火曜日のドラマ 『神の雫』 『メイちゃんの執事』 『トライアングル』 の豪華な3本立て

神の雫』第3話



たった一度だけワインを飲んだことがある雫(亀梨和也)。
見たんだ、20歳の誕生日の時・・・オヤジの裏切り・・・。
シャトー・ムートン・ロートシルト 85年


一青(田辺誠一)は前回の判定で言われたロベール(竹中直人)の言葉を
思い出し悩んでいた。そんな時、妹のセーラ(佐々木希)が訪れて
その様子をみて微笑んだ。
そんな頃、太陽ビールでは、本間(田口浩正)と河原毛(升毅)達は、
お得意様に契約を打ち切られてこのままだとつぶれると悩んでいた。
その時、雫(亀梨)に電話がくる。


そして神咲邸で戦いが始まる。
「第二の使徒」のイメージが霧生(戸田菜穂)によって読み上げられた。
そのワインで私は“団欒”を懐かしむ。
ある冬の日、草むらで友達と遊びまわっていると、
夕焼けが辺りを真っ赤に染め、
どこからともなく夕食の香りがした。
空き地の草の匂いとじょうとうなハーブやスパイスが鼻をくすぐり
私は家路を急ぐ。
だが、途中、道に迷ってしまった。
泣き出しそうになる私に優しげな男性が声をかけ、手をさし伸ばし、
一粒のお菓子をくれた。
ホッとするような甘さ、考えられないほどの芳醇さ、
私はその男性に手を引かれ、気がつくと家の前にいた。
中から“団欒”の声が聞こえ、私は温もりを求めて木の扉を開けた。


すると、一青(田辺)はクールに去っていった。
一方、雫(亀梨)はもう一度見て、あの父が“団欒”・・・。

雫(亀梨)はワインバー(モノポール)に行くと、みやび(仲里依紗
がいて一緒に考えてほしいと言う。
そして2人は“団欒”と言いながら考えていた。「第一の使徒」と
違って温かさがあると感じた。前回は格式が高かったのに今回は
昔懐かしい、親しみやすい、安心感がある庶民的なワインと感じたと、
雫(亀梨)。再び“団欒”とつぶやく。
それを聞いていたセーラ(佐々木)が貴腐ワインを例に挙げてきた。すると、
みやび(仲里依紗)は、貴腐ワインは甘口デザートワインと説明した。
そこで藤枝(辰巳琢郎)が持ってきたシャトレーゼのワインを飲む。
甘くておいしいが夕焼けの赤みが感じられなかった。
そして庶民的なワイン、デイリーワインと言い、
“団欒”に繋がらないかと考える雫(亀梨)だった。


みやび(仲)は仕事中に、雫(亀梨)の事ばかり考え、ミスをして
クビになってしまった。
そんな時、たー君(松田孝幸)に出会う。
一方、雫(亀梨)たちは太陽ビールが契約打ち切りになった原因を
探していると、ハイライフネット代表取締役社長のカリスマ経営者、
高杉進一(松田)→たー君が5大シャトーの他にブランドワインを
格安で売っていたからということがわかった。


その日の夜、雫(亀梨)は藤枝(辰巳)のワインバーにで話していると、
噂をしていた高杉(松田)とみやび(仲)が現れた。
そして雫(亀梨)と高杉(松田)はみやび(仲)に紹介される。
雫(亀梨)はラングドック地方のデイリーワイン、高杉(松田)は
シャトーラフィットのワイン04を飲んでいると、飲んでいるワインに
いちゃもんをつけ、ワインは中味ではなく、イメージが価値を
生み出すと語る。更に、羨ましいですよ。
雫(亀梨)みたいなブランドを背負った人間が、豊(古谷一行)の息子
というだけで、随分、得をしてきたのでは・・と嫌みを
言われる雫(亀梨)。
カチンときた雫(亀梨)は、ワインでもブランドより人の心を動かす
ノンブランドがあってもおかしくないと反論する。
しかしは他のなによりも人々を魅了しているからこそブランドを
ブランドと呼ばれる。それに勝るノンブランドはないと言い切った。
そして、はっきり、ある。と答えた雫(亀梨)だったが、高杉(松田)
はあるのならば飲んでみたい。と言い、そんな2人はバチバチだった。


