土曜日のドラマ 『赤い糸』 『RESCUE・特別高度救助隊』 『銭ゲバ』

『赤い糸』第11話 最終回



芽衣南沢奈央)は、村越(松田賢二)の店で敦史(溝端淳平)の母・夏実(山本未来)から
突然、泣きながら謝罪された。
夏実は、16年前に芽衣の実の母・マチ子(山口紗弥加)が死んだのは自分のせいだ。
マチ子と芽衣の人生をめちゃくちゃにしてしまったと告げる。
芽衣は夏実の告白に戸惑う。
芽衣が実の父・春生(浜田学)とマチ子の子供だと知った村越は、世間は狭いなと芽衣と敦史の
関係をやゆした。同行していた森崎(小木茂光)が村越を制止、敦史に倒れ込む夏実を
太田医師(鈴木浩介)のいる病院に行くよう指示し、芽衣、川岸美亜(岡本玲)、
ミヤビ(平田薫)には送っていくから帰ろうと促す。
家に帰った芽衣は、幸子(渡辺典子)に夏実と会ってマチ子の死は自分のせいだと
言われたこと、夏実が自分を見て苦しそうにしていて病院に運ばれたことを話し、
何故、マチ子が死ななければならなかったのかと尋ねる。
幸子は、夏実が薬物依存症でずっと苦しんでいることを教え、一通の封筒を芽衣に渡した。
それは、16歳になった芽衣へと、病気で他界してした春生が書き遺した
最後の手紙だった。
春生の手紙には、マチ子や夏実との出会いや村越との再会が綴られていた。
夏実と出会ったことで薬物所持で逮捕され、その結果、マチ子を亡くしたことの経緯も
書かれていた。
そして、春夫が芽衣に一番伝えたかったことも…。
それは、マチ子に出会えたこと、芽衣が産まれてきてくれたことが自分の人生に
とって最大の幸せだったことを信じて欲しいこと、芽衣が家族と幸せに暮らす
ことを心から祈っていること、そして最後に16歳の誕生日のお祝いのメッセージが
書かれていた。
同じ頃、夏実に付き添って病院にいた敦史も、森崎から過去の詳しい事情を聞かされていた。
麻美(石橋杏奈)は、カウンセリングを受けている太田一平医師(鈴木浩介)に敦史が
心配だと相談する。
太田の敦史はどんな存在かとの問いに、一番大切な人と答える麻美。
太田は、敦史に何をしてあげられるかを考えてみようと促した。
その言葉を受けた麻美は、敦史にとって自分がどんな存在なのか逆に気になっていた。


芽衣と敦史以外の仲間たちも、それぞれに転機が訪れていた。
夏樹(柳下大)と優梨(鈴木かすみ)は、覚悟を決めて産婦人科へ向かった。
美亜は、ミヤビ(平田薫)を愁(若葉竜也)のグループから抜けさせようとしていた。
愁に別れを告げたミヤビは美亜とその場を立ち去る。
そんな矢先、愁は警察に捕まり、その状況を車の窓越しで見ていた村越は、
何も言わず車で走り去った。
芽衣、美亜、敦史、充(田島亮≪現:田島優成≫)たちは夏樹と優梨に呼ばれて、
いつものハンバーガー店に集合。
ハンバーガー店で働くコータ(山田ジルソン)は、集合場所として利用してくれてくれる
芽衣たちを大歓迎。敦史と芽衣は、お互い意識して戸惑う。
そこに遅れて現れた夏樹と優梨。
夏樹は、優梨と自分の子供に関しての決意を語る。
親になると告げた。
夏樹や優梨は、敦史や芽衣に言われたことを受け取り、全部考えた上で子供を産むことを
決めたのだ。
2人の決意を仲間たちは嬉しく受け入れ、家族になる夏樹たちを応援する。
仲間たちと別れると、芽衣は、寿久(甲本雅裕)を駅前で待ち伏せする。
芽衣は、寿久が実の親ではないことを知っても父親としての気持ちは変わらないと告げた。


