要救助者多数
事故現場であおいや水野が救急処置をしていると、SRも到着。
徳永の指示に従い行動するSRたち。
そんな時、大地は婚約者が中にいると声をかけられ、りえという女性の
写メを見る。
大地は葛城と不動は加納とそれぞれ行動を共にして要救助者を続々と発見
していく中、大地はりえの結婚指輪を発見。
声をかけながら捜索すると質材室で要救助者女性2名を発見。
すると、鉄条の網の下敷きになっていたりえに気がつき大地が声をかけると、
意識を失ってしまう。大地は必死にその網を持ち上げて助けようとするが
持ち上がらず徳永に状況を報告。
その後、救助の手助けにやってきた豊とその網を持ち上げていると、
質材室内で浸水が始まり、徳永に報告する。
大地は確実に救出できる要救助者を外に搬送、豊はりえのそばに残るように
指示。浸水が始まると呼吸ができなくなるが徳永たちSRがそこに行く
まで耐えろという。しかし、要救助者の死が頭に過ぎり困惑して
自信喪失の豊。
そんな中、徳永は息こらえのとき誰よりも長時間耐えていた豊なら
あれ以上の事ができる、自分の限界を決めるのは自分の心でしかない、
強くなれ!お前なら必ずできる!と激を飛ばす。
すると、目覚めた豊は了解。
と同時に徳永と葛城は豊のいる質材室まで救出しに向かう。
指示に従う大地がその場を去る間際、豊も言っていたがオレも豊がいなければ
ここまでやって来れなかった、絶対戻ってくる、一緒に生きて帰ろうと
約束して去っていった。
その頃、司令センターでは本間は新人がやろうとしていることに反対していた。
しかし、芹沢は命を懸けて命を救おうとする彼らを信じるといい、
全ての責任をとると宣言。
そんな中、要救助者には酸素ボンベを着用し、豊は浸水が深くなり水中活動
に入った。SRの平均水中は2分半。
その矢先、1階厨房のガスの引火で不動や加納に被害が及ぶ。
一方、大地は要救助者を外に無事搬送し、クタクタになりながらも
豊と交わした約束を守るため豊のところに向かう。
徳永と葛城は、質材室に向かう途中、4名の要救助者を発見し、
突然行けなくなってしまい、加納たちに質材室に行くように頼む。
しかし、加納は被害にあい怪我をして助けに行ける状態ではなかった。
そんな時、クタクタな不動だが限界はこんなもんじゃない、
加納がよく知っているはず、と話し、質材室にいる豊のもとに行く。
豊が水中活動してから4分経過・・。
4分半・・・と時間が刻々と過ぎていく中、
大地と不動が到着し、必死に2人で鉄条の網を持ち上げ、助け出す。
豊は奇跡的に無事。要救助者を水中より確保することができた。
不動は全員で退出すると徳永に報告。
その後、豊たちが外にでると、泣きながらりえの婚約者に
感謝される豊。
仲間に助けられ、無事に要救助者を助け出すことが出来た豊の心に、
充実感がみなぎり喜びを感じていた。
そして徳永は、SRは人を助けても勲章はもらえない、
唯一もらえる勲章は要救助者とその家族からの感謝の言葉、
今日の勲章はお前のものだと豊に告げ、猛烈に感動する豊だった。


翌日、豊は書いていた辞表を破り、SRとしてやっていく覚悟を決める。
そんな矢先、事故発生!!
事故現場に向かう大地たちSR。
大地は憧れの宮崎のような本物の救助隊員を目指すと決意したのだ。



第5話でしたが、SRは本当に大変な仕事ですねっ!!
死と直面したくなくても現場がそういう現場だけに
直面しなくてはいけないって辛い〜。
要救助者が助けられなければ家族に責められ、助けても勲章はなし。
唯一、もらえるのが要救助者と家族からの感謝の言葉だから、
助けた時の嬉しさってハンパなく嬉しいんだろうなっ。
豊と大地、SR再出発頑張れ〜!!!