火曜日のドラマ 『メイちゃんの執事』 『トライアングル』 『神の雫』 の豪華な3本立て

メイちゃんの執事』第10話 最終回②




Sランク執事を目指してイギリスに留学すると決意した剣人(佐藤健)は、男としても執事としても
理人(水嶋ヒロ)を超えて、メイ(榮倉奈々)のことを絶対に振り向かせると宣言。
だからそれまで…あいつ、泣かしたら承知しねぇぞ!
そう告げられた理人は、言われなくてもそのつもりだよ、剣人に負ける気もないと返した。
その言葉を受け、微笑む剣人は、目を覚ませるんじゃなかった…。
そうぼやく剣人に理人も微笑み、2人は、夕日を眺めながら佇むのだった。


翌日、聖ルチア女学園では、後継者披露のセレモニーが行われた。
同じ頃、剣人は、空港でイギリス行きの飛行機の出発を待っていた。


セレモニーで桜庭(鈴木浩介)に名前を呼ばれたメイは、壇上に立って挨拶をすると、
用意されたマニュアル通りに話し始めた。
だが、メイは、途中で話すのを止めてしまう。
場内でざわめきが起き、困惑した表情をみせるメイに舞台袖にいた理人は、微笑んで頷いた。
するとメイは、マニュアルの本を閉じ、伏せておくはずだった自らの生い立ちや、
聖ルチア女学園で経験した出来事を自分の言葉で話し始める。
メイは、貧乏生活からお金持ちの世界にやってきたことを後悔していたが、
自分を支えてくれる人、クラスメイトたちのおかげで、この場所にいることが
楽しくなって乗り越えられた。
その中でメイは、父親・周太郎(橋爪淳)が言っていた普通が一番!という言葉を取り出す。
手を胸にあてながら、私も今、心からそう思います。大事な人を思ったり、
感謝したり、信じあったり、支えあったり、そのために頑張ったりすることが普通の…
一番大切なことなんだって…。
そう言ったメイは、突然頭を下げて謝った。
すると、理人は、マジックショーで騒然となる場内を沸かす。
理人は、メイを早業で制服に着替えさせたのだ。
そして、メイは、理人が差し出した手を握って会場を飛び出した。


大勢の男たちに追われるメイと理人を助けたのは、リカ(大政絢)、執事・青山(真山 明大)、
凛(忽那汐里)、執事・四谷(丸山智己)、泉(岩佐真悠子)、執事・木場(夕輝壽太)たち
クラスメイトだった。
学園内を駆け回るメイと理人に遭遇した太陽四人衆の水沢聡美(ホラン千秋)、
大地由真(臼田あさ美)、火野絵里子(山本彩乃)、風間藍(石橋菜津美)は、メイたちを
捕まえようと人を呼ぼうとするが、根津(姜暢雄)が太陽四人衆を誘惑し、それを制した。
そんな根津が太陽四人衆をある場所に連れて行くと、不二子(中別府葵)たちが取り押さえようと
待ち構えていた。
クラスメートたちに助けられながらも、メイと理人は学園の外に脱出。
そんな矢先、2人は大勢の男たちに取り巻かれ、取り押さえられてしまう。
だが、多美(谷村美月)と神田(阿部進之介)が2人を助けたのだ。
そんな多美に驚きながらも、メイと理人は、男たちから逃げ続ける。
大門(鈴木亮平)は、しつこく2人を追いかけてくる男たちに大砲のようなもので攻撃し、
2人を誘導した。
剣人の出発まで時間がなく、メイと理人は、みるく(吉田里琴)の操縦する改造ヘリコプターで
空港へと急いだ。
一方、セレモニー会場では、ローズ(堀内敬子)と桜庭が練習していたマジックを振る舞い、
メイのフォローをしていた。
同じ頃、本郷家にメイが後継者でいいのかと苦情の連絡が殺到。
対応に戸惑う右近(高木万平)や左近(高木心平)に金太郎(津川雅彦)は、
それでこそ、私の孫だと告げ、大笑いするのだった。


出発直前の剣人を捕まえることができたメイは、辛いときにずっと側にいてくれた剣人に礼を言った。
それとさ…あんたが私に言ってくれたこと…ちゃんと返事してなかったけど…。
そう言って、口ごもるメイ。
剣人は、そんなメイにデコピンしていつもの調子でからかうと、戻ってきてからでいい。
もう一度自分の気持ちを伝えるから…。
俺の気持ちは変わんないけど、メイの気持ちが変わるかもしれないから…と告げる。
剣人は、理人と拳をぶつけ合うと、そのまま振り返らずにガッツポーズを掲げ、旅立った。


時は流れ、メイたちは進級。メイは、剣人に手紙を書いた。みるくが太陽<ソーレ>ランクになったこと、
うどんを作ることに凝ったリカがうどんコンテスト出場すること、不二子が根津の浮気したと騒ぐ中、
凛たちが2人を占って、更に大混乱になったこと、新しいルチアには泉が選ばれたこと、
みんなが信頼し合う執事とともに元気に過ごしていること、そして詩織(山田優)も、忍(向井理)と
一緒に少しずつ元気になっていることを書いた。
そんなメイを見守っていた理人は、自分の思いを言葉にして伝えた。
メイが、自分以外の誰かを見ているのは辛いからだという。
ですから、目をそらさないでください!
そう言って理人は、メイの側に近寄り、静かにキスをした。
そして、理人は、内緒ですよ。お嬢様と執事の恋愛は禁止ですので…。
呆然としながら、メイは、理人の言葉に小さく頷いた。
そこに、やってきたクラスの仲間たちが、理人とメイのようすがどこかおかしいことに気づく。
動揺しながらも、メイは仲間たちに否定する。
だが、多美と神田は、全て見ていたらしく、その出来事を暴露しようとした。
メイと理人は、必死になって2人を制した。
仲間たちに取り囲まれたメイは、必死になって何もなかったと否定。
そんな2人の真相は仲間たちには、秘密…。





最終回でしたが、理人とメイは、学園の掟を破り、恋愛をしてしまったんですね。
剣人の旅立ちは、かっこよかったけど、メイは、剣人ではなく、理人と…。
そして、詩織と忍は、結婚したのかな??
忍の思いが詩織に伝わったってことですね…お幸せに。
お嬢様の世界にきてからメイは、いろんなことがあったけど、クラスメートたちや執事たちとも
打ち解け、理人と結ばれた??
いろんな壁にぶつかってきたけど、メイは、その仲間たちと乗り越え、理人とも…。
でも、掟破りの恋愛って燃えそう…。
見る者を魅了するドラマだったと思います。