火曜日のドラマ 『神の雫』 『メイちゃんの執事』 『トライアングル』 の豪華な3本立て

神の雫』第5話



豊多香(古谷一行)がモナリザと表現した「第三の使徒」を当てる対決で、
雫(亀梨和也)と一青(田辺誠一)はまったく同じワイン
シャトーパルメ 00を選び、ともに間違ってしまった。
立会人のロベール(竹中直人)は2人に3日の猶予を与え、再び対決!!


藤枝(辰巳琢郎)のワインバー(モノポール)では、雫がみやび(仲里依紗)に
「第三の使徒」で豊多香の愛しき人が自分の母ではなかったことが
わかったという。雫は“ほのか”だと思い始めていた。
豊多香は自分のことをは何もいわずに遺言状だけ残し、豊多香のゲームのために
雫まで振り回している豊多香が嫌だったという。
でも、みやびは最初から豊多香のことを知らないから、使徒探しを始めると
いっていた雫の思いを教えていた。


一方、マキ(内田有紀)は霧生(戸田菜穂)に電話で雫が“ほのか”の真実を
知るのは時間の問題と話していた。雫が知ったら、ショックで闘う気がなくなる
と思うから、一青との戦いを終わりにしないかと提案していた。
豊多香にすべてを託された霧生ならそれができるという。
このまま続けていたら雫も一青も同じワインを飲んで、お互い同じ景色を見て
しまうことに疑問に思うと伝えていた。


その頃、思い出させてくれたみやびに感謝し、雫は例え引き返せない道でも
豊多香から逃げずに戦うこと決意。


翌日、太陽ビールでは、バレンタインワインフェアで雫に負けた本間(田口浩正
が河原毛(升毅)に退職願を出していた。本間は雫にフェアに負けた方が会社を
辞め、デスクをみやびに譲ると約束したのが本気だった様子。
本間が会社を辞めないように雫とみやびは止めに行くが、雫に負けたわけでは
なく、豊多香に負けたという本間。10年拘り続けたイタリアワインをより、
ど素人の雫が用意したワインが勝ったのだから、ワインの英才教育でも受けたのか
と言われてしまう。
その頃、一青はマキに愛は力強さと感じシャトーパルメ 00が「第三の使徒」の
モナリザだと判断したが違った。
だったら、「第三の使徒」は優しさと力強さの味わいの調和のとれた年の
パルメという。
複数のパルメのワインを用意していた一青は、このワインから探すだけと、
ワインをテイスティングするが、そのワインからモナリザが見えず、ショックを
受け、疑惑を招いてしまった。
愛を知らない一青は、最も愛に溢れたパルメが表現できないと感じ始めていた。
一方、雫はロベール(竹中直人)から雫の知っている豊多香は、本当の豊多香
なのか、といわれたことが気になっていた。


ロベールのところに霧生が訪れていた。
そして、霧生からマキに言われたこと聞いたロベールは、大変な役目をやることに
なったと霧生に話すが、霧生は、豊多香の意思で真実を打ち明けるのなら、尊重
するだけで2人がどうなっても構わないと話す。
そんな時、雫の姿が見えたロベールの指示で霧生は隠れ、豊多香のことで
知りたいことがあった雫はロベールのところにやってくる。
豊多香が雫に最後の最後まで何も言ってくれなかったのに、遺言状だけを
残して、雫に何をわかってほしいのかわからないと相談し、豊多香が裏切った
と思っている雫は豊多香が本当に愛していた人は、母ではなく“ほのか”と
いう女性なのかとロベールに尋ねてたが、ロベールは何も話そうとはしなかった。
雫は、ロベールにこんなことを聞いてもと謝り、諦めて帰って行こうとした時、
ロベールは声をかけ、雫が豊多香を知りたいということが1つの答えだと話す。
雫が帰ると、ロベールは豊多香、これでいいんだなとつぶやいていた。


