日曜日のドラマ 『本日も晴れ。異状なし』

本日も晴れ。異状なし』第4話


ある日の朝、遼(坂口憲二)は、片岡慎一郎(遠藤憲一)がマフィアに
やられてかけそうになる危機一髪のところを助けようとする夢を見ていた。
しかし、突然展開がおかしくなりご飯食べようよと、星太(丸山歩夢)に
いわれていたことだと気づき、驚いて目を覚ます。
そして、美波(夏未エレナ)が遼を起こさず、自分たちだけ先に朝食を
とろうとしていたことに怒っていた。
そんな時、小学生の梨絵(山城侑里佳)が駐在所にやってきた。
通学路の売店の近くでがま口の財布を拾い、困った梨絵は駐在所に
持ってきたという。
すると、遼は落し物を拾った時は駐在所に届ければいいと教え、
届けてくれたことに感謝していた。
遼は嬉しさのあまり梨絵に『えらかったで賞』という手作りの
バッジあげる。


その後学校では、梨絵が貰った『えらかったで賞』のバッジの
話題で大騒ぎしていた。大人気の『えらかったで賞』のバッジ
が落し物を届けただけでもらえることを知った子供達は、
ほしがっていた。
うらら(松下奈緒)は、その話題のせいで、子供達に自分の洋服の変化に
気づいてもらえず、『えらかったで賞』をバカにいて、
遼に『ウザかったで賞』をあげると荒れ模様。
そんなところに、仙吉(近藤芳正)に呼ばれたというキヌ(前田美波里
がやってきて、うららのその様子に驚き声をかけていた。
すると、うららは遼に何1つ見せないならいないのと同じ、只の便利な
島の先生と言われたことで悩んでいることを打ち明け相談していた。
キヌはうららを自分の若い頃と似ていると話し、自分が教師でいられたのも、
この島にいられるのも節子(大森暁美)に教えてもらったからだと
打ち明けていた。


その頃、節子は公平(半海一晃)と落とした財布を探していた。
そこへ、パトロールしていた遼が現れ、がま口の財布が節子の物だと
判明し、公平が駐在所に受け取りに行くことになった。
すると、公平は一晩落としたことも気づかなかった節子のことを心配し、
認知症が何処まで進行するのか不安でいっぱいでいた。



その日の学校帰り、愛子(福地柚)が駐在所に落し物を届けにやってくる。
遼は届けてくれたことを感謝するが、駐在所に入ってしまう。
すると、愛子は『えらかったで賞』のバッジを催促してきた。
遼は、不思議に思いつつも作ってあげようとする。
その矢先、今度はタケル(長嶺賢神)も落し物を拾ったとやってくる。
結局、遼は2人に『えらかったで賞』のバッジを作ってあげる。
子供たちはバッジ欲しさに、何か見つけては落し物を拾ったと
駐在所にやってきていたのだ。
一段落したと思っていると、星太が落し物拾ってきたというが、
遼にこれは落し物じゃないと否定され、『えらかったで賞』のバッジを
もらえないことに残念がっていた。
しかし、遼は落し物を届けようとした気持ちにあげる賞だといい、
作ってあげることにする。そんな星太は大喜びしていた。
その頃、『えらかったで賞』のバッジを嬉しそうにぶら下げて
愛子とタケルが、お店の手伝いをしている一郎(松田佳祐)と
二郎(畠山紫音)の前を通り、そのバッジに気づいた2人は
羨ましがっていた。
その日の夜、星太も美波にバッジを自慢するが、興味なさそうにして
遼がバッジを作ったことを嫌厭し、調子に乗っていると遼にいう。
遼は否定し激怒してしまう。
その後、遼は立花和美宛に手紙を書いていた。


翌日、一郎と二郎が学校を無断欠席する。
2人はバッジをもらうために落し物を探していたのだ。
しかし小さな島にはそんなに落し物はなく、光生(青木崇高)や
育江(岡本麗)に注意され、逃げていく。
そんな時2人は共同売店を通りがかり、店先においてあった封筒を
盗んでしまう。そんな2人の姿を目撃してしまい驚く節子。
その後、一郎と二郎は駐在所にやってきる。
遼が学校に行ってない2人を心配する中、落し物を拾ったといい、
その現金の入った封筒を渡す。
遼は中身を見て驚き2人に感謝し、何処で拾ったのか尋ねると、
2人はそれをスナックナオミのお店の前で拾ったと嘘をついてしまう。
そんな中で、『えらかったで賞』のバッジを催促する2人。
遼も自分の作ったバッジが人気になったことが嬉しくなり、
その状況を知らずにバッジを作ってあげる。
そして2人を遼が学校に連れて行くと、バッジが目的で落し物を拾って
学校に来なかったのでは・・とうららが問いかけていた。
その時、日名子(中塚みの)から、共同売店が騒ぎになっていること聞き、
急いで現場に行く。すると、下地久(本間剛)が那瑠美島始まって以来の
重大な凶悪事件が起きたと報告し、下地ゆかり(金城いづみ)が公民会費が
無くなったことを伝える。久は郵便局から降ろしたばかりのお金を、
店先に置いていたいう。すると、遼は一郎と二郎が持って来た封筒に気づき、
見せるとその封筒と判明する。
しかし、遼にはスナックナオミのお店の前で封筒を拾ったという2人。
疑惑を持った遼は、刑事事件の可能性があるといい、緊急集会を開催。
島民たちが集まると、日名子は子供のいたずらではと疑いだし、
島民の人たちも考えるが、余談ばかりだった。
そんな中、キヌは平和な島を荒だてないでほしいという。
しかし遼は、島民の人たちに大ごとにならないように安心して
暮らしてほしいからと訴え、対立してしまう。
そんな時、節子が一郎と二郎のやったことを目撃しているにも拘らず、
お金を持って行ったのは自分とかばう。
そして、自ら認知症を認め、つじつまのあう話をして謝ったのだ。
キヌや島民の人たちは信じられない様子。すると、公平はみんなに謝り始めた。
節子が認知症でお金を盗んだと思っている公平は、気が動転してしまい、
節子を石垣の病院で診てもらい、その状況によって施設に預けると
いいだしてしまう。
節子も了承してしまい、遼はテンヤワンヤ。こんな状況になって
しまったことに責任を感じ、ショックを受けてしまう。
そんな遼にうららは、この平和な島では、人を信用し合わないと暮らして
いけないと教えた。


