木曜日のドラマ 『ありふれた奇跡』 『リセット』 『特命係長・只野仁』

ありふれた奇跡』第5話



中城加奈(仲間由紀恵)が田崎翔太(加瀬亮)の家を訪ねて以来、
メールのやりとりだけで1週間が過ぎた。
翔太が恋愛関係になることを戸惑っているのは、自分が自殺しようと
していた理由を話さないからと思っている加奈は、今度会った時に
必ず話すとメールで報告する。
朋也(岸部一徳)は再び重夫(風間杜夫)と会い、加奈が重夫の家に
行ったということは、中城家と田崎家の距離が縮まり、
2人が隠していることがバレる可能性が高確率と話す朋也。
隠し通そうそうとする朋也は、重夫に悪事を考えてやっていることでは
ないと話していた。


研次(吹越満)との別れ以来、具合が悪くて何もやる気が起きなく、
起き上がれない桂(戸田恵子)。
事情を知らない加奈は心配して病院に行くように勧めていた。
その頃、恒夫(志賀廣太郎)は、会員制の女装できるクラブのナタリーに
初めて訪れ、受付の綾子(美保純)の説明に従い、
会員手続きを済ませていた。
その後、ナタリーに朋也と重夫がお忍びでやってくる。
綾子に朋也はシルバーナ、重夫はシノブと呼び名で呼ばれ、
2人すでにナタリーの会員。
女装が趣味の2人は、ナタリーで知り合っていた。
だが、2人は女装の趣味があることを隠し、バレる前にやめようと
女装の格好に終止符をつけるためやってきていた。
そして最後の女装をエンジョイしようと2人は着飾り、その格好で
街にくりだす。
通りがかりの人々にその格好をチラリズムされ、人々の反応に快感を
あじわう2人。


翌日、加奈と翔太はメールで会う約束をするが、加奈が待ち合わせ場所に
指定したのは、以前に加奈が店長にたんかを切ってお金を放って飛び出した
茶店だった。困惑する翔太だが、加奈は店に入ると店長を呼び、
以前の行動を謝った。すると、店長は以前加奈のとった行動を褒め、
分かち合う2人。そのことが気になっていた加奈は謝ったことで
すっきりした様子。
加奈がいきなり謝ったことにビックリした翔太は加奈の行動が
読めないという。
加奈は、カタがつけたくてもカタがつけられないことがあるから、
カタがつけることはカタをつけておきたいと話した。
茶店を出ると、翔太はカタがつかない話が気になり加奈に尋ねる。
そんな時、加奈は自分の気持ちがいっぱいいっぱいになりながら、
翔太に子供の産めない体であることを打ち明け、加奈は自分に責任を
感じていた。翔太は告白に戸惑いながらも、子供はいらないと
言い聞かせるが、加奈は先に帰ると告げ、去っていく。


次の日、翔太は加奈のことが気になり、気持ちは変わらないということや、
加奈が話せずにいたことがこんなことかと思ったぐらいとメールを送った。
しかし加奈からのメールの返事がなかなかこなく、翔太は、自宅の
正面入り口をセメントで修理しながらひたすら返事を待っていた。
そんな時、四郎(井川比佐志)に声をかけられ、気づいた時には朝。
加奈からのメールの返事は結局、こなかった。
加奈との関係が気になっている四郎(井川比佐志)は、加奈のことを
翔太にさりげなく聞き、四郎自身の出会いと子供の大切さを話していた。
そこへ重夫が朝帰り?ウォーキングして帰ってくる。
その頃、桂が相変わらず寝込んだままで、静江(八千草薫)が洗濯。
仕事前に桂の様子を見た加奈は、心配と自分への苛立ちから病院に
行かないことを責め、桂に話したいことがあっても話せないと
キレ気味の加奈。
その日の昼間、加奈は朋也に電話で、桂に病院へ行くように言うか、
連れて行ってと頼むが、のんきに構えている朋也。加奈は優しくしている暇はないと話し、桂のことを任せる。
その日の夕方、静江(八千草薫)は珍しく桂の部屋に行き、横になっている
桂に、自分が桂ぐらいの年齢の頃に同じような状態になったという。
静江は夫以外の男性に恋をした話をする。
好きだという気持ちを隠して、ごまかして、切り抜けたという。
でも、後悔していない、それでよかった。
朋也にはいえない話。
桂は何も言えず、静江の話に何かを感じる桂。


ある日、朋也は重夫に呼び出され喫茶店にやってきた。
呼び出された理由がわからず戸惑う朋也に、女装の格好をするのは最後
と決めて街にくりだした時の快感が忘れられなく、重夫自身に自信ついた
ことを話し、重夫は女装をやめたくないと訴え、もうやらないと決めた
前回の提案を撤回する。それを拒む朋也だが、家族や会社に絶対にバラ
さないと約束する重夫。朋也は信用できず睨みつけていた。
その頃、加奈は遅れて翔太にメールの返事を送ていた。
加奈が子供を産めないことをどうってことないと思ってくれる
のは嬉しいが、子供が好きとも思っている翔太。
気持ちを急がず、時間を置いてほしいことを告げた。
そんな中、スナック妙に向かっていた加奈。
店の前では、ママの妙(宮田早苗)が誠(陣内孝則)に見送られタクシー
に慌てて乗り込むところだった。
事情を知らない加奈に、離婚して別居していた妙の高校生の息子が事故
にあったと説明する誠。
誠が妙に来た時、妙は真っ青で震えながらもタクシーを手配していて、
誠が来なかったら店が閉まっていたことを話し、2人はお店のお留守番。
そんな中、誠は事故で亡くした家族と妙の息子の事故を重ねてしまう誠。
失ってしまった命を戻せない辛さを知っている誠は、思わず感情を露に
出してしまう。
そんな時、妙から息子が助からなかったことを告げる電話が入った。
身近な人の突然死と再び直面してしまった誠は、やりきれない思いと
不安な思いに耐えられなくなり加奈に迫ろうとする。
加奈は咄嗟に逃げ、生きていくしかないと言い聞かせた。
すると、誠は正気に戻り、猛烈な後悔で泣きじゃくりながら謝った。
そんな誠に、加奈は泣かないでと声をかけ、ホッとしていた。



第5話でしたが、加奈が言えなかったことを、翔太にとうとう
打ち明けたわけですが、加奈と翔太の関係はどうなっていくのでしょう?
なんだかんだいって、うまくいきそうですが、気になりますねっ!!
そして、重夫と朋也が隠していたのは女装が趣味だったことだったこと
だったんですね〜。
私は、女絡みかと思ってたので予想外・・・。
予想外といったら、
静江が桂の病の原因を察知しているみたいに、突然静江の過去の恋の話
を桂にしてきたり、誠が加奈に迫ってきたり・・・。
今までまたーりのドラマだったけど、今回激しい内容だった気がします。
次回はまたーりドラマかな?