火曜日のドラマ 『メイちゃんの執事』 『トライアングル』 『神の雫』 の豪華な3本立て

メイちゃんの執事』第8話



理人(水嶋ヒロ)に別れを告げ、聖ルチア女学園を去ったメイ(榮倉奈々)は、
生まれ故郷に戻り、再び仲本家にお世話になる。
メイは、うどん屋でアルバイトをしながら以前通っていた高校への復学準備を
始めようとしていた。メイの側にいるために執事を辞めた剣人(佐藤健)は、
何とかメイを元気づけようと、努めて明るく振舞っていた。
一方、剣人やメイがいなくなった聖ルチア女学園内では、オーラの泉を失ったかの
ように調子がでないお嬢様のリカ(大政絢)たちとその執事たちが、
落ち込んでいた。
そんな時、みるく(吉田里琴)が発明したメイ&まべしば(剣人)人形で、
みんなの元気を取り戻そうとする。
しかし、太陽<ソーレ>四人衆の聡美(ホラン千秋)、由真(臼田あさ美)、
絵里子(山本彩乃)、藍(石橋菜津美)たちは、みるくの発明した人形を処理する
ように指示。太陽<ソーレ>四人衆は、メイがいなくなって学園が本来の姿に戻った
ことを喜び、秩序ある学園生活を心がけるように告げる。
その頃、高熱を出して倒れていた理人は、ルチア(山田優)の看病もあって回復する。
ルチアの執事・忍(向井理)は、そんな理人に、本郷家から連絡があったことを伝えた。


翌朝、メイと剣人の前に、理人が現れる。そこで理人は、本郷家からの通達をメイに
報告する。それは、1週間以内に聖ルチア女学園に戻らなければ学費の支払いを停止し、
今後、復学ができなくなるというものだった。同時に、本郷家との関わりを絶ち、
財産分与等の権利も放棄してもらうということだった。
理人の用件がそれだけだと知ったメイは、悲しみを堪えながら、ご苦労様、私バイト
あるから…といい、その場を後にした。
理人は、そんなメイの後姿を見つめながら思い悩んでいた。
その後、理人は報告したことを本郷家当主の金太郎(津川雅彦)に伝えると、
金太郎は、ルチアのもとに戻るよう理人に命じた。
柴田家の執事は、本郷家の後継者に仕えるのが慣わしであるため、メイがいない今、
理人のいる場所はそこにしかないのだ。
理人は、動揺を抑えながら、それを受け入れた。
バイトを終えたメイが仲本家に戻ると、そこには、泉(岩佐真悠子)やリカ(大政絢
たち、そして、その執事たちの姿があった。
秋子(石野真子)、春平(杉本哲太)、美冬(北川弘美)は、お嬢様や執事たちの
魅力に圧倒され、大興奮。だが、夏美(星井七瀬)は、そんな家族に呆れていた。
いきなりメイを訪問した聖ルチア女学園時代のクラスメイトとその執事全員は、
太陽<ソーレ>生たちを罠にはめて学園を脱出し、メイを連れ戻しにきたのだ。
リカは、何故理由も言わずに学園を辞めたのか、とメイを問いただした。
口ごもるメイに代わって話を切り出した剣人は、メイがルチアから嫌がらせを
受けていたことや、クラスメイトに危害を加えると脅されたことを明かす。
ルチアの本性を知る泉やみるくは、その話が真実であることを皆に告げた。
その際、理人がルチアの執事に戻ったことを知ったメイは、急に不機嫌になり、
迎えに来て欲しいとは頼んでいない、と強がって泉たちを追い返そうとする。
リカたちと言い合いになったメイは、話の流れで、自分はここで剣人と上手く
やっていて、明日デートすることになっている、とつい言ってしまう。
一方、忍から理人は、実務は自分がやるからルチアの側にいるだけでいいと言われ、
目的のために何かを企んでいる忍に戸惑う。


翌朝、剣人は、約束の2時間も前からメイが来るのを待っていた。
そこに、沈んだ表情でメイがやってきた。剣人は、無理やりテンションを上げ、
そんなメイを多目的公園に連れて行く。
メイたちは、園内のさまざまな場所を訪れた。
剣人の気遣いもあって、メイは、次第に笑顔を取り戻していく。
そんな中、剣人は、意を決してメイの手を握った。
メイはそんな剣人に驚くが、その手を振りほどこうとはしなかった。
変装してふたりの後をずっとつけていた不二子(中別府葵)や凛(忽那汐里)、
みるくたちは、その姿を見つめながら呆然とする。


仲本家に戻ったメイは、クラスメイトたちがメイのために寄せ書きした紋章入りの
色紙に気づき、読み始める。
だが、メイは皆の気持ちを受け止めることができず、途中で読むのをためらってしまう。
そこに、いきなりローズ(堀内敬子)と執事・桜庭(鈴木浩介)が現れた。