その日の夜、遼は犯人探しをしたことで、節子が犠牲になってしまったと、
謝っていた。公平は節子の弱っていく姿を見たくないと泣いていた。
その頃、スナックナオミで島民の男の人たちは、節子が認知症で招いた
出来事だと思っているため、認知症の進行に悔やんでいた。
片隅にいた一郎と二郎はそのことを知り、心を痛めていた。
一方、遼もこの島に何しにきたのか不安と悩みで、片岡に電話で相談
していた。
そして、同じ過ちを起こし、勘違いを正義で人を傷つけたと話す。
そんな時、片岡は、以前遼が新宿中央署にいた時に関与していた立花が
酔っ払って事件を起こしたという。
遼の気持ちは伝わっていなかったことを伝え、那瑠美島にいても
罪滅ぼしにはならないといわれていた。


次の日学校では、梨絵が愛子のおばーちゃん(節子)を泥棒扱いされて
愛子が泣いていた。
そんな愛子は、節子が逮捕されてしまうのか心配になり、うららに尋ねていた。
すると突然、一郎と二郎まで泣きながら謝り、自首しますという。
うららはわけわかんない感じ。
その後うららは、遼のところに行き、一郎と二郎が『えらかったで賞』の
バッジほしさに何か拾って持っていきたかったため、やってしまったこと
だと話し、2人はえらくなかったからバッジを返すといってたことを伝え、
バッジを渡す。
それを聞いた遼はいきなり走り出してしまう。その後を追ううらら。
遼が向かった先は、節子のところだった。
遼が一郎と二郎が言っていたことを打ち明けるが、節子はお店から封筒を
持ち出し、スナックナオミで落としたと言い張り、石垣に行くため準備する
といい、その場を去ろうとする。
そんな時、キヌがやってきて、節子がやっぱりかばっていたのだという。
すると、節子は泥棒扱いされた子供達は傷つき、その傷を抱え込んだまま、
生きていく。それを見守る親も・・と考えてのことだった。
そんな時、公平がやってきて、認知症と嘘をついて子供達をかばったことに
納得いかない様子。しかし、節子は自分はあとは老いていくだけだが、
子供達には未来があるという。
そして、節子は今回は子供達のいたずらだったかもしれないけど、
今度は、本当の認知症でやってしまうかもしれない。
そんな姿を愛子たちに見られる前にこの島を出たいという。
すると、遼はバッジを作って調子に乗っていたことを反省し、
この島民人たちの気持ちがわかっていなかったことを後悔しているという。
そして、節子の優しい老いていく姿を見せ、老いること、生きることが
どういうことなのか・・・。駐在所では教えられないことを
節子は教えられると伝え、この島に残ってほしいという。
すると、残りの人生何もできないと思っていた節子は、
みんなの役に立つことがあることに気づいたのだ。


その後、一郎と二郎が節子に謝りに行く場所にうららと遼も一緒に行くが、
遼は自信をなくしてしまい、肩を落として去っていってしまう。
そんな姿を見たうららは遼のところに行き、励ます。
まだ、この島に来たばかりのわりに頑張っているといい、
『わりとえらかったで賞』といって持っていた遼の作ったバッジをかけて
あげる。遼はうららの励ましで元気を取り戻しパワーアップ。
いつもの遼に戻り、うららと言い合いをするのだった。
その日の夜は、一郎と二郎はナオミ(青山倫子)に叱られお仕置きされていた。
その頃、うららはキヌにこの島は、1人1人の生きざまが教育に繋がることを
知り、子供達に教えられるものを見つけたいと話したのでした。



第4話でしたが、遼の手作りの『えらかったで賞』のバッジが
あんなに大流行になってしまい、それがほしかったため事件が
起きてしまったんですね・・・。
この島で初めて、事件らしい事件だった感じ。
節子は自分の財布を落として気づかなかったのは認知症のせい?
しかし、封筒を盗んだ子供達を目撃したことは忘れなかったと
いうことですね。そんな節子がかばうなんてスゴイ。
そして、気になるのが、立花和子 前回も手紙書いていたけど
過去何があったんだろう?
気になりますねっ!!!