その後、雫が太陽ビールに戻ると、みやびが待っていて、雫が使途探しを
やる気になったと知ったみやびは喜び、「第三の使徒」を探して一青をぎゃふん
といわせようと意気込む。
早速、ロベールがいっていたセパージュの罠をヒントにシャトーパルメ 95の
ワインを用意していたみやび。
しかし、そのワインは緊急事態ということで、河原毛のデスクから
持ち出したワインだと知った雫は、唖然としていた。
その頃、一青はワインを飲みながら愛を自分には見ることができない、
と戸惑っていた。
一方、雫は河原毛のシャトーパルメ 95のワインを申し訳なさそうに頂く。
テイスティングした雫は、シャトーパルメ 00とはかなり違う印象という。
すると、同じパルメでも作られた年によって味わいが違うから、セパージュの
罠が潜んでいるとみやびはアツく語る。
みやびはノート持参で調べて説明。
セパージュはワインにおける葡萄のブレンド比率だという。
シャトーパルメのワインは主に優しい味わいのメルローと、
力強い味わいのカベルネソーヴィニオンの2つの葡萄をブレンドして作るが、
それぞれの葡萄のできによって毎年ブレンドする割合を変えて作る。
シャトーパルメ 00はカベルネソーヴィニオンのできがよかったから、それを
多く使ったワインだから、力強いパルメとなった。
シャトーパルメ 95は柔和で優しいメルローを使ったから、より優しいパルメ
となったことを教え、雫は優しさのメルローと強さのカベルネソーヴィニオンの
2つがバランスよくブレンドされたパルメが、「第三の使徒」になることを
知った。しかし、特別なモナリザがなければ、遺言状の最も愛に溢れていたとは
繋がらないという。幼い頃の豊多香から無理やり見たというモナリザをみやびは
思い出してみたらヒントになると提案するが、雫は思い出せず、本当の愛を
知ることができずにいた。そんな時、ワインに拘りを持っていて彼女のことが
心底好きな本間ならわかるかもと気づくみやび。
その頃、本間は彼女との2ショット写真を見ながら彼女のことで心を痛めながら、
ワインを口にすることができずにいた。


その日の夜、みやびと雫がパルメのワインを探しにモノポールに訪れると、
セーラ(佐々木希)がたった今、飲んでしまったことを知る。
すると、みやびはセーラを敬遠しネットで探しましょうと雫を引っ張って
出て行ってしまった。
その後、再び太陽ビールに戻った雫とみやび。
ネットで雫はパルメのヴィンテージなど真剣に検索するが、みやびは爆睡。
そこへ、本間が荷物を取りに訪れるが、雫にバチバチ
荷物を纏める本間を見て、本当にイタリアワインに拘りを持っていること、
彼女のことが本当に好きだったことを確信する。
彼女が本間の気持ちを知りたかったとしたら、伝えたほうがと意見する雫。
しかし、本間は逆に素直な気持ちを伝えられているのかと発言し、
雫は困ってしまう。
そんな時、いきなり目を覚ましたみやびに声をかけ、ビックリした雫に、
豊多香に見せられた本物は、モナリザだけではなく、他にもあったのでは
という。
そして、雫にミロのヴィーナス、ゴッホのひまわり、ムンクの叫び、万里の長城
ナスカの地上絵と例えを出し豊多香と現地で見たのか確認しだし、
ワインの匂いで色々見えるのは何故か、尋ねていた。
すると、雫は、幼い頃から、豊多香から庭のハーブ、野いちご、
アカシアのような花、鉛筆、ベルト、焚き火の匂いなど、色々な匂いを
嗅がされていたという。
みやびは、熟成したワイン、独特の香りを表現する言葉だとわかり、
雫に英才教育を受けていたといい、豊多香は雫のことを本当は愛していた
ことを教える。
一方、深刻そうに悩んでいる一青のところにセーラが訪れてきた。
一青は最も愛に溢れたパルメが何も見えなくなっていたことを伝えていた。
愛を知らないという一青にワインを差し出すセーラ。
そんな時、愛を知らないわけではないことに気づき、妹のセーラが生まれた時
には・・・とセーラに問いかけ、生まれた?で反応する一青。
メルローの優しさとカベルネのような強さが、マリアージュした時に
何かが生まれるとつぶやき、
こぼしながらワインを飲んでいき、おぉぉお〜〜とおたけびを発声。
豊多香の愛しきモナリザが見えたと勝ち誇り、再び、ワインをこぼしながら
飲み干すと、フラッシュバックが起こり、一青パニック。
幼い頃の記憶が蘇り、メリーゴーランドに乗る一青、それを見守る母、
そして隣に乗っているのは・・男の人。
一青は、男の人が誰なのか思いつめていると、まぁさかっ・・と気づいた様子。