ワインバーから出ると、みやび(仲)は、高杉(松田)が
昔は友達や家族思いでブランドなんか気にするような人では
なかったとフォローする。
すると雫(亀梨)は家族を顧みずに仕事に没頭しているところが、
オヤジに似ている。
ブランドワインよりもおいしいノンブランドワインを高杉(松田)
に用意してあげる。
それが「第二の使徒」のワイン探しに繋がるような気がすると言った。
そしてみやび(仲)は豊多香(古谷)の裏切りの事を聞いてきた。
すると、雫(亀梨)は20歳の誕生日の時、
初めてオヤジのワインセラーに入る事を許してもらって、その時
オヤジの裏切りを見た。
1990.12.19「ほのかと実りを祝う」母さんが死んだ日。
オヤジは、仕事ではなく“ほのか”っていう女の人と一緒にワインを
飲んでいた。
雫(亀梨)と母さんにずっと嘘をついていた。
そして最後まで何も言ってくれなかった。
あの日以来ワインを口にしなかったのに、最近は飲みたくて仕方ない。
と語ってくれた。
そして、“団欒”を懐かしむ庶民的で安心感のあるワインを探して、
高杉(松田)に
飲ませようと意気込んでいた。


一方、一青(田辺)はロベール(竹中)のとろで、
自分に何が足りないのか。
2度と負ける事は許されない。と言うとロベール(竹中)は、
雫(亀梨)は、一青(田辺)と違ってワインを飲み始めた
ばかりの男。と教えた。


翌日、太陽ビールでは、雫(亀梨)が本間(田口)と河原毛(升毅)達に、
条件さえ合えば業務提携してワイン事業を委託してくれると高杉(松田)
と約束をしてきたと言う。
しかし、その条件は、5大シャトーよりもおいしい3000円以下の
ノンブランドワインを用意するという条件だった。
5大ワインを知らない雫(亀梨)は河原毛(升毅)に教えてもらった。
シャトー・マルゴー(女王)
シャトー・ラトゥール(かいぶつ)
☆シャトー・オー・ブリオン(偉大人)
☆シャトー・ムートン・ロートシルト(2級から1級に格上げされた)
☆シャトー・ラフィット・ロートシルト(銘酒)


その頃、神咲邸にいる霧生(戸田)にマキ(内田有紀)が訪れていた。
そして、雫(亀梨)について調べていたというマキ(内田)は、
最近まで全くワインを飲んでなかった男に、遺産を渡しても価値のない
物になるのでは。豊多香(古谷)の魂はしかるべき場所一青(田辺)の
もとにあるべきと、霧生(戸田)に話した。
しかし、霧生(戸田)は豊多香(古谷)の考えに従うべきだと言うと、
マキ(内田)は報酬を出す。と言ってきたのだ。
でも、霧生(戸田)は断る。
そんな時、マキ(内田)は“ほのか”という女性の名前を上げ、
尋ねるが霧生(戸田)は知らないと言った。
マキ(内田)は意味深にありがとうと言い、去っていった。


その後、マキ(内田)は一青(田辺)と新作ワイン品評会に訪れていた。
そこで、一青(田辺)は、自分に何が足りないのかが分かったという。
それは、ワインへの渇望、渇きと言った。
一方、雫(亀梨)は藤枝(辰巳)のワインバーで5大シャトーに
勝つノンブランドのワインのことで悩んでいた。
その頃、みやび(仲)は、高杉(松田)とあっていた。
そこで、高杉(松田)はみやび(仲)にそばにいてくれると安心
するから、秘書にならないかと誘っていた。
すると、みやび(仲)は、いろんな人にワインを楽しんで
もらいたくて、ソムリエになりたかっただけ、疲れたと言った。
それに対して、高杉(松田)はワインはブランド人間のもので、
自分達みたいなノンブランドの人間のものは向いていないと話した。
みやび(仲)はその後、藤枝(辰巳)のワインバーに行くが、
セーラ(佐々木)と話している雫(亀梨)を見て何も言わず
帰っていった。そして、それを追いかけて雫(亀梨)が声をかけると、
もうワインをやめて、秘書になるとみやび(仲)が言って去っていった。


翌日、太陽ビールではノンブランドワインを探し求めていた。
なかなか見つからずにいた時、河原毛(升毅)が無料で参加できる
テースティングイベントを見つけてきた。
そして、太陽ビール一同はイベント会場に行き、
イベントのテーマである2000年代の赤ワインを探す雫(亀梨)たち。
その頃、一青(田辺)は部屋で自分の世界に入り、対決の日までワイン、
すべてを断つとマキ(内田)に言って、飲んだ振りをしながら
「第二の使徒」探しに熱をいれてた。
そんな時、雫(亀梨)は高杉(松田)の心を動かせる“団欒”のワイン、
その先に「第二の使徒」があると意気込んでいた。
しかし、探してもなかなか見つからなく、後片付けをしてると、
そこにあった残りのワインを口にしてみる。すると、
何かに気づいたらしく、見えた!!と言った雫(亀梨)。


