土曜日のドラマ 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』 『赤い糸』

『RESCUE・特別高度救助隊』第4話



神奈川水再生センター。
現場に来た大八木 (山下真司)と大地 (中丸雄一) たち候補生
だが、社会化見学に来ていた子供が、警報ボタンを押したと
いう誤作動の報告を受ける。念のため発砲箇所を確認するため、
大八木 の指示のもと大地たち救助隊員は出場する。


高層モーター室。
大八木の指示されたところを個々に捜索する候補生たち。
すると、要救助者発見!! しかしその直後、プラント内で炎が
噴出し、警報機が鳴り響きついに爆発。
そんな中、候補生たちにひき続き捜索を指示する大八木だが、
病で苦しんでいた。
その頃、千若町 神奈川水再生センターで火災発生の発令が
出ていた。


低層モーター室。
大地たちが炎の中検索していると、何処からか助けを求める声が
聞こえ、声がした方へ移動する。すると、大地が要救助者を
発見し、確保することができた。
その頃、現場の外であおい(市川由衣)に友達が出てこない、
と心配している男の子が訴えかけていた。
しかし救助者が続々と運ばれてくるためその男の子から離れて
しまう。男の子を気にしながら救助者の処置をしていると、
1人で友達を助けに行こうとする姿が見え、咄嗟にあとを追う
あおい。


一方、指令センターでも火災のことで、電話のラッシュで
慌しかった。
真田(夏八木勲)が 芹沢(石橋凌)に状況を聞いている矢先、
奈緒(西村亜希)から水再生センターとなりガスプラントで
ガス漏れが確認され、すでに止まってはいるもののシラン系の
特殊材料ガスが流れ込んでいると報告を受ける。
芹沢(石橋凌)はモノシランガスの可能性があると判断しSRの
出場を命じた。
その後、SRたちは現場に到着し、徳永(石黒賢)は現状を
聞いた上で、大八木とアポを取り、配管の中にガスが流れて
いていつ火が噴くか分からないので十分に注意するようにと
報告する。
そして、大八木と大地たちは、子供たちと先生の要救助者5名と
地下3階の出口に向かっていると、あおいとその男の子と
遭遇する。
あおいはその男の子を連れ戻そうとして入ってきてしまっていた。
そして、この中は危険だから早く戻らないと、と大地は
声をかける。
その頃、指令センターでは、 芹沢がモノシランガスは半導体
製造などに使われる特殊材料ガスで高濃度で空気に触れると
自然発火し炎上すると説明していた。
空気に触れたり、むやみに火を消すと爆発、火を消したくても
消せないという厄介なガスのため悩まされていた。


地下3階シャッター前。
あおいが入った時はまだ開いていたシャッターも閉まっている。
その頃、2階コントロール室にいた徳永は、制御装置の故障で
施設の出入り口が全て閉鎖され、地上に出るための道は、
地下3階のみということを知る。
大地たちは閉じ込められてしまった。


地下3階高層ポンプ室。
大八木は大地に子供達を休息するよう命じる。
小日向(大東俊介)はこの状況で苦戦していると、
大八木が苦しみだし、大量の吐血で倒れこんでしまう。
そんな時すでに水再生センターではほとんどが火に包まれて
地下3階も危険な状況に陥ってしまう。
豊(増田貴久)は徳永にアポを取り、大八木の状況を報告した。
報告を受けた、徳永含めるSRたちや指令センターの芹沢たちは
愕然となる。
子供達も怖がっていて、あおいは大八木の状態からみて病院に
早く搬送しないといけないという。
ピーンチ!!
豊は、徳永に他の出口の道の指示を待つが、
他の出口はないといわれてしまう。
そんな時に爆発!!省吾(石黒英雄)や小日向が動揺して焦って
しまう。
しかし、徳永はそんな候補生たちに今やるべきことは、
要救助者の安全を守ることだと言い聞かせ、豊はここにいる
人たちを救えるのは自分たちしかいないとみんなをまとめる。
その後、徳永が来るまで安全なエレベーターホールで退避と
指示され、向かおうとするが、大八木は今動かせないため
あおいもその場所に残ることになる。
大地は子供達を安全な場所に連れて行ったら戻ると告げた。


地下3階シャッター表。
SRの五十嵐(田中要次)が30分位で破れそうな扉を
発見するが、火災によって水を貯めている施設も損壊して
いるため時間がない。
このままだと水没してしまうという。
そんな時、芹沢は候補生を信じて、設内を酸欠状態にして
火を消す、二酸化炭素消化設備を利用しようと案をだす。
大地たちの真上の質材室に外に繋がった環境ダクトがある、
そこにだけ空気を送り込み安全を確保させようという。


地下3階エレベーターホール。
徳永の指示のもと候補生たちは、高濃度二酸化炭素が5分後に
放出されるというスイッチを押し、エレベーターで安全な
質材庫に行き、退避を試みることになる。
そんな時、奈緒が地下5階にいる子供をモニーターで発見する。
すると、不動(山本裕典)は1人でその子供、要救助者の救助に
向かうことになり、不動を心配する大地は絶対戻って来いよと
声をかけていた。
そして、豊と小日向は目を覚ました大八木を支え、
質材室に向かう。
外では大地たちの活躍にいたたまれなくなり、岸(加治将樹)と
須崎(山田親太朗)もSRの手伝いをする。
地下3階機械制御室では、災害時緊急停止を解除する。