後日、芽衣は、鈴の森第二中学校に訪れていた。
そんな芽衣は、沙良に突然、呼び出されていた。
沙良と会った芽衣は、沙良の記憶が戻ったのだと思い詫びる。
そんな芽衣を制すると、沙良は、中学生時代の思い出を話し始めた。
そして、記憶は戻っていないが、携帯電話に自分が送っていた『明日の私へ』という
メールフォルダを読んで芽衣に会いたくなったこと、
芽衣の誕生日のメールを送信した後に、母親から記憶喪失の原因となった
事故の詳しい事情を聞いて自分の過去を知ったこと、いじめられて孤独だった自分が
芽衣のおかげで学校へ行くことが楽しみに変わっていたことを語り、
今の高校生活が楽しいのは、芽衣のおかげだよ。記憶がなくなっても友達の作り方を
覚えていたから…と告げた。
そして、メールに芽衣と敦史のことが書いてあって、両思いの人との出会いが奇跡の
出会い、赤い糸の伝説の2人のような恋だったのに、なぜ敦史と別れてしまったのか
と沙良は問うのだった。
一方、敦史は、森崎から神社に届いていたという荷物を渡される。
包みの差出人は沙良、中には彼女が使っていた携帯電話が入っていた。
添えられていた手紙には、携帯電話の『明日の私へ』というメールフォルダを読んで欲しい
と書かれていた。
そのメールの最後の文章には、芽衣ちゃんとアッくんは、運命の2人なんだと…。


数日後、芽衣は夏実の病室を訪ねる。
夏実の過去の贖罪を、自分は不幸ではなかったと否定する芽衣は、私には、好きな人がいる
と切り出す。
自分のことよりも周りの人たちの幸せを想うことが出来る心の優しい人で、
あなたは、その人を産んで育ててくれたたった一人のお母さんです。
だから、私にとっても大切な人だと敦史への想いを話し、
誰のことも恨んでいない。前を向いてこれからを生きてくださいと自分の想いを伝えた。
その後、芽衣と入れ違いに敦史が病室にやって来た。
夏実は、芽衣のことを話し、敦史に対する感謝の気持ちを伝えると、敦史は病室を出て行った。
芽衣の言葉を受けた夏実は、人生をやり直そうとリハビリセンターに戻る決意を固める。
敦史は、麻美に自分の正直な気持ちを伝えると、麻美は、敦史の本当の気持ちを聞けたことに喜び、
自分は、もう大丈夫と敦史に告げた。


その後、敦史は、芽衣ダッシュで追いかけた。
ようやく芽衣と会えた敦史は、咄嗟に芽衣を抱しめる。
そして、ずっと自分の気持ちに嘘を付いてきたと芽衣への正直な気持ちを伝える。
芽衣を傷つけても自分たちは別れなければいけないと自分に言い聞かせてきた。
でも本当は16歳の誕生日芽衣があの場所に来てくれたことすごく嬉しかった。
本当は、俺、芽衣のことがずっと好きだったと告白。
そんな敦史に、芽衣はあの日と同じように“運命を信じるよ”と答えて…
2人は、赤い糸で結ばれたのだ。


その後、芽衣と幸子のところに春菜(岩田さゆり)と寿久が訪れていた。
久々に、家族4人揃っての食事。和気藹々とした集い。


数年後…
芽衣たちはそれぞれの道へ進み、新たな生活を送っていた。
夏樹と優梨には、子供が生まれ、家族3人で幸せに暮らし、大学に進学した沙良は、
友達と大学生活をエンジョイ。
美亜は美容師の見習い??麻美はお花屋さん、充は宅急便??で働く。
そして、芽衣と敦史の交際は続いていた…。
芽衣は、2人で手を繋いで幸せいっぱいで写っている写メを自分宛に送信したのだった。




最終回でしたが、16歳なのにさなざまな困難を乗り越えて、
芽衣と敦史は、最後に赤い糸で結ばれていたんですね。
ヨカターヨ・゚・(ノД`)・゚・
芽衣と敦史は本当に運命の2人だったんだよねっ。
こんな恋愛してみたい!!無理かっ!?
芽衣や敦史の周りにいた仲間、そしてお互いの両親たちは、2人の言葉に励まされ
人生??とか色んな面で変わっていった。
芽衣と敦史は、本当にいい子だよ。
恋愛ドラマを見ると、感動の余韻にひたっちゃいます。
しばらく、赤い糸のドラマが頭からはなれなさそうな感じ…。