翌日の太陽ビールでは、雫とみやびは飲んでいないパルメを全部揃えるのが、
厳しいことを知る。
そんな中、本間の彼女がフランスへ旅立つという伝言が届いていたことを知り、
本間のところに、雫を含め社員みんなでそのことを報告。
更に、彼女の思いを伝えに行かせようとするが、本間は、拒否。
すると雫は、本間の言うとおり甘えていたという。
ワインに思いをぶつけて豊多香が死ぬまで言葉を交わさなかった、
でも、言葉にしないと何も伝わらない、
雫は豊多香に思いを聞きたくても聞けない、伝えたいことも伝えれないと
後悔していることをいう。
でも本間は、まだ間に合うから遠くへ行く前に思いを伝えてほしいと説得する。
拒む本間だが、皆のプッシュのおかげで成田国際空港に向かった本間。
ダッシュした本間は息切れをしながら、彼女だったたえこ(松田沙紀)に
声をかけ、気持ちを伝えようと試みた。
その瞬間、たえこのお腹に子供を宿っていることに気づき、咄嗟に言葉を変更。
結婚おめでとうございます。
そして、テヌータ・ディ・トリノーロ・パラッツィ 99のワインをプレゼント
をし、激励する。
たえこと本間は握手を交わし、フランスに行ってしまうたえこを笑顔で見送り
ながら沈痛の様子。
本間の後を追って、見ていた河原毛たちは本間のもとに行き、健闘を称え、
思いは伝わっている、と声をかけた。
本間のあげたワインの意味を知っている河原毛は、皆に教える。
たえこにあげたワインは97〜99年の3年間しか作られなかった幻のワイン。
最後のヴィンテージのイタリア・トスカーナ 
テヌータ・ディ・トリノーロ・パラッツィ 99
本間の恋愛の終始と同じ期間の思い出のワインを渡していたことを伝える。
そして、雫は思いを伝えるのが全てではなかったと、自分が誤解していたことを
本間に打ち明けた。
本間は、たえこの幸せそうな笑顔に満足し、今までもこれからも見守ることしか
できないという。
そんな時、雫は本間とたえこのおかげで力強さと優しさ、最も愛に溢れ・・の
ヒントを得て、本間に感謝し、「第三の使徒」を検索の旅に突っ走る。


雫はモノポールに行き、藤枝にパルメを入手したのか尋ねるが、
まだだといわれてしまう。
そんな時、本間の自宅のワインセラーで眠っていたというヴィンテージの
パルメを持ってみやびと本間がやってきた。
本間は失恋記念と、雫にワインをプレゼント。
貸し借りが嫌だ、これでチャラと本間。
そして雫を今まで神咲と呼んでいたのに雫と呼び、会社を辞めないことを
仄めかして、帰っていった。
雫は不安とサヨナラ。嬉しさ100倍となり、ワインを堪能し始める。
色々とテイステイングする中、これだというワインに辿り着き、
やっぱり母だったと感じた雫。豊多香の愛したモナリザは子を宿した母。
女性が最も優しく、力強く、美しい、愛に溢れる時期。
優しかったけど、体の弱かった母は・・・子を宿していたからだと確信し、
雫スマイル。
みやびは雫の母とおなかの中にいた雫を豊多香が愛していたんだと
一緒に喜んでくれた。
次の日、言葉に出さなくても伝わる思いがあることを知ったという雫は、
豊多香の墓参り。
そして、言葉は交わせないけど、豊多香のことをもっと知りたい、使徒のワインに
託して伝えたかった思いを
雫は探し続けるとお墓にいる豊多香に問いかけ、とぉーさんと呼びかけていた。