その頃、多美(谷村美月)は、理人にメイと剣人が手をつないで歩いている写真を
見せ、ルチアはメイとは違って理人の代わりはいない、早くルチアだけを見てあげて
というのだった。
泉たちは、太陽生たちを怒らせた罰として、全員、陰<オンブラ>ランクへの
降格を命じられていた。
執事の木場(夕輝壽太)や根津(姜暢雄)たちは、理人を呼びだし、
何故メイを迎えにいかない、平然としてルチアに仕えられるのかと問いただした。
理人は、本郷家に仕えることが執事としての仕事だ、と苦しそうに答える。
すると、他の執事たちは理人の意見に反論。
青山(真山明大)は、そんな理人に対して、俺たちは今のお前を認めない!と
言い放った。
一方、メイから頼まれてうどん屋のアルバイトを手伝う剣人は、そこに来たお客さん
から理人のこと問われ、メイのことを気にする剣人は口ごもっていた。
その後、アルバイト終えたメイが仲本家に戻ると、そこに居座っていたローズは、
メイのためにうどんを打った。そのうどんはメイの両親が作ったうどんに似た味で
メイは驚く。
そんなメイにローズはメイの母親・ユウ(山下容莉枝)の話を始めた。
実は、ローズとユウは、聖ルチア女学園の同級生で、大親友だったというのだ。
活発で負けん気が強かったところがメイと似ていたという。
ユウは名門・東雲家の令嬢だったが、東雲家が事業に失敗し、何もかも失って学園に
もいられなくなったのだという。そんなユウがひとつだけ手に入れたのは、
メイの父・周太郎(橋爪淳)だといい、両親と一緒に写るメイの幼い頃の写真を見せる。
ユウは、許婚がいるにもかかわらず、周太郎への思いを諦めなかった。
その思いが通じ、周太郎は、本郷家の地位も財産も捨ててユウと生きる道を選んだのだ。
戦う意思のないものに幸せはめぐってこないのよ…とローズは、改めてメイに告げ、
その場を後にした。


理人が教室でルチアのために本を探していると、そこに忍が現れ、
苦しみから逃げた理人をあざけり、腰抜け呼ばわりした。
しかし理人は、何も言い返すことができなかった。
一方、剣人は、買い物袋を下げたメイと歩きながらメイに地元の友達の話をするが、
剣人が何を話しても、心ここに有らずのメイ。
立ち止まった剣人は、お前はどこにいて誰と話してるんだよ…と問いかけ、
今、お前が見ているのは、俺じゃないだろ。
今のお前、俺の知ってるメイじゃねぇよ。俺の好きなメイは…と剣人は、
悔しそうにそう言って、ひとりで帰ってしまう。


その夜、理人は、空き部屋になったメイの部屋でメイのことを思い、
苦しんでいた。
その頃、剣人も、砂浜で海を見つめながらメイのことを考えていた。
困惑する剣人は、倒れるように砂浜に寝転ぶと、どうすりゃいいんだよ!と叫ぶ。
しばらくそのまま動かなかった剣人は、ふいに起き上がり、ある決意をする。


その翌日、強い決意を秘めた表情で聖ルチア女学園を訪れた剣人は、
理人と対立する。そんな2人を目撃した不二子はみんなに報告すると、
そこに、お嬢様と執事たちが駆けつけてくる。
剣人は、ちゃんと決着をつけなければ、メイの中にいる理人も、理人の中にいる
メイも消えない、はっきりしろよ!というと、いきなり理人に殴りかかった。
泉やリカは、ふたりの争いを止めようとするが、執事の青山と木場は、それを制した。
剣人は、一方的に理人を殴りつけていた。
そんな中、剣人は、お前なんかにメイを渡してたまっかよ!
と倒れている理人に叫んだ。
その瞬間、理人の目に強い光が蘇り、理人は、剣人の攻撃をかわし、
剣人を殴り飛ばした。
2階でその様子を見ていた多美は、不機嫌そうな表情で立ち去ろうとすると、
神田(阿部進之介)は、そんな多美の腕をつかんで止め、メイに対する理人の思いを
見届けるよう告げた。
みるくから連絡をもらったメイは、みるくの操縦するヘリで学園に駆けつけた。
メイの目の前で激しく殴りあう理人と剣人。メイは2人を止めようとするが、
木場たちはそれを制した。
そんな2人を見るメイは、思わず目を逸らして後退ろうとするが、ローズは、
ふたりの姿をちゃんと見るよう命じた。
理人たちは、傷だらけになっても戦いを止めようとはしなかった。
剣人は、理人の一撃を受け、フラフラになりながらも踏みとどまり、
力を振り絞って理人に立ち向かおうとした。
しかし、剣人は、そのまま前に崩れ落ちてしまう。
そんな剣人を受け止めたのは理人だった。
剣人は、理人に抱きかかえられながら、負けられねぇんだよ、俺は…と声を振り
絞っていう。
すると、理人は剣人の気持ちを理解しつつ、俺もだ…。と剣人に告げ、
その言葉に驚きつつ、剣人は、倒れこんだまま泣いていた。
メイは、ローズから、学園に戻るかどうか、尋ねられた。
理人は、何も答えずにいるメイの前まで歩み寄ると、
このような姿で申し訳ありません。お迎えに行かなかったことも…。
でも、やっと目が覚めました。もう2度とメイ様の側を離れません。
私は、メイ様の執事ですから…と告げ、片膝をつき、メイに手を差し出す理人。
メイは、涙を流しながら理人の手にそっと自分の手を重ねるのだった。




第8話でしたが、メイを取り合う?奪い合う?理人と剣人が、
兄弟対決をとうとうしたわけですが、メイって本当に幸せ者!!!
理人と剣人は、互いにメイは渡さないって感じで…。
でも、メイと理人は相思相愛だから、剣人の立場って、どうなの??
メイは学園に戻ることになったわけですが、多美や忍がルチアのために
また、何か企んでそう…。
次回も楽しみっ♪