土曜日のドラマ 『銭ゲバ』 『赤い糸』 『RESCUE・特別高度救助隊』

銭ゲバ』第2話


お金持ちの仲間と、クルーザーに乗っている風太郎(松山ケンイチ)は
クルーザーの外で中にいる緑(ミムラ)をみながら、
幼い頃の緑(ミムラ)との出来事、最近の事故にあって病院で話しを
した時の事思い出していた。


病院で話しをした事は・・・、ひょっとして緑(ミムラ)さん
ですか・・?
幼いころに会っていた事を思い出させる風太郎(松山)。
そしてわざとらしく緑(ミムラ)の車で事故に会った事を確認し
偽善者ぶる。そんな時緑(ミムラ)は何かできることがあるかと
聞くと、風太郎(松山)は友達になってほしいと言った。
そこで、友達のなる2人。
風太郎(松山)はある目的のために緑(ミムラ)の心に入り込んでゆく。

そして今に至り、風太郎(松山)は過去を振り返りながら、
金があればお母さんは死ななかった。金のせいだ。
金のためなら何でもするズラ。と思い浮かべ心に決めていた。
そこに、緑(ミムラ)が来て父の会社・三國造船の工場で働いている事
を切り出すと、派遣ですからもう何十ヶ所も渡り歩いているし・・と
言った。
そして、風太郎(松山)は昔貧乏だった事をアピールし、
死んだ母・桃子(奥貫薫)が言っていたという言葉を言い、
緑(ミムラ)もそう思うか尋ねてみると、そう思うと言う。
それを聞いた風太郎(松山)は意味深な笑みを浮かべた。
風太郎(松山)は緑(ミムラ)の妹・茜(木南晴夏)のアザの話しを
もちかけると、緑(ミムラ)は自分にも心を開いてくれないと言った。
すると、風太郎(松山)は暗い場所から太陽は眩しい、
眩しいと目を背けると意味深に答えた。そして、茜(木南晴夏)に
目をつける風太郎(松山)。
そんな時、クルーザーの中ではお金持ちの仲間の白川(田中圭)の
腕時計の話題で盛り上がっていた。でも、茜(木南晴夏)は
白川(田中圭)を冷たい眼差しで見ていた。
そんな茜を風太郎(松山)は見逃さなかった。


一方、刑事の聡(宮川大輔)と菅田(鈴木裕樹)は
寺田(田口トモロヲ)の事件の捜査をしていた。
聡(宮川大輔)は何かに引っかかっていた。弟・宏(近藤公園)の事件
を思い浮かべ・・・そんな時、風太郎(松山)の派遣先がわかると
聞くと、とっさに動き出す。


そして、クルーザーでは、茜(木南)が、化粧室から足を引きずり
ながら出て来るのを見る風太郎(松山)。その後で入ると、
高級腕時計が割れ、落ちていた。そこで、風太郎(松山)は何かに
気づいた様子で、銭ズラ・・。と微笑む。


白川(田中圭)の腕時計をみんなで探していると、突然、
風太郎(松山)が怪しまれ、貧しいのは僕だけだから怪しまれる
のは当たり前と風太郎(松山)。そして、調べる事になる。
風太郎(松山)は自分から服を脱いでいくが、腕時計はでてこなかった。
それを見て罪悪感を感じる茜(木南)。クルーザーから下り、
飲みに誘われていた緑(ミムラ)。風太郎(松山)と茜(木南)を
誘うが、2人は行かない事に。すると、飲みに行っている間、
風太郎(松山)が茜(木南)を預かる事になった。クルーザーの中で
待つ2人は、風太郎(松山)は茜(木南)の気持ちがわかると言って
ゴミ箱の中から高級腕時計を出す。それを見てハッとする茜(木南)。
風太郎(松山)は共犯になりたかったと・・そして高級腕時計を
海に放り投げる。
いかにもかばったかのようだった。


そしてその日の夜、三國家では、茜(木南)が父・譲次(山本圭)と
緑(ミムラ)にお願いがあると。


次の日、風太郎(松山)が三國造船の工場で働き、休憩していると、
刑事の聡(宮川)と菅田(鈴木)が訪れ、蒲田の工場で一緒に働いてた
寺田(田口)が殺された事について聞きに来た。
しかし、風太郎(松山)は知らないと言う。するとそう言うと
分かっていた聡(宮川)は新聞屋で住み込みをしていた学生が
弟の宏(近藤)だ、と昔の話をする。
風太郎(松山)は覚えている。かわいがってもらい、大好きでした。
と答えた。
そして、宏(近藤)が寺田(田口)と同じように撲殺で殺された事を
聞き、泣いてみせる
風太郎(松山)。そんな時、聡(宮川)は施設を脱走した日に亡く
なっているから風太郎(松山)がずっと犯人だと思ってると今日は
それだけ言いに来たと去っていく。
そして、鋭い聡(宮川)は風太郎(松山)の傷のない方の目を見て、
風太郎(松山)と確信した様子。


