水曜日のドラマ 『キイナ・不可能犯罪捜査官』

『キイナ・不可能犯罪捜査官』第5話


ストレス性胃腸炎入院したタケル(平岡祐太)。
夕実(さくら)とマキ(薗田杏奈)が、タケルが入院したのは、
キイナ(菅野美穂)のせいと噂していた。
しかし、花田(高橋良輔)・服部・(東根作寿英)・津田(金田明夫)たちは
ベッパンぐらいでストレスためて軟弱とタケルをバカにし、キイナはその
フォローをしていた。
タケルのことが気になっている夕実はそんなキイナに、
ライバル意識を燃やし、お互い抜け駆けは止めましょうと握手を交わしてくる。
鈍感なキイナは 桜(小池栄子)には仲が良いからしょうがないと話していた。
入院したタケル(平岡祐太)は、真夜中の薄気味悪い病院でうめき声を耳にする。


翌日、タケルのお見舞い?に来てくれたキイナと桜はその事情を聞き、
キイナは幽霊の存否に興味を持つ。
病院では以前から幽霊が出ると噂されているという。
そんな中、幽霊を信じないというタケルだが、何故かおどおどしていた。
病室に看護師の美由紀(浅見れいな)が検尿の容器を渡しにやってくる。
美由紀を見た桜は絶賛。
タケルにリサーチしたのか聞いてくる。
折り合いが悪くなったタケルはその場を逃げようと検尿の容器を持ち、
お見舞いに来てくれたのにすみませんという。
すると、キイナはお見舞いに来たのではなく、捜査報告書の間違いを直して提出
するように言われ、タケルのところに来たことを話した。


その日の真夜中、捜査報告書の書き直しが、遅くまでかかってしまったタケル。
病院の幽霊かぁ〜幽霊来たら幽霊に会えるかなと変なことをキイナが口にした
ため頭から離れず、お茶を買って部屋に戻ろうとする中、ビクビクしていた。
そんな時、お経のような声が聞こえ、近づいて行った先は霊安室
幽霊?とビクつきながら、戻ろうとすると、
バンっ!止めてっ!来ないでっ!と声が聞こえ、誰かいると思ったタケル。
ドアを開けようとするが、鍵がかかっていて開かない。
そこに、通り掛かった看護師に遭遇し、タケルは事情を説明しドアを
鍵で開けてもらう。
タケルは部屋に突入するが誰もいなかった。
しかし、カーテンの揺れで窓があけっぱにしてあることに気づいたタケルは、
窓に近づき、辺りを見渡し、見下ろした瞬間、転落死した美由紀を発見!!
そんな時、部屋を通り掛かった医師の宮下(吹越満)はタケルの様子が
おかしいことに気がつき、看護師と宮下は窓を見下ろし、
その先に、転落死した美由紀を見つける。


翌日、警視庁では、津田によって美由紀の遺体報告をする。
検視の結果、不審な点は見つからず、室内で争った形跡もない、
美由紀が最近塞ぎ込むことが多かったと、証言があることを伝え、
行政解剖の結果次第だが、現時点では自殺が濃厚という。
しかし、タケルは事件直前に来ないでっ!という声を聞いたと報告。
服部たちは、そのことを信用していなかったが、キイナは病院では
以前から幽霊が出るといわれいるから、今回の事件も幽霊の仕業
ではないかという。すると、雅(沢村一樹)はベッパンに事件の
捜査担当を命じた。


キイナとタケルは事件現場の病院に美由紀の聞き込みを開始。
同僚看護師の2人(西尾まり)と(和希沙也)に美由紀のことで
尋ねると、美由紀の評判もよく、信じられない様子。
しかし看護師(西尾まり)が、1ヶ月前に美由紀の担当していた患者が
突然死した時に、美由紀があたし大変なことを・・と独り言を言って
いたという。医療ミス?と看護師(西尾まり)が疑う中、
それはないと看護師(和希沙也)。結局2人の看護師は幽霊の仕業?と
話していた。その話しからキイナたちは、医療ミスがあったのではないか
と考え、外科医局にいる担当医の宮下から事情を聞く。
だが、宮下は、美由紀に医療ミスはなかったと断言した。
すると、突然、キイナはこの病院に幽霊がでるという噂を耳にしたことは?
と宮下に尋ねてみる。だが、宮下は聞いたことがないと答えた。
キイナはかなり病院内で幽霊がでると噂されているのに宮下が知らない
ことに不思議に思っていた。
その日の真夜中、看護師は誰も操作していない電動車椅子の暴走を見てしまう。