地下5階通路。
不動は炎が舞う中、要救助者を探し、女の子の要救助者を発見!!
一方、大地と省吾は二酸化炭素消化設備制御盤が鍵がかかって
いてなかなか開かない。
そんな時、省吾はここまでこれたのは大地のおかげと感謝し、
それに対して、大地は絶対に助かる励ましていた。
そんな中、制御盤も無事に開けることができ、徳永たちに報告
と共にスイッチを押す省吾。
すると、外ではサイレンが鳴り響き、水野(笛木優子)たちも
負傷者を手当てしながら心配していた。
そして、二酸化炭素が放出まで後5分となり、
ダッシュする大地と省吾。


地下3階通路。
小日向と豊は大八木を支え、あおいと共に移動していると、
爆発の衝撃で小日向が転落し腕をケガしてしまう。
そんな時、大八木は余命が半年と告げられていることを明かし、
豊たちだけで向かうように命令した。
しかし、ケガを負いながらも小日向は仲間を絶対見捨てないと
大八木から教わったことを実行するため、連れて帰ると宣言し、
再び移動する。


地下5階エレベーターホール前。
不動は女の子を抱えて移動していると、天井から・・・。


地下3階エレベーターホール。
豊たちと大地たちは合流し、残りあと2分ちょっとなのに、
まだ不動が戻って来ないことを心配する。
そんな時エレベーターから女の子のみが降りてきて、
不動がケガをしたから1人で来たことをいう。
すると、豊たちは要救助者を確保したことを報告し、
不動を助けに行きたいと頼んだいた。
しかし、時間がない。要救助者の命を救うことを重視するため、
芹沢は全員、質材室への退避を命じた。
豊は仲間を見捨てられないと拒むが、ここにいる要救助者を
助けるため、心を痛めながら応じた。
そして、不動を残したまま、エレベーターに全員が乗り込み、
退避場所に向かおうとドアを閉めた瞬間、
大地はエレベーターを降り、1人で救助に向かう。
大地は炎が飛び散る中、必死で探し下敷きになっている
不動を発見!!
時間が刻々と過ぎる中、急いで助け、質材室に向かう。
その頃、要救助者を含め、豊たちは、質材庫に到着。
その直後に高濃度二酸化炭素が放出された。


地下2階質材室。
SRとようやく豊たちは合流。SRは要救助者を助け出す。
そして、加納(照英)と葛城(要潤)が大地たちの救助に
あたっているにも関わらず豊は仲間を助けたいと頼み、
それがオレンジの誇りだという。


※酸素濃度検知器は大気中の酸素は、通常21%で10%以下
だと意識不明に陥る。


地下5階エレベーターホール前。
葛城たちと豊たちは合流し大地たちを探す。
エレベーターをこじ開けると、そこには気を失っていた
大地と不動が生き延びていた。
安心するSRたちと喜ぶ候補生たち。
指令センターでは2人の安全確保がわかるとホッとし、
その後、芹沢は真田に徳永が咄嗟の判断でエレベーターを
地下5階に落ろし、僅かな空気で2人を救ったことをいう。
そして真田はこんな状況に対応できた徳永や訓練生を
称えていた。
一方、あおいは身勝手な行動をとったことを水野に謝ると、
水野はホッとした様子で抱きしめていた。
その後、救出された大地と不動は無事搬送される。


後日の夜、大地は無事に退院できファイヤードラゴンで
あおいたちと祝杯。
そして明日、待ちに待ったSR合格者発表を控え、
大地はやるだけのことをやったから悔いはないといい、
俺達はずっと仲間だと不動を除く候補生たちに語り、
わかちあっていた。そんな時、不動が登場!!
そして大地に助けてもらったことを感謝し、古賀(浅利陽介)を
思いながら、不動も含め親の友として乾杯したのだ。


いよいよ、SR合格者発表当日。
候補生たちが緊張している中、
芹沢は合格者発表2名を発表する。
名前が呼ばれたのは、不動と豊だった。
大地はショックを受け泣いてしまう。
そんな中、芹沢は他の候補生たちの配属先を報告し、
最後に呼ばれた大地は異例の処置でSRの仮入隊が命じられ、
正式に採用するまで現場で経験をつむようにといわれた。
その後、教官たちから、これから歩むべき道の活躍を
期待すると同時に応援メッセージをもらう候補生たち。
最後に大八木は車椅子から降り、候補生に力を振り絞って話す。
今までで1番最悪の候補生で救助隊員になれないと
思っていたが、今は自慢できる救助隊員と認め、
辛くなった時には厳しい訓練した時のことやそれを一緒に
体験した仲間達を思い出すようにと話した。
そして大八木が望むのは、現場での活躍ではなく、
命を落とすなと告げた。
大地たち候補生は感極まり大八木に涙しながら感謝する。


その後、任務を果たした大八木だが、訓練生たちに助けて
もらった命だから病気と闘う決心をし、教官を続けたいと
真田に頼んでいた。
一方、それぞれの道に進む救助隊員はお互いの活躍を称えあい、
訓練センターをあとにする。


そして大地と不動、豊は特別高度救助隊・本部を訪れていた。
その矢先にSRの葛城たちから、出動を命じられ
事故現場に向かう。



第4話でしたが、不動が心を少し開いた感じですね。
孤立していた不動が大地に感謝して一緒に乾杯しあうなんて
いい傾向だぁー!!
結局SRに選ばれたのは、不動と豊だが、2人にはないものを
持っているということで補欠?おまけ?みたいな感じで大地も
選ばれ、今後どーなっていくんだろう?
大八木は候補生のおかげで命を助けてもらったと
同時に病と闘い教官を続けるなんて、カッコイイ!!
これから、大地はSRの仮隊員として
どんな展開になるのか楽しみです。