金曜日のドラマ『歌のおにいさん』『ラブシャッフル』

『歌のおにいさん』第５話

先週のバレンタインデーに、みちる（高良光莉）はドラマの収録があったが、
健太（大野智）が無理矢理みちるを連れ出したため、今日収録しないと放送
が間に合わなくなっていた。その為、みちるはドラマの収録に行ってしまい、
『みんなでうたお！パピプペポン』のスケジュールの調整にも響いていた。
真鍋（木村佳乃）たちは、健太のせいでこうなったと責め、
“マカロン・キッズ”のリハーサルに出れないみちるの代役を健太がやっていた。

健太が自宅に帰ると、さくら（須藤理彩）が、突然お見合いをすることになった。
相手は資産家で工場のお得意さんの息子。さくらはお見合いの準備をしてやる気
満々？ひそかにさくらのことが好きな克己（金児憲史）は嘆き、健太に助けを
求めていた。

お見合い当日。
健太と克己は、ホテルのラウンジでお見合いするさくらの様子を隠れて覗き込んで
いると、健太は突然うらら（片瀬那奈）に声をかけられる。
うららは、戸惑う健太を強引に連れていき、うららのお見合い相手の小松原
（吉田慎之介）と対面。
すると、うららは小松原に結婚を前提とした自分の恋人と健太を紹介し、
健太は仰天し思わず絶叫。
騒ぎを起こしていた健太を目撃し、さくらと光雄（小野武彦）は
健太の存在に気づく。
一方、うららは小松原とのお見合いを断るために健太を使っていた。
その場をしのぎ、お見合いを終了。
そんな時、健太に気づいていた光雄は健太を呼び、さくらのお見合いの席に同席。
健太はダルそうにしていた。
田島家の嫁として家事は雑用という考えで、お稽古事を重視する田島の母
（福井裕子）。
何でも母の意見に賛成しているマザコンの田島に驚かされる健太。
そんな時、健太は田島と目があってしまい、職業を聞かれる。
歌のおにいさんと知った田島は健太の職業を思いっきり貶す。
カチンときた健太は思わず啖呵を切り田島を睨みつけた。
慌てる光雄は健太を怒鳴って叱り、次第に親子喧嘩をしてしまう。
さくらはその状況に耐えられなくなり威勢のいい声で２人の喧嘩を止め、
田島家を驚かせてしまい、さくらは咄嗟に田島家に謝ったが
お見合いはぶち壊し。
隠れて見ていた克己は、お見合いがぶち壊しになり、喜んでいた。

翌日、健太がメーク室に行くと、突然そこにいたうららが泣き出してしまい、
慰めている健太。
そんな時、ラウンジでの出来事を洋子（永池南津子）の友人が目撃していたことを
知っていたさやか（滝沢沙織）や守（丸山隆平）たちがその現場を見てしまい、
２人が付き合っていると、誤解する。
そんな中で『みんなでうたお！パピプペポン』の収録が始まり、健太や
うららと一緒に収録する守は２人に意識してミスばかり。
住吉（前田健）に注意されていた。
そんな守を見ていたさやかや洋子、守が付き合っているわけではないと
話しをしていると真鍋は興味津々。
結局、真鍋にまでその出来事がバレてしまい恋愛はご法度という
歌のお兄さん七箇条を持ち出し、うららと健太、守にまでも破ったと叱責する。
その後、うららは、真鍋にお見合いの話を打ち明けた。
うららの母は高松塚歌劇団にいたうららを勝ち組と考え、今のうららを負け組と
思っているため、良家のボンボンと結婚させて勝ち組にしようとしているという。
うららは、母親の願いに対応できないことで悩み、
自分の幸せを見失っていた。
その頃、安斉（吹越満）のいいなりにながら、明音（千紗）は雑誌の撮影
をしていた。

自宅に帰った健太は、克己がさくらにプロポーズをする練習に付き合っていると、
工場に借金があることが発覚する。
健太はさくらのお見合いは光雄の工場を助けるためのものだったことがわかり、
光雄に激怒し大ゲンカになってしまう。
健太は工場が気になり心配するが、健太には関係ないと
あしらう光雄。
気まずい２人だがさくらも含め、矢野家３人は夕食。
そんな時、田島から結婚を前提にお付き合いしたいとお見合いをOKする連絡が入る。
お見合いは破談だと思っていた矢野家の３人は無言。
困惑していた。

翌日、安斉に呼ばれた明音は雑誌に載せるために撮った写真にダメだし、
安斉と明音の思考が違うため意見が食い違ってしまう。
一方、『みんなでうたお！パピプペポン』の収録で視聴者の子供達からの
質問を“マカロン・キッズ”が健太たちに質問するが、答えが難しく
答えられずにいた。
そんな時、幸せとは何？とうららに質問がきてしまい、自分も同じ悩み
を抱えていたためいき詰まってしまう。

健太が自宅に帰ると、さくらが明音が表紙となった雑誌を見ていた。
さくらは健太に気を遣いながら、明音の夢は叶ったが魅力が表現されて
いないと批判。健太は明音のことが気になりながらも、さくらに結婚の話しを
持ち出す。さくらは幸せになれる？と迷っていた。
そもそもさくらがお見合いしたのは工場のためと知った健太は、
工場の借金を自分だけ知らなかったことに苛立っていた。
そんな時、光雄が帰ってくる。
家族の心配をする健太は、家族の一員である自分にも頼ってほしい
と訴えるが、光雄は強がって助けはいらないと大喧嘩になってしまった。
２人の喧嘩を止めようとしたさくらは、激しさのあまり突き飛ばされ、
ついにさくらの怒りも爆発する。

翌日の朝、気まずそうにさくらに謝る健太。
さくらはお見合いを断って、工場の借金返済のために仕事をすると打ち明けた。
一方、光雄は仕事の依頼をしに訪れていた時、自分の荷物の中に健太が番組で
使用するバッジを発見。

しぶしぶスタジオへ届けに行くと、黒柳徹子に出会い大興奮。
そんな中、健太を探していると、うららに遭遇する。
うららにバッジを渡し、健太のことをバカ息子と連呼する光雄の様子に、
うららは怪訝な顔をする。
自分の両親にかわいい、かわいいと育てられたうららは、光雄が健太を
バカ呼ばわりするのを理解ができずにいた。
そんなうららに光雄はかわいいとバカは同じ意味なんだと話し、
親にとって、どんな子供だってかわいいんですよ。
子供が幸せなら親も幸せなんだからと打ち明けた。
光雄の言葉に勇気をもらったうららは、やっと自分の幸せがなんなのかを
再確認することができ、そこでバッジを取りにやってきていた健太も
光雄の本心を知ることができた。

その後の収録、健太は無事バッジをつけて登場。うららはこの前
の幸せとは何？という質問に自ら答え、幸せは言葉で表すのは難しいが
皆の心の中にあるといい、うららは歌のおねえさんになれたことが
幸せと答えた。健太は元気でいること。ここで皆と楽しく歌えることだと
答え、その現場の様子を見ていた光雄はホッとして嬉しそうにして
その場を去っていったのだ。

第５話でしたが、うららが自分の幸せが何なのか発見
できてよかったぁ〜!!
思わず私も自分の幸せって？と考えちゃいましたっ。
そして今回、初めて光雄の本当の姿が見れましたね。
頑固な光雄だけに素直に言わないだけで、
健太のことを想っていたんですねっ!!
喧嘩するほど仲かいいっていいますが、健太と光雄もそんな感じ。
子を見守る親、親子の絆の深さみたいなものが伝わってきました。
いい話だ〜。