その頃、対決の日までの時間が近づいていた。
マキに時間を煽られながら、一青はもう少しで隣に乗っていた男の人が
見えるといい、ワインをテイステイングしていた。
そして、再び、幼い頃の記憶が蘇り、メリーゴーランドに乗っている一青、
それを見守る母、そして隣に乗っている謎の男の人・・・
男の顔を必死で見ようともがいている一青。
あなたが、わたしの、本当の父親・・・とその瞬間、一青は見えてしまう。
その男の人は、豊多香だった。
それに気づいた一青は引き返せない道の意味を知り、衝撃を受ける。
そんな時、雫は満面の笑みを浮かべながらお墓をあとにした。


対決の日。
神咲邸では、ロベールと霧生が2人を待っていた。
ロベールはとうとうこの日がやってきてしまったと深刻な表情。
そんな時、雫、一青、みやび、マキ4人登場。
雫と一青バチバチの中、いざ対決!!!
立会い人のロべール(竹中直人)は、2人に豊多香の後継者の資格があるのかを
見極めると告げる。
そして雫から表現することに・・・
ワイングラスを持ち、目覚めよ。バッカス!!
ワインを口にして、イメージ開始。
鮮やかで強烈な日差し。
ダ・ヴィンチのアトリエ。
ダ・ヴィンチの絵画を見る雫の隣には、うなずいて豊多香も登場し、
一緒に絵画を見つめていた。

この世には様々な愛がある。
思いをあえて口にしないことで伝わる思いけど、そこにも愛はある。
豊多香の愛しき人はとても優しい女性だった。
けど、愛しき人は突然、豊多香の前から姿を消した。
その愛しき人への愛を豊多香は1本のワインに託した。
優しき人母が子を宿し、心強さを備えた女性が最も愛に溢れ最も美しい瞬間、
その微笑。
いつまでも母子のそばで守ってあげたい。
心より思った父の愛がここにある。
父はワインで愛を伝えたかったんですと語った。
そして、豊多香の愛しき人が雫の母という雫。


続いて一青。
ワインを口にして、おたけび開始。お〜〜〜ぉっ!!
と共にイメージ。
目の前には、モナリザが登場するが、幼い頃の記憶へフラッシュバック。
メリーゴーランドには豊多香、母、一青の3人。

この世には様々な愛の表現がある。
その人の愛しき人はとても強い女性だった。
だから遠くで離れて暮らしていても思いはしっかり伝わっていると、
信じることができた。
思いはしっかりと伝わっていると信じることができた。
このモナリザは、子を宿した母。
心強気女性が、優しさを兼ね備えた。
女性の一生の中でとても愛に溢れ、輝く瞬間、
たとえ・・たとえ会えなくても遠くから、その母と子の幸せを祈っていた。
そして、豊多香の愛しき人は私の母「遠峰ほのか」と一青が答えた。


雫は衝撃的過ぎて、口開いてます。


そして、霧生が発表したワインは、2人が持参したワインと同じワイン。
シャトー・パルメ 99
ロベールは2人共正解!!!
マキは豊多香の愛した人は二人いたという。
ロベールが去ろうとすると、説明してほしいと雫は頼む。
雫は一青と血の繋がった兄弟と知り、動揺しまくり。
そして豊多香はこのことが全部知っていて養子縁組をしたのか?
本当の子供だから・・?
豊多香は何をしたいのか?
何が遺産を賭けた戦いですか?
テンパッテ質問攻撃。
豊多香は嘘をついていたことがわかり、ショックの様子。
そして皆がこんな大切なことを知っていたことに雫はエキサイト。
豊多香が何も言わずに亡くなったことに大不満で荒れ模様の雫がワインを
投げようとした瞬間、一青がパチンと顔を叩いて叱っり、
何も知らなかったのは雫だけではないといったのだった。



第5話でしたが、衝撃的でした。
本間と彼女の話も感動でしたが、
なんと言っても、一青と雫は兄弟だったわけですねっ。
雫があんなに荒れてしまうのも当然ですよね!!
なんともいえない心境で・・・感無量。