翌日、病院に訪れていたキイナたちは、看護師からその話しを聞く。
暴走した電動車椅子は前日亡くなった患者が使っていた物だという。
更にキイナたちは聞き込み。
すると、看護師たちから、ICUで患者の処置をしている時に、
後ろには誰もいないのに見えない手で触られたという心霊体験談や、
幽霊が鏡の中に現れたといった怪奇現象が相次いで起きていたことを知る。
キイナたちは、美由紀が窓から転落した病室に行き、美由紀は幽霊に驚いて
転落した?幽霊ではなくこの部屋に誰かいたなら、どうやってこの部屋から
逃げた?と考え始める。
そんな時、キイナはこの病室の何処かに隠れていて隙をみて逃げ出した?と
行動開始。
すると、ドアが開いた時のドアの後ろで隠れるキイナは、ここだと確信する。
その頃、雅は御手洗(草刈正雄)に行政解剖の結果を報告。
美由紀の遺体からわずかな皮下失血混が見られ、他殺の可能性もあるという。
御手洗はキイナなら見つけてくれると一押し。雅にも同意を求めるが、微妙。
一方、キイナとタケルは美由紀が転落した場所にやってくる。
患者たちから慕われていた美由紀だけに多くの患者が供養しに参列。
そんな中、美由紀の母(大塚良重)も現場を訪れていた。
そこで、美由紀の母は多くの人たちを救いたいと願う美由紀が、
自分の命を粗末にするはずがない、自殺ではないとキイナたちに打ち明け、
キイナたちも考えさせられた。


その後、病院内の戻るキイナたちに気づいた宮下は声をかけ、
美由紀を自殺と断定して話してくる。
しかし、キイナたちは自殺とは断定していないと否定。
そんな宮下に違和感を感じるキイナ。


その日の夜、キイナ・桜・タケルはバーでミーティング。
キイナが犯人と疑っている宮下の話しをする。
根拠は自殺と断定していないと話しただけで、誰に殺されたのか?
と聞いてきたこと。
事故の可能性もあるのにおかしいという。
そして動機は、医療ミス。
医療ミスは美由紀ではなく、宮下。
1ヶ月前から悩んでいたのは、医療ミスの隠蔽に手を貸してしまったからという。
美由紀は良心の呵責に耐え切れなくなり、告発を考えていた。
それを知った宮下は、事件が起きた日の夜、あの部屋に美由紀を呼び出し、
殺そうと考えたと推測。
すると、タケルも納得。
そこに偶然通りがかったタケルが、バンっ!止めてっ!来ないでっ!と声が聞こえ、
そんな中、宮下が美由紀を突き落とし、部屋の鍵を開けようとする音に慌てて、
咄嗟にドアの陰に身を隠し、病室の外から入ってきたかのように装って
タケルの前に現れたと話す。
キイナはタケルを宮下のアリバイにしたかったという。
辻褄が合ったことに大興奮のタケル。
そして、証明ができないため、医療ミスの証拠を抑えよう決意するキイナ。