そしていよいよ高杉(松田)にワインを飲ませる日がやってきた。
高杉(松田)の会社で、緊張している
雫(亀梨)たち。その日は、秘書になったみやび(仲)も
その場に立ち会った。
A〜Cの3つのワインがあって、2つは用意した3000円以下の
デイリーワイン、もう1つはシャトー・ラフィット・ロートシルト
3つの中で最もおいしかったものを教えてほしいと
河原毛(升毅)が言った。
そして、それぞれ飲んでいくと高杉(松田)はピンときたらしく、
Cのものを選んだ。
それは、ユッセリオ・コート・デュ・ローヌという3000円以下の
デイリーワインを選んだのだ。
雫(亀梨)から勧められ、みやび(仲)と高杉(松田)が口にすると、
おいしい、子供の頃に食べた甘栗みたいにホッとすると言った。
雫(亀梨)は、今の高杉(松田)なら温かい“団欒”と思わせる
ようなワインの方がおいしいのでは・・。
雫(亀梨)もワインに偏見を持っていたという。
けど、いつも誰かと一緒に飲んでいた。
ワインはかっこつけずに楽しく飲む事が分かった。
ワインは、ブランドが全てではない。
と話した。
一方、一青(田辺)は「第二の使徒」で考え込んでいた。
そんな時、そのワインで“団欒”を懐かしむと言ってピンときた様子。
その頃、みやび(仲)は秘書を辞め、やっぱりソムリエを目指す
といっていた。
高杉(松田)も我に返り、気づかされていた。オヤジは豆腐屋
として何十年も同じ味を守ってきた。それこそが、本当のブランド。
伝統がもたらす安心感が大事。と話した。
すると、みやび(仲)は伝統・安心感・ブランドと言い、
何か気づいた様子。
安心感は庶民的なことではないことが分かった。


そして、いよいよ対決の日!!
前回勝利した雫(亀梨)から、目覚めよバッカス!!!
ワインを口にして、「第二の使徒」のイメージを読み上げる。
・・・鼻をくすぐる、
おいしい、その時、「足りない」と気づくき、
・・・初めて安堵する。と言い、
このワイン違うと感じていた。
雫(亀梨)の答えは、
ユッセリオ・コート・デュ・ローヌ  2007年。
続いて一青(田辺)、ワインを口にして、癖のある口調で、
イメージしていく。・・・
辿り着いたよ。懐かしき“団欒”・・・と。
一青(田辺)が出した答えは、
ドメーヌ・ペゴー キュベ・ダ・カポ  2000年。
そして、ロベール(竹中)は100年の牢獄から生まれる奇跡の
最高級ワインと言った。
一青(田辺)は、この遺言状の安堵感は年老いた人こそが持つ温もり。
このワインは、年老いた古い葡萄の木から、作られている。
故にそこに老人がいたのだ。と説明した。
そして、「第二の使徒」の答えは、
ドメーヌ・ペゴー キュベ・ダ・カポ  2000年。
と霧生(戸田)は言った。それを聞いた雫(亀梨)は不思議そうに、
ブランドから安心感と、つぶやく。
すると、一青(田辺)は大事なのは、名前でもなく値段でもない、味だ。
ブランドワインは常に一流でいるための努力が不可欠。
ブランドは1日にしてならず。
豊多香(古谷)は名前だけではない価値を伴った真のブランドを認めてきた
。最初からブランドワインをはずして使徒を探していたならば
雫(亀梨)自身が神崎と言うブランドから逃げ、
ノンブランドワインに迷い込んでいたことに過ぎないと、熱く語った。
そして、みやび(仲)が来ると、雫(亀梨)はブランドが持つ伝統
という意味がわかり、豊多香(古谷)のことを全然わかってなかったと
言い、後悔していた。それを見て、みやび(仲)は励ましていたのです。


翌日、太陽ビールには、みやび(仲)がいて、新人契約スタッフとして
働くことになった。
その頃、マキ(内田)はロベール(竹中)のところを訪ね、
“ほのか”という女性のことで確信したいことがある、
教えてほしいと頼んでいた。




第3話でしたが、1勝2敗で、一青(田辺)にリードされて
しまった雫(亀梨)。
でも、豊多香(古谷)のことが少しだけわかってきた様子
ですね・・良かった。
しかし、“ほのか”という女性は何者なのか気になりなるとこ。
豊多香(古谷)の妻が亡くなった日に一緒にいるとは・・・。
そして、一青(田辺)は相変わらず、見ててイタイ感じだけど、
そこがおもしろい!!
次回はどーなるのか楽しみですねっ!!!