木曜日のドラマ 『特命係長・只野仁』 『ありふれた奇跡』 『リセット』

特命係長・只野仁』第4話



東亜女子大学新キャンパス建設予定地で、東亜女子大学の生徒の
若宮薫(桂亜沙美)が遺体となって発見された。東亜女子大学は
電王堂のお得意先で、広告だけでなく、キャンペーン全体を
プロデュースしていた。黒川(梅宮辰夫)は、今回の事件が
自殺ではなく、殺人事件の疑いをもっていた。薫(桂)が死因と
なった青酸カリをどこで入手したかそれが不明。
そして死んだ場所が東亜女子大学新キャンパス建設予定地。
裏に何かあるという噂がネットで広まっている東亜女子大学は品のいい
イメージがあるからスキャンダルには神経質になっている。
薫(桂)が死んだ理由を明らかにする。
そして裏にないかを探ることが、特命といわれた只野(高橋克典)。


早速、森脇(永井大)を引きつれて東亜女子大学で捜査を開始。
只野(高橋)は学内に潜入した。学長の高木義文(江守徹)に会い
事件について話す只野(高橋)。
高木(江守)は、広告代理店に大学を宣伝することや、
新キャンパス建設を反対していた。いきなり漢字の質問をされ悪戦苦闘。
それを見かねて、高木(江守)は
日本語学の権威が書かれてある本を渡した。そこに准教授の
加藤百合横山めぐみ)が現れ、2人が新キャンパス建設をめぐって
対立関係にあることを知る。


加藤(横山)は大学が生まれ変わるチャンスと言い、マーケティング
宣伝に力をいれていた。
そんな時、捜査していた森脇(永井)は痴漢に間違えられ、警備員に
捕まり、女子大学生達に囲まれていた。そして、只野(高橋)と
森脇(永井)はその女子大生達を調査していたら、
薫(桂)の名前がでてきて驚いていた。
詳しく聞くと、薫(桂)は中国に留学する事になっていたという。
そして薫(桂)が亡くなった日に、加藤(横山)にメールを送っていた
ことがわかった。
それを聞き只野(高橋)は、加藤(横山)にそのメールを見せてもらう。
それは薫(桂)自身が写っている写メだった。
その後、只野(高橋)はバー小さな貝殻・マヤ(はるな愛)の店で
森脇(永井)は密会していた。


翌日、事故現場の東亜女子大学新キャンパス建設予定地に只野(高橋)
と森脇(永井)は行った。そして只野(高橋)は薫(桂)の写メを
見ながら、女子大学生が言っていたことを、思い出していた。
そんな時、難解な漢字が書かれたメモを見つけたのだ。
只野(高橋)は大学に行き、そのメモと薫(桂)が友人に渡した
年賀状の筆跡が同じ物だったと言う。書いた文字がわからなく、
高木(江守)に見せると、これは「寂寞(せきばく)」という漢詩
生きていく望みを失った虚無的な哀しみを詠ったもの。
おそらく、死を書いた物と教えてくれた。これが薫(桂)の遺書?
と疑問に思った只野(高橋)。
YESと高木(江守)。薫(桂)は中国への留学を控え希望に満ちて
いたのに、何故望みを失うのか・・・と只野(高橋)は疑問に思う。
しかし、高木(江守)は人間、誰にでもある。薫(桂)は真面目な
学生だったから、考えすぎておもいつめたのかもしれない。
若い時によくある事だと言う。
そんな時、化学研究室から青酸カリが盗まれたことがわかった。
現場には薫(桂)の指紋のついたドライバーが落ちていた。
そのことを、黒川(梅宮)に伝え、薫(桂)は人生の迷いによって
自殺と見込み、今回の特命は終わろうとしていた。


真由子(三浦理恵子)の情報により、新キャンパス建設予定地の近くの
土地売買で大儲けした人がいることがわかった。
そのことの薫(桂)の死と関係あるのだろうか、謎めいていた。
そして、只野(高橋)は黒川(梅宮)を呼び出し、東亜女子大学の件
をもう一度調べなおしたい。裏にはキナ臭い話が・・、
大学のためにも真相を明らかにする必要がある言った。
それを聞いた黒川(梅宮)は只野(高橋)に任せることに。


翌日、只野(高橋)は東亜女子大学にいる、高木(江守)のところを
訪れ、漢字に興味をもったと言い、何故か漢字の意味を聞いていた。
その後、森脇(永井)とキャンパスを歩いていると、薫(桂)
そっくりの女性と出会い、愕然としていた。その女性は、
なんと薫(桂)の双子の妹の毬(桂亜沙美・二役)だった。
毬(桂・二役)の話によれば、薫(桂)は病気の自分のために
留学費用を手術代にあててくれていたのだという。
そのことを聞くと、只野(高橋)は薫(桂)は自殺ではないと
確信していた。そして、何かに気づいた様子で、加藤(横山)に送った
写メを再度見直し、写メを撮った場所を特定した。
そこで只野(高橋)は加藤(横山)と高木(江守)を呼び出し、
加藤(横山)が薫(桂)を殺したのではないかと疑い、
加藤(横山)を追い込む。すると、不愉快になった加藤(横山)は
激怒し、教室を飛び出していった。


その夜、高木(江守)に呼び出された加藤(横山)が差し出された
コーヒーを飲もうとしたした瞬間、只野(高橋)が登場。待て!!
やっぱりあんたが若宮薫(桂)を殺したんだな。
すると、高木(江守)はかなり動揺していた。只野(高橋)は、
コーヒーの中には薫(桂)を殺した青酸カリの残りだ!と高木(江守)
を追い込んだ。
只野(高橋)は、あらかじめ加藤(横山)に事情を説明し、
罠をかけたと言う。
高木(江守)は新キャンパス建設に反対していたが、予定地の情報を
事前に売る事で多額の報酬がでるから、それを逆手に取り、
情報を流していた。そして、その報酬を受け取るところを、
目撃した薫(桂)。
高木(江守)は、薫(桂)に口止め料を要求され、
殺害したのである。
只野(高橋)は薫(桂)が残したメモに書かれた戚の字の間違いを
高木(江守)が指摘しなかったことに疑問に思い、高木(江守)が、
遺書として薫(桂)にメモを書かせ、その時、間違っていた漢字を
知っていたから指摘しなかったのだと気づいたのだった。




第4話でした。
加藤(横山)がずっと怪しい思っていたら、只野(高橋)と手を組んで
いたとは・・・。
ストーリーの途中、漢字に興味もなさそうにしている只野(高橋)が、
なんで興味をもったと言い、漢字の意味を聞くの?と疑問に思った
のですが、あの時すでにクサイと感じていたとは・・。
面白いですね〜。
そして、少しエッチなシーンも笑える。
次回は、どんな特命がでるのか楽しみです。