翌日、キイナとタケルは病院のカルテを検索したが、何も手がかりが掴めず、
悪戦苦闘で落ち込んでいた。
しかし、美由紀や美由紀の母のためにも最初から考え直し、手がかりを見つけ、
早く真実に辿り着こうと決意。
そんな時、桜から病院の幽霊の噂が書かれているサイトを紹介される。
すると、そこにも美由紀が亡くなったその日の内に書き込みがされていたこと
を発見。
しかし、美由紀が働いていた青葉記念病院の幽霊の噂は、
今まで全く書き込みがなかったのに、いきなり書き込まれていた。
キイナは、突然死した患者・何かで悩んでいた美由紀・急に広まった
青葉記念病院の幽霊の噂、3つが1ヶ月前に繋がると確信。
事件の捜査で悩んでいるキイナは真一郎(塚地武雅)に幽霊について
尋ねていた。真一郎はブロッケンの妖怪、ブロッケン現象の話を持ち出し、
幽霊の正体はブロッケンの妖怪のように勘違いや思い込みで人間自身が
作りあげた創作物と話した。
真一郎のヒントのおかげでキイナは、あの病院で起きた心霊現象の解明に近づく。
大量の資料を持ち寄り、持ち前の洞察力で検索し、発見!!


翌日、警察庁でキイナは、心霊現象が解明したことを報告。
タケルが聞いたうめき声は、天井の換気ダクトによるクロス透過現象。
お経の声は、遺体保存用保冷庫のコンプレッサー音が天井や壁に反響した音。
鏡に写った霊の姿も、古い鏡で湿気の多い場所では、水分が分離して自分の姿が
二重に写って見え、幽霊と勘違いしていたと報告。
タケルも続いて、誰もいないのに肩を叩かれたことや、
勝手に電動車椅子が暴走したのも電磁波の影響と判明したことを報告。
これらの現象は、病院という特殊な環境で思い込みや恐怖心で作りあげた
心霊現象だという。
だから、美由紀の死は幽霊や自殺ではなく、殺人だったと報告。
そして犯人は、病院の幽霊の噂をホームページに書き込んで流した宮下と明かす。
しかし、証拠のカルテは書き直し、摩り替えられてなかったと話し、
皆で相談する。
そんな中、キイナは閃き、実行。
病院では看護師の2人(西尾まり)と(和希沙也)がサイトを見て
美由紀の死は自殺ではないということや、警察が証拠を掴んだと話していた。
そこに宮下が通りがかり、立ち聞きで事情を知る。
宮下は動揺しながらも慌ててサイトを検索。
書き込みを見てそれが事実と発覚し、慌てて病院を抜け出すとキイナとタケル
が待っていた。
宮下が犯罪に利用したサイトでの噂をキイナたちも利用したと話し、
書き込みを見て逃げ出そうとした宮下を追い込むが、とぼけている宮下。
わからず屋の宮下にキイナは1ヶ月前に突然死した話を持ち出し、
カルテにはメキシレチン、美由紀の使っていた手帳にはプロプラノロールと
患者投与した薬の名前がバラバラに書かれてあったことを指摘。
気管支喘息の患者にプロプラノロールを投与すると重篤な発作を起こし、
死の危険があると宮下に説明。
医療ミスを隠そうとカルテを改ざんし美由紀を殺害したとキイナは追い詰める。
すると、宮下は美由紀がミスしたから美由紀が悪い。
美由紀が告発するといわなければ、殺さずにすんだと思わず自供。
その後、美由紀、宮下が命を奪ったのはあの看護師ではなく美由紀と
いう美由紀の両親が愛情持ってつけた名前の一人の女性というキイナ。
宮下だけは、美由紀の名前を忘れないで・・と念を押す。


その後、雅は御手洗に宮下の身柄を確保したことを報告。
御手洗は、事件を解決したキイナを褒め、雅とキイナが出会えたのは
奇跡と話していた。


翌日の警視庁で、タケルは夕実とマキに幽霊はいない、科学で解明できると
話し、キイナに話しを振ると、キイナは幽霊のようなシチュエーション。
キイナの口元には血のようなものがついていて、タケルは絶叫。
そんなキイナの口元についていたのは、ただのゼリー。
夕実はタケルのビビリっぷりに引いていた。



第5話でしたが幽霊はいないってことですね!?
今回のドラマでもキイナはマシュマロ?アメちゃん?フルーツ、ゼリー?
沢山食べちゃってましたぁ〜。
しかし、いろんな怪奇現象があるんだなーと感心!!!
タケルは夕実のこと好きなのかなぁ〜!?