ある日、伊豆屋の前を通りがかると、由香(石橋杏奈)と
祥子(りょう)に会う。
そして、気に入られている風太郎(松山)は伊豆屋に連れて行かれる。
祥子の夫・保彦(光石研)と保彦の妹・晴香(たくませいこ)も含み
たわいもない話をするが、下を見ている風太郎(松山)。
そして、頼んでもいないのに定食がでてくる。
そんな中食べ終えた風太郎(松山)が帰る時、由香(石橋)に
呼び止められ、風太郎(松山)に似ているたった1人の蒸発している
兄の写真を見せると、風太郎(松山)も似ていると実感していた。
その帰り道、ただ飲みをしてお店の人にしめられている
風太郎(松山)の父・健蔵(椎名桔平)を目撃するが、他人の振りをする。


そして、風太郎(松山)は家に帰ると、幼い頃の辛かったことを思い出し、
パニックになる。
畳の下に隠したお金を持ち、こんなもの・・・・と。


翌日、風太郎(松山)が三國造船の工場で働いていると、
緑(ミムラ)が茜(木南)のことで父・譲次(山本)に会って
もらいたいと言いに来る。仕事が終わり、緑(ミムラ)の車で、
三國家に向かった。そして家に着き玄関前で、風太郎(松山)は、
何が違うんだ
ろう、同じ人間なのにね。と言って泣いていた風太郎(松山)の
母・桃子(奥貫)を思い出していた。そして三國家に入り、
しばらくすると、茜(木南)が珍しく譲次(山本)と緑(ミムラ)に
お願いがあると言ってくる。風太郎(松山)にこの家に住んで
もらえないかと緑(ミムラ)が言ってきた。
話し相手、相談相手になって、心の壁を開いてほしいと頼んでいると、
譲次(山本)が帰ってくる。
すると、風太郎(松山)の顔を見て譲次(山本)の動きがとまる。
そしてなかなか口を開かない譲次(山本)。
そんな時、風太郎(松山)はトイレと言って席を外す。
その時、譲次(山本)はあの男は何だ?薄気味悪いと批判していた。
一方、それを聞いた風太郎(松山)は茜(木南)に会い、
身分も違うし、なのに・・とひたすらお礼を言って手回ししていた。
一方、譲次(山本)が貧乏な風太郎(松山)を反対していると、
茜(木南)が来て、お金は確かに私達より持っていないかもしれない。
でも、自分の年収より高い腕時計をあたしのために、捨ててくれた。
そういう人。お願い聞いてくれなかったら死ぬと泣きながら言っていた。
それを聞いていた風太郎(松山)は微笑む。更にそれを見てしまう
家政婦(志保)。


三國造船を見ながら、風太郎(松山)は地面に笑い転げる。
絶対に手に入れてやるズラ・・。


三國家で、茜(木南)と話をする風太郎(松山)。
僕たち似てるんだろうな。ずっと醜いと思って生きてきた。
自分は幸せになれないと思って生きてきていた。
同じだよ僕も。風太郎(松山)は、茜(木南)の前にしゃがむと
茜の両耳を塞いで話す。
俺は自分が醜いからさ、美しいものが好きなんだ。醜いものが嫌いだ。
だからお前が嫌いだ。寒気がする。お前の家の財産を手に入れるために
仕方なくだよ。銭のために仕方なくだよ。優しい笑顔を茜(木南)を
見ながら、風太郎(松山)は言う。
手を放して話してほしいと頼む茜(木南)。すると、風太郎(松山)は
手を放し、大好きだよ、茜(木南)。このアザも、愛してるよ。
と優しく言った。茜(木南)はその言葉が心にしみ、
泣き出しそうな顔をして抱きついた。


そんな時、健蔵(椎名)は三国家の周りを探索していて
風太郎(松山)の本性を見てしまった健蔵(椎名)はお前は昔から
親孝行だったよな、と言い、にやけていた。




第2話もすごい展開でした。
風太郎(松山)が茜(木南)の耳を塞いで言った言葉、あれ、
普通聞こえてそう・・・。
しかもヒドイ!!
手を放してから言った言葉とのギャップが凄すぎで人間不信になりそう。
でももう、茜(木南)の心をわしづかみした感じですね。
風太郎(松山)はお金のために何人犠牲にするんだろっ。
謎ズラ・・・・。面白いズラ。